1 リリース・ノート
警告:
Oracle Linux 7は現在延長サポート中です。詳細は、Oracle Linux拡張サポートおよびOracleオープン・ソース・サポート・ポリシーを参照してください。
できるだけ早くアプリケーションとデータをOracle Linux 8またはOracle Linux 9に移行してください。
このソフトウェア・コレクション・ライブラリは、現在、Oracle Linux 7 (x86_64)用に提供されており、Oracle Linux Premier Supportをご利用のお客様向けにサポートが提供されています。なお、完全版のSoftware Collection Library for Oracle Linux 7 (x86_64プラットフォーム用)のサブセットを、64ビットのArm (aarch64)プラットフォーム用にも使用できます。詳細は、「Oracle Linux 7 (aarch64)用ソフトウェア・コレクション・ライブラリ」を参照してください。
Oracle Linux 8では、アプリケーション・ストリームの形式で同様のコンポーネントが提供されます。詳細は、Oracle Linux: Oracle Linuxでのソフトウェアの管理を参照してください。
Software Collection Library for Oracle Linuxについて
ソフトウェア・コレクション・ライブラリを使用すると、システムに同じソフトウェアの異なる複数のバージョンを同時にインストールして使用できます。ソフトウェア・コレクションは主に開発環境を対象としており、開発環境では多くの場合、最新の機能にアクセスするためにPerl、PHP、Pythonなどの最新バージョンのソフトウェア・コンポーネントが必要となりますが、これらのコンポーネントの異なるバージョンに依存するシステム上で他のプロセスを中断するリスクは避ける必要があります。ソフトウェア・コレクション・ライブラリsclユーティリティを使用して、/opt/rh
ディレクトリ階層の下にインストールしたソフトウェア・コレクションから開発者ツールを実行します。sclユーティリティにより、これらのツールの実行による影響が、インストールしてある同じソフトウェア・ユーティリティの他のバージョンから分離されます。
ソフトウェア・コレクション・ライブラリのバージョン3.8は、以前のリリースのソフトウェア・コレクション・ライブラリに代わるものです。このバージョンには、以前のリリースにあったすべてのソフトウェア・コレクション、およびいくつかのパッケージ更新が含まれており、以前のリリースになかったソフトウェア・コレクションが追加されています。
アップストリーム・リリースとの相違点
Oracleバージョンのソフトウェア・コレクションとアップストリーム・リリースの間にはわずかな相違点があります。
次の変更点があります。
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Oracle Linux GPGキーの追加
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MariaDB、MongoDB、MySQL、PostgreSQLおよびThermostatソフトウェア・コレクションの削除
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rhscl-dockerfiles
パッケージの削除 -
商標の変更
入手可能なソフトウェア・コレクション
次のソフトウェア・コレクションは、Unbreakable Linux Network (ULN)上の、Oracle Linux 7のSoftwareCollections
チャネル、およびOracle Linux yumサーバー上の、Oracle Linux 7のsoftware_collections
リポジトリにあります。
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devassist09
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DevAssistant 0.9.3は、C、C++、JavaおよびPythonプログラム言語を使用するプロジェクトの開発環境の作成および構成に役立ちます。DevAssistantはモジュラ・アーキテクチャを採用しているため、多くの言語、フレームワークおよびツールと連携できるように変更可能です。
詳細は、https://devassistant.github.ioを参照してください。
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devtoolset-3
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このDeveloper Toolsetは、開発ツール、デバッグ・ツールおよびパフォーマンス・モニタリング・ツールからなります。これらには、最新バージョンのGNUコンパイラ・コレクション、GNUデバッガおよびEclipse開発プラットフォームなどがあります。
詳細は、https://gcc.gnu.org/、https://www.gnu.org/software/gdb/およびhttps://www.eclipse.org/を参照してください。
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devtoolset-4
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このDeveloper Toolsetは、開発ツール、デバッグ・ツールおよびパフォーマンス・モニタリング・ツールからなります。これらには、最新バージョンのGNUコンパイラ・コレクション、GNUデバッガおよびEclipse開発プラットフォームなどがあります。
詳細は、https://gcc.gnu.org/、https://www.gnu.org/software/gdb/およびhttps://www.eclipse.org/を参照してください。
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devtoolset-6
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このDeveloper Toolsetには、開発ツール、デバッグ・ツールおよびパフォーマンス・モニタリング・ツールが含まれています。これらには、最新バージョンのGNUコンパイラ・コレクションやGNUデバッガなどがあります。なお、Eclipse開発プラットフォームはこのコレクションの一部としては入手できなくなりましたが、
rh-eclipse46
コレクションを別個にインストールできます。Developer Toolsetバージョン6.1には、アップグレードされた次のコンポーネントが含まれています。
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GCCがバージョン6.3.1に更新されました。
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elfutils
がバージョン0.168に更新されました。 -
GDBがバージョン7.12.1に更新されました。
ltrace
には不具合の修正のための更新もありました。詳細は、https://gcc.gnu.org/およびhttps://www.gnu.org/software/gdb/を参照してください。
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devtoolset-7
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このDeveloper Toolsetには、開発ツール、デバッグ・ツールおよびパフォーマンス・モニタリング・ツールが含まれています。これらには、最新バージョンのGNUコンパイラ・コレクションやGNUデバッガなどがあります。
