ULNへの登録

Kspliceを使用して自動更新を適用するには、システムにインターネットへのアクセス権があり、ULNに登録されている必要があります。

Kspliceオフライン・クライアントを使用するように構成されたシステムは、自動更新を受信するためにローカルULNミラーにアクセスできる必要があります。手順は、オフライン・クライアント用のローカルKspliceミラーの構成を参照してください。

OCI内で稼働しているシステムの要件は次のとおりです:

  • Kspliceオンライン・クライアントを使用するように構成されたインスタンスの場合、これらのインスタンスはKspliceサーバーおよびすべてのKsplice更新への自動アクセス用に事前構成されているため、システムをULNに登録する必要はありません(Kspliceオンライン・クライアントとオフライン・クライアントの両方に適用されます)。

  • Kspliceオフライン・クライアントを使用するように構成されたインスタンスの場合、自動更新を受信するためにローカルULNミラーを構成する必要はありません。

OCI内で稼働しているシステムでの自動Ksplice更新の受信の詳細は、「Oracle Cloud Infrastructure Kspliceサポート」を参照してください。

Oracle Linux 7を実行している場合のULNへのシステムの登録の詳細は、『Oracle Linux Unbreakable Linux Networkユーザーズ・ガイドfor Oracle Linux 6 and Oracle Linux 7』を参照してください。

Oracle Linux 8またはOracle Linux 9を実行している場合は、『Oracle Linux: Oracle Linuxでのソフトウェアの管理』を参照してください。

登録後、yumまたはdnfコマンドを使用して、ULN上のKsplice for Oracle LinuxチャネルからKsplice拡張クライアント・ソフトウェアまたはKsplice Uptrackクライアント・ソフトウェアをインストールできます。インストール後、Kspliceクライアントに識別キーが割り当てられ、これによりクライアントがアカウントのカスタマ・サポートID (CSI)に関連付けられます。Ksplice Uptrackサーバーから更新を自動的に受信するようにシステムを構成できます。

自動登録

次のいずれかを保有している場合、アカウントはKsplice Uptrackサーバーを使用するように自動的に登録されます。

  • Oracle Linux Premierサポート・サブスクリプション
  • Premier Limitedサポート・サブスクリプション
  • Oracle Premier Support for Systems and Operating Systemsサブスクリプション
  • OCI内で稼働するシステム

Ksplice Uptrack Webインタフェースへのアクセス

アカウントに有効なCSIがある場合は、Oracleアカウントの資格証明を使用して、https://status-ksplice.oracle.com/status/settingsにあるKsplice UptrackサーバーのWebインタフェースにサインインできます。サーバーにサインインすると、登録済システムのステータス、すでに適用されているパッチおよび使用可能なパッチを表示できます。登録されているシステムのアクセス制御グループを作成することもできます。