Yumリポジトリの有効化

システムがULNにサブスクライブされておらず、Oracle KVMスタックを使用する場合は、仮想化パッケージをインストールする前に、適切なyumリポジトリを有効にする必要があります。詳細は、次の項を参照してください。

ノート:

デフォルトのKVMスタックはコア・システム・リポジトリで使用でき、他のリポジトリを有効にせずにインストールできます。Oracle KVMスタックがすでにインストールされていて、KVMスタックを切り替える場合は、「KVMスタックの切替え」を参照してください。

Oracle Linux 9: Yumリポジトリの有効化

デフォルトのKVMスタックは、Oracle Linux 7システムの標準のyumリポジトリで使用できます。Oracle KVMスタックを使用するには、仮想化パッケージをインストールする前にol9_kvm_utils yumリポジトリを有効にする必要があります。
前提条件

手順

  1. リリース・パッケージをインストールまたは更新します:
    sudo dnf install -y oraclelinux-release-el9
  2. dnf config-managerコマンドを実行して、Oracle Linux 9のyumリポジトリを有効にします:
    sudo dnf config-manager --enable ol9_kvm_utils
  3. 仮想化パッケージのインストールに関するトピック(「仮想化パッケージのインストール」)に進みます。

Oracle Linux 8: Yumリポジトリの有効化

デフォルトのKVMスタックは、Oracle Linux 8システムの標準のyumリポジトリのアプリケーション・ストリーム・モジュールとして使用できます。いずれかのOracle KVMスタックを使用するには、選択した仮想化アプリケーション・ストリーム・モジュールをインストールする前に、ol8_kvm_appstream yumリポジトリを有効にする必要があります。
前提条件

手順

ol8_kvm_appstreamリポジトリを有効にするには、次の手順に従います。

  1. リリース・パッケージをインストールまたは更新します:
    sudo dnf install -y oraclelinux-release-el8
  2. dnf config-managerコマンドを実行して、Oracle Linux 8のyumリポジトリを有効にします:
    sudo dnf config-manager --enable ol8_kvm_appstream
  3. Oracle Linux 8 KVM AppStreamリポジトリを有効にしたら、仮想化パッケージのインストールに関するトピックに進みます(「仮想化パッケージのインストール」)。

Oracle Linux 7: Yumリポジトリの有効化

デフォルトのKVMスタックは、Oracle Linux 7システムの標準のyumリポジトリで使用できます。Oracle KVMスタックを使用するには、仮想化パッケージをインストールする前にol7_kvm_utils yumリポジトリを有効にする必要があります。
前提条件

手順

Oracle linuxリポジトリを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. リリース・パッケージをインストールまたは更新します:
    sudo yum install -y oraclelinux-release-el7
  2. 次のいずれかを実行して、ol7_kvm_utils yumリポジトリを有効にします:
    • /etc/yum.repos.d/virt-ol7.repoのリポジトリ構成ファイルを編集し、enabledオプションを1に設定します:
      [ol7_kvm_utils]
      name=Oracle Linux $releasever KVM Utilities ($basearch)
      baseurl=https://yum$ociregion.$ocidomain/repo/OracleLinux/OL7/kvm/utils/$basearch/
      gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-oracle
      gpgcheck=1
      enabled=1
    • yum-utilsパッケージがインストールされている場合は、yum-config-managerコマンドを使用します。
      次に例を示します:
      sudo yum-config-manager --enable ol7_kvm_utils
  3. (オプション) yumが特定のリポジトリから不要なパッケージ・バージョンをインストールしないようにするには、yum-config-managerコマンドを使用して除外オプションを設定します。
    たとえば、yumがol7_developer_EPELリポジトリに含まれる不要な仮想化パッケージをインストールしないようにするには、次のように入力します:
    sudo yum-config-manager --setopt="ol7_developer_EPEL.exclude=libvirt* qemu*" --save
  4. 仮想化パッケージのインストールに関するトピック(「仮想化パッケージのインストール」)に進みます。