Developer Toolsetバージョン7.0には、アップグレードされた次のコンポーネントが含まれています。
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GCC
がバージョン7.3.1に更新されました。 -
binutils
がバージョン2.28に更新されました。 -
elfutils
がバージョン0.170に更新されました。 -
make
がバージョン4.2.1に更新されました。 -
GDB
がバージョン8.0.1に更新されました。 -
strace
がバージョン4.17に更新されました。 -
SystemTap
がバージョン3.1に更新されました。 -
Valgrind
がバージョン3.13.0に更新されました。 -
OProfile
がバージョン1.2.0に更新されました。 -
Dyninst
がバージョン9.3.2に更新されました。
詳細は、https://gcc.gnu.org/およびhttps://www.gnu.org/software/gdb/を参照してください。
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devtoolset-8
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このDeveloper Toolsetには、開発ツール、デバッグ・ツールおよびパフォーマンス・モニタリング・ツールが含まれています。これらには、最新バージョンのGNUコンパイラ・コレクションやGNUデバッガなどがあります。
Developer Toolsetバージョン8.1には、アップグレードされた次のコンポーネントが含まれています。
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GCC
がバージョン8.2.1に更新されました。 -
GDB
がバージョン8.2に更新されました。 -
binutils
がバージョン2.30に更新されました。 -
elfutils
がバージョン0.176に更新されました。 -
strace
がバージョン4.24に更新されました。 -
SystemTap
がバージョン3.3に更新されました。 -
Valgrind
がバージョン3.14.0に更新されました。 -
OProfile
がバージョン1.3.0に更新されました。
詳細は、https://gcc.gnu.org/およびhttps://www.gnu.org/software/gdb/を参照してください。
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devtoolset-9
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このDeveloper Toolsetには、開発ツール、デバッグ・ツールおよびパフォーマンス・モニタリング・ツールが含まれています。これらには、最新バージョンのGNUコンパイラ・コレクションやGNUデバッガなどがあります。
Developer Toolsetバージョン9.1には、アップグレードされた次のコンポーネントが含まれています。
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GCC
がバージョン9.3.1に更新されました。 -
GDB
がバージョン8.3に更新されました。 -
make
がバージョン4.2.1に更新されました。 -
binutils
がバージョン2.32に更新されました。 -
strace
がバージョン5.1に更新されました。 -
ltrace
がバージョン0.7.91に更新されました。 -
SystemTap
がバージョン4.1に更新されました。 -
Valgrind
がバージョン3.15.0に更新されました。 -
Dyninst
がバージョン10.1.0に更新されました。
詳細は、https://gcc.gnu.org/およびhttps://www.gnu.org/software/gdb/を参照してください。
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devtoolset-10
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このDeveloper Toolsetには、開発ツール、デバッグ・ツールおよびパフォーマンス・モニタリング・ツールが含まれています。これらには、最新バージョンのGNUコンパイラ・コレクションやGNUデバッガなどがあります。
Developer Toolsetバージョン10.1には、アップグレードされた次のコンポーネントが含まれています。
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Dyninst
がバージョン10.2.1に更新されました。 -
elfutils
がバージョン0.182に更新されました。 -
SystemTap
がバージョン4.4に更新されました。
詳細は、https://gcc.gnu.org/およびhttps://www.gnu.org/software/gdb/を参照してください。
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devtoolset-11
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このDeveloper Toolsetには、開発ツール、デバッグ・ツールおよびパフォーマンス・モニタリング・ツールが含まれています。これらには、最新バージョンのGNUコンパイラ・コレクションやGNUデバッガなどがあります。
Developer Toolsetバージョン11.0には、アップグレードされた次のコンポーネントが含まれています。
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GCC
がバージョン11.2.1に更新されました。 -
binutils
がバージョン2.36.1に更新されました。 -
elfutils
がバージョン0.185に更新されました。 -
dwz
がバージョン0.14に更新されました。 -
GDB
がバージョン10.2に更新されました。 -
strace
がバージョン5.13に更新されました。 -
SystemTap
がバージョン4.5に更新されました。 -
Valgrind
がバージョン3.17.0に更新されました。 -
Dyninst
がバージョン11.0.0に更新されました。 -
make
がバージョン4.3に更新されました。 -
annobin
がバージョン9.82に更新されました。
詳細は、https://gcc.gnu.org/およびhttps://www.gnu.org/software/gdb/を参照してください。
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git19
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Git 1.9.4は、分散アーキテクチャ上に構築されており、高いパフォーマンスとデータ整合性、および非線形の分散型ワーク・フローのサポートを重視する分散型リビジョン管理システムを提供します。
詳細は、https://git-scm.com/を参照してください。
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httpd24
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Apache HTTP Serverにより、パフォーマンスを向上させるためのイベントベースの処理、FastCGI、改善されたSSLモジュール、および
mod_auth_kerb
モジュールが実装されます。httpd24
ソフトウェア・コレクションでは、このソフトウェアのバージョン2.4.34が提供されます。このリリースでは、旧バージョンからの多くの不具合修正、セキュリティ修正および拡張が含まれ、SSL/TLSが改善され、自動証明書管理環境(ACME)証明書発行および管理プロトコルのバージョン2がサポートされています。詳細は、https://httpd.apache.org/docs/2.4/を参照してください。
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maven30
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Maven 3.0.5は、Javaプロジェクトのビルド、ドキュメントおよびレポートを管理するためのツールです。
詳細は、https://maven.apache.org/を参照してください。
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nginx16
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NGINX 1.6.2は、Webサーバーとプロキシ・サーバーを組み合せたものであり、メモリーに過剰な要求をすることなく並行性とパフォーマンスを向上させるように設計されています。サポートされている機能としては、SSL検証機能拡張、改善されたロギング・オプション、スレッド・プーリングおよびハッシュ・ロード・バランシングがあります。
詳細は、https://nginx.org/を参照してください。
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nodejs010
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Node.js 0.10は、コードを共有および再利用するための
npm
を含むプログラミング・プラットフォームです。このソフトウェア・コレクションは、v8314
によってV8 JavaScriptエンジンが実装されている必要があります。詳細は、https://nodejs.org/en/を参照してください。
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perl516
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Perl 5.16.3は、より優れたパフォーマンス、新しいデバッグ機能、強化されたUnicodeサポート、改善されたMySQLおよびPostgreSQLとの相互運用性、および
httpd24
で使用するmod_perl
とperl-DateTime
の各モジュールを提供します。詳細は、https://www.perl.org/およびhttps://perldoc.perl.org/を参照してください。
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php54
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PHP 5.4.40は、PEAR 1.9.4、言語とインタフェースの様々な改善、さらにAPC、memcacheおよびZend OPcacheの各拡張機能を提供します。
詳細は、https://www.php.net/を参照してください。
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php55
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PHP 5.5.21は、例外処理、ジェネレータおよびZend OPcacheを向上させるために強化された言語機能を持ち、memcacheおよびmongodbの各拡張機能も備えています。
詳細は、https://www.php.net/を参照してください。
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python27
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Python 2.7.18では、ユーティリティが多数追加され、新しい順序付き辞書型が含まれ、I/Oがより高速になり、Python 3との上位互換性が向上しています。また、Python 2.7.8インタプリタ、
httpd24
で使用するWebプログラミング拡張機能ライブラリおよびmod_wsgi
、PostgreSQLコネクタ、さらに科学技術アプリケーション用のnumpy
およびscipy
の各モジュールが含まれます。このリリースでは、
python27-python-pymongo
パッケージがバージョン3.2.1に更新されました。このバージョンは以前出荷されたバージョン2.5.2と完全には互換性がないことに注意してください。詳細は、https://www.python.org/を参照してください。
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python33
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Python 3.3.2には、Python 3.3.2インタプリタ、
httpd24
で使用するWebプログラミング拡張機能ライブラリとmod_wsgi
、MySQLおよびPostgreSQLコネクタが含まれています。科学技術アプリケーション用のnumpy
モジュールとscipy
モジュールも含まれています。詳細は、https://www.python.org/を参照してください。
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rh-eclipse46
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rh-eclipse46
ソフトウェア・コレクションは統合開発環境です。以前のリリースのEclipseは、Developer Toolsetコレクションの一部として入手できました。このリリースでは、rh-java-common
コレクションに依存する独立したソフトウェア・コレクションが提供されます。このリリースでは、
rh-eclipse46
コレクションはバージョン4.6.3であり、これは、Eclipse FoundationのNeonリリース・トレインに基づいています。このコレクションのこのバージョンでは、いくつかの不具合が修正されており、次の新しいプラグインが提供されます。
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m2e
プラグインにより、mavenベースのプロジェクトの開発がサポートされるようになります。 -
TestNG
プラグインにより、TestNG
フレームワークの使用によるテストの書込みおよび実行がサポートされるようになります。
その他ほとんどのプラグインに、アップストリームの不具合を修正するための増分更新が適用されています。
詳細は、https://www.eclipse.org//を参照してください。
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rh-git29
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Git 2.9.3リビジョン管理システムは、ファイル内の変更を追跡するためや、分散環境内の複数のコントリビュータ間で作業を調整するために使用されます。
詳細は、https://git-scm.com/を参照してください。
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rh-git218
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Git 2.18.4リビジョン管理システムは、ファイル内の変更を追跡するためや、分散環境内の複数のコントリビュータ間で作業を調整するために使用されます。このコレクションには、いくつかの不具合修正と、
rh-git29
ソフトウェア・コレクション上で改善されている機能が含まれています。このバージョンには、Large File Storage (LFS)拡張機能が含まれています。詳細は、https://git-scm.com/を参照してください。
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rh-git227
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Git 2.27.0リリースは、分散アーキテクチャを備えた分散リビジョン管理システムです。このバージョンには、次のような多数の機能拡張が導入されています。
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gitチェックアウト・コマンドは、git switchとgit restoreに分割されています。
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git rebaseコマンドの動作が変更されました。
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Git Large File Storage (LFS)がバージョン2.11.0に更新されています。
詳細は、https://git-scm.com/を参照してください。
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rh-haproxy18
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HAProxy 1.8.24プロキシ・ソフトウェアでは、Transmission Control Protocol (TCP)リクエストをプロキシし、コンテンツベースの切替え、サーバー・ロード・バランシング、TCPトラフィック規制およびモニタリング、およびHTTP圧縮などの様々な関連機能を実行できるメカニズムが提供されます。
詳細は、https://cbonte.github.io/haproxy-dconv/を参照してください。
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rh-java-common
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rh-java-common
ソフトウェア・コレクションでは、他のソフトウェア・コレクションで使用される共通のJavaライブラリおよびツールが提供されます。これは、通常はこれらのコレクションの依存関係としてインストールされます。このリリースでは、
rh-java-common
コレクションが更新され、依存コンポーネント内の変更点に合わせて拡張されています。 -
rh-maven33
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Apache Maven 3.3.9は、Javaプロジェクトのビルドおよび管理に使用するツールです。このソフトウェアでは、Java開発を容易にし、Javaベースのプロジェクトの理解を助ける、統一されたビルド・システムへの単一のインタフェースが提供されます。
なお、このバージョンの
rh-maven33
ソフトウェア・コレクションには、いくつかの不具合修正も含まれています。詳細は、https://maven.apache.org/docs/3.3.9/release-notes.htmlを参照してください。
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rh-maven35
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Apache Maven 3.5.0は、Javaプロジェクトのビルドおよび管理に使用するツールです。このソフトウェアでは、Java開発を容易にし、Javaベースのプロジェクトの理解を助ける、統一されたビルド・システムへの単一のインタフェースが提供されます。
このバージョンの
rh-maven35
ソフトウェア・コレクションには、不具合修正と、コンソールの色出力やその他の改善などの機能拡張がいくつか含まれています。詳細は、https://maven.apache.org/docs/3.5.0/release-notes.htmlを参照してください。
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rh-maven36
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Apache Maven 3.6.1は、Javaプロジェクトのビルドおよび管理に使用するツールです。このソフトウェアでは、Java開発を容易にし、Javaベースのプロジェクトの理解を助ける、統一されたビルド・システムへの単一のインタフェースが提供されます。
このバージョンの
rh-maven36
ソフトウェア・コレクションには、いくつかの不具合修正およびパフォーマンス拡張も含まれています。詳細は、https://maven.apache.org/docs/3.6.1/release-notes.htmlを参照してください。
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rh-nginx18
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NGINX 1.8.1は、Webサーバーとプロキシ・サーバーを組み合せたものであり、メモリーに過剰な要求をすることなく並行性とパフォーマンスを向上させるように設計されています。新しくなった機能としては、SSL検証機能拡張、改善されたロギング・オプション、スレッド・プーリングおよびハッシュ・ロード・バランシングがあります。
詳細は、https://nginx.org/を参照してください。
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rh-nginx110
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NGINX 1.10.2では、動的モジュールのサポート、HTTP/2のサポート、パフォーマンス改善などの多数の機能が提供されます。
rh-nginx110
コレクションではPhusion Passengerとの統合はサポートされていないことに注意してください。Passengerに対応しているNGINXが必要な場合は、引き続きrh-nginx18
を使用してください。これにより、NGINXバージョン1.8が提供されます。rh-nginx110
ソフトウェア・コレクションでは、rh-perl524
ソフトウェア・コレクションと組み合せることで、オプションでPerlをサポートできます。Perlハンドラを構成し、SSIスクリプトからPerl関数をコールするには、rh-nginx110-nginx-mod-http-perl
パッケージをインストールします。詳細は、https://nginx.org/を参照してください。
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rh-nginx112
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NGINX 1.12.1では、IP透過性やTCP/UDPロード・バランシングなどの様々な機能が提供され、キャッシュ機能が拡張され、複数の各種SSL証明書がサポートされています。このリリースには、他にも多くの機能拡張や機能があります。詳細は、アップストリームのドキュメントを参照してください。
rh-nginx110
コレクションではPhusion Passengerとの統合はサポートされていないことに注意してください。Passengerに対応しているNGINXが必要な場合は、引き続きrh-nginx18
を使用してください。これにより、NGINXバージョン1.8が提供されます。rh-nginx110
ソフトウェア・コレクションでは、rh-perl524
ソフトウェア・コレクションと組み合せることで、オプションでPerlがサポートされます。Perlハンドラを構成し、SSIスクリプトからPerl関数をコールするには、rh-nginx110-nginx-mod-http-perl
パッケージをインストールします。詳細は、https://nginx.org/を参照してください。
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rh-nginx114
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NGINX 1.14.1では、ミラー・モジュール、gRPCプロキシ・モジュール、HTTP/2サーバー・プッシュ機能などの多数の機能が提供され、vim構文強調表示スクリプトが改善されています。
詳細は、https://nginx.org/を参照してください。
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rh-nginx116
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NGINX 1.16.1では、多数の新機能が用意されており、TLS証明書処理が改善され、ロード・バランシング・アルゴリズムが追加され、UDPプロキシ処理が改善されています。
詳細は、https://nginx.org/を参照してください。
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rh-nginx118
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NGINX 1.18.0は、高い並行性とパフォーマンス、および低いメモリー使用率を重視したWebおよびプロキシ・サーバーです。このバージョンには、HTTPリクエスト率および接続制限の改善に加え、新しい
auth_delay
ディレクティブが含まれています。新しい変数のサポートも複数のディレクティブに追加されました。詳細は、https://nginx.org/を参照してください。
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rh-nginx120
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NGINX 1.20.1は、高い並行性とパフォーマンス、および低いメモリー使用率を重視したWebおよびプロキシ・サーバーです。このバージョンでは、オンライン証明書ステータス・プロトコル(OCSP)によるSSL証明書検証などの多数の新機能が提供され、HTTP/2およびキャッシュ管理の構成設定が追加されています。
詳細は、https://nginx.org/を参照してください。
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rh-nodejs4
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Node.js 4.6.2は、コードを共有および再利用するための
npm
を含む、JavaScriptプログラミング・プラットフォームです。このソフトウェア・コレクションは、v8314
によってV8 JavaScriptエンジンが実装されている必要があります。詳細は、https://nodejs.org/en/を参照してください。
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rh-nodejs6
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Node.js 6.11.3は、
npm 3.10.9
を含むJavaScriptプログラミング・プラットフォームです。このバージョンには、様々な不具合修正も含まれています。詳細は、https://nodejs.org/en/を参照してください。
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rh-nodejs8
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Node.js 8.11.4は、コードを共有および再利用するための
npm
を含む、JavaScriptプログラミング・プラットフォームです。このリリースでは、async_hooks
モジュール、およびN-APIの実験的サポートとHTTP/2の完全サポートが導入されています。このソフトウェア・コレクションではV8 JavaScriptエンジン・バージョン6.0が使用され、それはこのコレクションに含まれています。このリリースでは、以前のNode.jsコレクションで必要だった
v8314
への依存関係が削除されています。詳細は、https://nodejs.org/en/を参照してください。
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rh-nodejs10
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Node.js 10.21.0は、コードを共有および再利用するための
npm
を含む、JavaScriptプログラミング・プラットフォームです。このリリースでは、N-APIの完全サポートが提供され、安定性が改善され、セキュリティが強化されています。このソフトウェア・コレクションではV8 JavaScriptエンジン・バージョン6.6が使用され、それはこのコレクションに含まれています。
詳細は、https://nodejs.org/en/を参照してください。
-
rh-nodejs12
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Node.js 12.22.5は、コードを共有および再利用するための
npm
を含む、JavaScriptプログラミング・プラットフォームです。このリリースでは、ECMAScript 2015 (ES6)モジュールのサポートが導入され、ネイティブ・モジュールのサポートが改善され、一部のパフォーマンスが向上しています。このソフトウェア・コレクションではV8 JavaScriptエンジン・バージョン7.6が使用され、それはこのコレクションに含まれています。
詳細は、https://nodejs.org/en/を参照してください。
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rh-nodejs14
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Node.js 14.17.5は、V8バージョン8.3、新しい実験的なWebAssembly System Interface (WASI)および新しい実験的なAsync Local Storage APIが含まれているNode.jsリリースです。
詳細は、https://nodejs.org/en/を参照してください。
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rh-passenger40
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Phusion Passenger 4.0.50は、高速で堅牢かつ軽量なWebアプリケーション・サーバーであり、PythonまたはRubyで記述されたアプリケーションと組み合せて使用するように設計されています。このソフトウェア・コレクションは、通常は、他の複数のソフトウェア・コレクション(様々なPython、RubyまたはRuby on Railsコレクションなど)、およびNGINXやApache HTTP ServerなどのWebサーバーと組み合せて使用します。
詳細は、https://www.phusionpassenger.com/を参照してください。
-
rh-perl520
-
Perl 5.20.1には、スクリプトおよびユーティリティが追加されており、MySQL用およびPostgreSQL用のデータベース・コネクタも含まれています。含まれているその他のコンポーネントは、
DateTime
モジュール、およびhttpd24
コレクションでサポートされているmod_perl
Apacheモジュールです。詳細は、https://www.perl.org/を参照してください。
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rh-perl524
-
Perl 5.24.0には、スクリプトおよびユーティリティが追加されており、MySQL用およびPostgreSQL用のデータベース・コネクタも含まれています。含まれているその他のコンポーネントは、
DateTime
モジュール、およびhttpd24
コレクションでサポートされているmod_perl
Apacheモジュールです。詳細は、https://www.perl.org/を参照してください。
-
rh-perl526
-
Perl 5.26.3には、セキュリティ改善、不具合修正および機能拡張がいくつか含まれています。機能拡張には、
@INC
モジュール検索パスから現在のディレクトリを削除するための変更、do
文の非推奨、正規表現パターン形成の厳密化、およびUnicode 9.0のサポートが含まれます。rh-perl526-perl
パッケージでは、rh-perl526-perl-interpreter
パッケージで提供されるインタプリタとともに、コア・モジュールがインストールされます。なお、以前のリリースでは基本perl
パッケージにコア・モジュールが含まれていなかったため、これは以前のリリースからの動作変更です。詳細は、https://www.perl.org/を参照してください。
-
rh-perl530
-
Perl 5.30.1には、セキュリティ改善、不具合修正および機能拡張が含まれています。なお、特定の言語の機能は、このバージョンのPerlでは非推奨になったか削除されました。また、
rh-perl530-perl-CGI
パッケージがrh-perl530
ソフトウェア・コレクションに追加されています。rh-perl530-perl-CGI
パッケージには、Common Gateway Interface (CGI)を実装して、Perl言語で記述されたスクリプトを実行できるようにするPerlモジュールが含まれています。注目に値するその他の変更点を次に示します。
-
Math::BigInt::CalcEmu
、arybase
およびB::Debug
モジュール、ならびに:locked
および:uniq
属性が削除されました。 -
ファイル記述子は
close-on-exec
フラグで開きます。 -
サブルーチン属性はサブルーチン署名の前に置く必要があります。
-
pack()
関数で、正しくないUTF-8形式が返されなくなりました。 -
:utf8
ハンドルでsysread()
およびsyswrite()
関数を使用すると、致命的エラーが返されます。 -
Unicode 12.1がサポートされるようになりました。
-
値が
IV_MAX
より大きいUnicodeコード・ポイントは許可されなくなりました。 -
次のものは許可されなくなくなりました。カンマを使用しない変数リスト書式、むき出しの
<<
ヒアドキュメント演算子、正規表現パターンでのエスケープなしの左中カッコ({
)文字の以前非推奨だった特定の使用方法、sort
アルゴリズムを指定するためのsort
プラグマ、$*
変数および$#
変数の使用、およびfalse条件分岐でのmy()
関数の使用による変数の宣言。
rh-perl530-perl
パッケージでは、rh-perl530-perl-interpreter
パッケージで提供されるインタプリタとともに、コア・モジュールがインストールされます。詳細は、https://www.perl.org/を参照してください。
-
-
rh-php56
-
PHP 5.6.25 (PEAR 1.9.5を含む)。定数式の言語機能、可変個引数の関数、引数のアンパックおよび対話型デバッグが拡張されました。memcache、mongodbおよびXDebug拡張機能も含まれています。
詳細は、https://www.php.net/を参照してください。
-
rh-php70
-
PHP 7.0.27 (PEAR 1.10を含む)。言語機能が拡張され、パフォーマンスが向上しました。
詳細は、https://www.php.net/を参照してください。
-
rh-php71
-
PHP 7.1.8 (PEAR 1.10.4およびAPCu拡張機能バージョン5.1.8を含む)。このリリースでは、多数の不具合が修正されており、パフォーマンスが向上しています。
詳細は、https://www.php.net/を参照してください。
-
rh-php72
-
PHP 7.2.24 (PEAR 1.10.5およびAPCu拡張機能バージョン5.1.12を含む)。このバージョンでは、多数の不具合が修正されており、パフォーマンスが向上しています。これには、オブジェクトから配列へと配列からオブジェクトへの数値キーのキャスト、新しい
object
タイプヒント、リソースからオブジェクトへのHashContext
の変更などが含まれます。詳細は、https://www.php.net/を参照してください。
-
rh-php73
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PHP 7.3.29には、PHP 7.2に対する重要な変更点、更新およびパフォーマンス強化が多数含まれています。これには、非推奨になったものや、下位非互換性の変更点が含まれます。
注目に値するその他の変更点を次に示します。
-
新しい拡張機能とアップグレードされた拡張機能がいくつかあります。
-
マルチバイト文字列の処理が改善されました。
-
FastCGI Process Manager (FPM)ロギングが改善されました。
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LDAPコントロールがサポートされるようになりました。
このPHPリリースの詳細は、https://www.php.net/を参照してください。
PHP 7.2からPHP 7.3への移行に関する具体的な情報については、https://www.php.net/manual/en/migration73.phpを参照してください。
-
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rh-python34
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Python 3.4には、Python 3.4.2インタプリタ、
httpd24
で使用するWebプログラミング拡張機能ライブラリとmod_wsgi
、MySQLおよびPostgreSQLコネクタ、さらに科学技術アプリケーション用のnumpy
モジュールとscipy
モジュールが含まれています。詳細は、https://www.python.org/を参照してください。
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rh-python35
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Python 3.5.1には、Python 3.5.1インタプリタ、
httpd24
で使用するWebプログラミング拡張機能ライブラリとmod_wsgi
、MySQLおよびPostgreSQLコネクタ、さらに科学技術アプリケーション用のnumpy
モジュールとscipy
モジュールが含まれています。詳細は、https://www.python.org/を参照してください。
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rh-python36
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Python 3.6.12には、Python 3.6.12インタプリタ、
httpd24
で使用するWebプログラミング拡張機能ライブラリとmod_wsgi
、MySQLおよびPostgreSQLコネクタ、さらに科学技術アプリケーション用のnumpy
モジュールとscipy
モジュールが含まれています。このバージョンには、フォーマット済文字列リテラル、非同期ジェネレータおよび内包表記などのいくつかの構文機能が含まれています。secrets
モジュールは標準ライブラリにも含まれています。また、使用するメモリーを大幅に削減してパフォーマンス向上させるために、辞書が再実装されました。なお、DTraceおよびSystemTapプローブのサポートも提供されています。詳細は、https://www.python.org/を参照してください。
-
rh-python38
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Python 3.8.11では、新しいPythonモジュール(
contextvars
、dataclasses
およびimportlib.resources
)と新しい言語機能が含まれており、パフォーマンスが向上しています。また、httpd24
で使用するWebプログラミング拡張機能ライブラリとmod_wsgi
、PostgreSQLコネクタ、および科学技術アプリケーション用のnumpy
モジュールとscipy
モジュールが含まれています。このバージョンでの新機能と機能拡張をすべて示すリストは、https://docs.python.org/3/whatsnew/3.8.htmlを参照してください。 -
rh-redis32
-
Redis 3.2.4はオープン・ソースのインメモリー・データ構造ストアであり、一般的にデータベースおよびキャッシュ、およびメッセージ・ブローカとして使用されます。
詳細は、https://redis.ioを参照してください。
-
rh-redis5
-
Redis 5.0 (永続的キー・バリュー型データベース)。Redisでは、クラスタ管理ツールである
redis-trib
も提供されるようになりました。詳細は、https://redis.ioを参照してください。
-
rh-redis6
-
Redis 6.0.16は、永続的キー・バリュー型データベースの最新バージョンです。このバージョンは、REdis Serialization Protocolバージョン3 (RESP3)と互換性があり、アクセス制御リスト、SSL暗号化通信およびスレッド操作などのサーバー側機能を提供します。
詳細は、https://redis.ioを参照してください。
-
rh-ror41
-
Ruby on Rails 4.1.5は、Ruby言語で記述されたWebアプリケーション・フレームワークのバージョンです。
このリリースには、次の機能が含まれています。
-
Springアプリケーションのプリローダー。
-
Action Pack。
-
Action Mailer。
-
このソフトウェアの以前のバージョンに対するセキュリティ修正。
詳細は、https://rubyonrails.org/を参照してください。
-
-
rh-ror42
-
Ruby on Rails 4.2.6は、Ruby言語で記述されたWebアプリケーション・フレームワークの少し前のバージョンです。このバージョンには、次の機能が含まれています。Active Job、非同期メールのサポートなどの改善、Adequate Record機能などのパフォーマンス強化、および新しい各アプリケーションに付属のデフォルトWebコンソール。
詳細は、https://rubyonrails.org/を参照してください。
-
rh-ror50
-
Ruby on Rails 5.0.1には、多数の不具合修正があり、次の機能があります。
-
RailsでWebSocketsを処理するためのAction Cableフレームワーク。
-
APIサーバー用にRailsアプリケーションをより簡単に作成できるようになるAPIモード。
-
Rakeでの
rails
CLIの排他的使用。 -
ActionRecord
属性の追加。なお、必要に応じて
ActiveRecord
属性をオーバーライドできるようになりました。
詳細は、アップストリームのリリース・ノートを参照してください。
rh-ror50
ソフトウェア・コレクションは、rh-ruby24
およびrh-nodejs6
コレクションでサポートされています。詳細は、https://rubyonrails.org/を参照してください。
-
-
rh-ruby22
-
Ruby 2.2.9は、Ruby 2.2の安定版リリースです。このリリースは、ソース・レベルでRuby 2.0.0およびRuby 1.9.3と下位互換性があります。
詳細は、https://www.ruby-lang.org/を参照してください。
-
rh-ruby23
-
Ruby 2.3.8は、Ruby 2.3の安定版リリースです。これには、Frozen String Literal PragmaやSafe Navigation Operator (lonely operator (ぼっち演算子)とも呼ばれる)などの多数の機能が含まれており、デバッグが改善され、多くの点でパフォーマンスが強化されています。このリリースは、ソース・レベルでRuby 2.2.2、Ruby 2.0.0およびRuby 1.9.3と下位互換性があります。
詳細は、https://www.ruby-lang.org/を参照してください。
-
rh-ruby24
-
Ruby 2.4.6には、次のパフォーマンス機能があります。
-
ハッシュ表のパフォーマンスが向上しています。
-
新しい
binding#irb
メソッドはRead-Eval-Print Loop (REPL)セッションを開始します。これにより、実行時の変数のデバッグおよびイントロスペクションが容易になります。 -
スレッドのデバッグ、およびデッドロック検出が改善されました。
-
FixnumクラスとBignumクラスがIntegerクラスに統合されています。
-
Unicodeケース・マッピングがサポートされるようになりました。
-
OpenSSL 1.1.0ライブラリがサポートされるようになりました。
Ruby 2.4は、Ruby 2.3.1、Ruby 2.2.2、Ruby 2.0.0およびRuby 1.9.3と下位互換性があります。
rh-ruby23
およびrh-ruby22
ソフトウェア・コレクションは引き続きサポートされています。詳細は、https://www.ruby-lang.org/を参照してください。
-
-
rh-ruby25
-
Ruby 2.5.9では、次のパフォーマンス改善が導入されています。
-
rescue
、else
およびensure
キーワードによるブロック使用の簡略化。 -
新しい
yield_self
メソッド。 -
ブランチとメソッドのカバレッジ測定のサポート。
-
新しい
Hash#slice
メソッドとHash#transform_keys
メソッド。
Ruby 2.5は、Ruby 2.4、Ruby 2.3.1、Ruby 2.2.2、Ruby 2.0.0およびRuby 1.9.3と下位互換性があります。
rh-ruby23
およびrh-ruby22
ソフトウェア・コレクションは引き続きサポートされています。詳細は、https://www.ruby-lang.org/を参照してください。
-
-
rh-ruby26
-
Ruby 2.6.7には、いくつかのパフォーマンス改善が含まれています。
Ruby 2.6は、Ruby 2.5、Ruby 2.4、Ruby 2.3.1、Ruby 2.2.2、Ruby 2.0.0およびRuby 1.9.3と下位互換性があります。
rh-ruby23
およびrh-ruby22
ソフトウェア・コレクションも引き続きサポートされています。詳細は、https://www.ruby-lang.org/を参照してください。
-
rh-ruby27
-
Ruby 2.7.4には、複数のパフォーマンス改善と新機能が含まれています。これらには、Compaction GC、LALR(1)パーサー・ジェネレータ用のコマンドライン・インタフェース(CLI)、およびREPLの機能拡張などがあります。Ruby 2.7では、Ruby 2.6とのソースレベルの下位互換性が維持されています。
詳細は、https://www.ruby-lang.org/en/news/2019/12/25/ruby-2-7-0-released/およびhttps://www.ruby-lang.org/en/news/2020/03/31/ruby-2-7-1-released/を参照してください。
-
rh-ruby30
-
Ruby 3.0.2には、複数のパフォーマンス改善と新機能が含まれています。これらには、Ractor、Fiber Scheduler、RBS (Ruby Type Signature)注釈言語などがあります。Ruby 3.0では、Ruby 2.7とのソースレベルの下位互換性が維持されています。
-
rh-scala210
-
Scala 2.10.6ソフトウェアコレクションは、一般的なプログラミング・パターンを簡潔かつ型が異なっても支障のない方法で表現するために設計された、汎用プログラミング言語です。Scala 2.10.6は、オブジェクト指向言語と関数型言語の両方の機能を統合します。また、Javaと十分に相互運用できます。
詳細は、https://docs.scala-lang.org/を参照してください。
-
rh-varnish4
-
Varnish Cache 4.0.3は、HTTP用の効率的なリバース・プロキシです。ファイルおよびコンテンツは、レスポンス時間とネットワーク帯域幅の消費を減らすためにメモリーにキャッシュされます。Varnish Cache機能により、Webアプリケーションのパフォーマンスが大幅に向上します。
詳細は、https://varnish-cache.org/を参照してください。
-
rh-varnish5
-
Varnish Cache 5.2.1は、HTTP用の効率的なリバース・プロキシです。このリリースでは、実験的なHTTP/2サポート、
shard
director、Varnish Configuration Languageファイルおよびラベルによる構成の改善など、以前のバージョンに対する不具合修正と機能拡張が提供されます。詳細は、https://varnish-cache.org/を参照してください。
-
rh-varnish6
-
Varnish Cache 6.0.8は、高パフォーマンスのHTTPリバース・プロキシです。このバージョンでは、Unix Domain Socket (クライアント用とバックエンド・サーバー用の両方)と新たなレベルのVCL言語(vcl 4.1)がサポートされ、HTTP/2のサポートが改善されています。
詳細は、https://varnish-cache.org/docs/6.0/index.htmlを参照してください。
-
ror40
-
Ruby on Rails 4.0.2には、持続接続でのライブ・ストリーミングのサポートが含まれています。この機能は、
ruby200
で使用できます。なお、このソフトウェア・コレクションは、v8314
によってV8 JavaScriptエンジンが実装されている必要があります。詳細は、https://rubyonrails.org/を参照してください。
-
ruby193
-
Ruby 1.9.3では、Ruby on Rails 3.2.8が含まれており、Unicodeのサポートが拡張され、スレッドが改善され、ロードが迅速化され、
httpd24
で使用するためのmod_passenger
モジュール、およびRuby gemsの大型のコレクションが提供されます。詳細は、https://www.ruby-lang.org/を参照してください。
-
ruby200
-
Ruby 2.0.0では、パフォーマンスと信頼性が向上し、機能が追加され、デバッグが拡張されています。このバージョンでは、ソース・レベルでRuby 1.9.3との下位互換性が維持されています。
詳細は、https://www.ruby-lang.org/を参照してください。
-
source-to-image
-
source-to-imageソフトウェア・コレクションでは、ソースからアーティファクトを作成し、それらをdockerイメージに挿入するためのツールが提供されます。このコレクションは、Oracle Linux 7用にのみ提供されています。なお、このコレクションは
ol7_addons
チャネルにあるdockerに依存しています。詳細は、https://github.com/openshift/source-to-image/blob/master/README.mdを参照してください。
-
v8314
-
v8314ソフトウェア・コレクション(これにより、V8 JavaScriptエンジンが提供される)は、他のソフトウェア・コレクションの依存関係としてのみサポートされています。
詳細は、https://v8.dev/を参照してください。
ULNからのソフトウェア・コレクション・ライブラリ・ユーティリティのインストール
scl-utils
パッケージ(これにより、ソフトウェア・コレクション・ライブラリsclユーティリティが提供される)は、Oracle Linux 7のlatest
チャネルにあります。
このソフトウェア・コレクション・パッケージは、Oracle Linux 7のSoftwareCollections
チャネルにあります。
Oracle Linux 7システムでソフトウェア・コレクションを使用するには、まずsclユーティリティをそのシステムにインストールする必要があります。
sclをシステム上にインストールするには:
-
linux.oracle.comでULNにログインしてから、システムで次の
latest
チャネルとSoftwareCollections
チャネルをサブスクライブします。-
ol7_x86_64_latest
-
ol7_x86_64_optional_latest
-
ol7_x86_64_SoftwareCollections
-
-
scl-utils
パッケージをインストールします。sudo yum install scl-utils
これで、ソフトウェア・コレクション・パッケージをシステムにインストールし、使用できるようになります。「Oracle Linux Yum Serverからのソフトウェア・コレクションのインストール」および「ソフトウェア・コレクション・バージョンのコマンドの使用」を参照してください。
ノート:
別の方法として、 Oracle Linux yumサーバーからscl-utils
およびソフトウェア・コレクション・パッケージを入手できます。「Oracle Linux Yum Serverからのソフトウェア・コレクション・ライブラリ・ユーティリティのインストール」を参照してください。
Oracle Linux Yum Serverからのソフトウェア・コレクション・ライブラリ・ユーティリティのインストール
scl-utils
パッケージ(これにより、ソフトウェア・コレクション・ライブラリsclユーティリティが提供される)は、Oracle Linux yumサーバー上の、Oracle Linux 7のlatest
リポジトリにあります。
このソフトウェア・コレクション・パッケージは、Oracle Linux 7リポジトリ(https://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL7/SoftwareCollections/x86_64/)にあります。
Oracle Linux 7システムでソフトウェア・コレクションを使用するには、まずsclユーティリティをそのシステムにインストールする必要があります。
sclをシステム上にインストールするには:
-
次のように、
software_collections
リポジトリを有効にします。sudo yum-config-manager --enable ol7_software_collections
-
必ず次のように
ol7_latest
およびol7_optional_latest
リポジトリも有効にします。sudo yum-config-manager --enable ol7_latest ol7_optional_latest
-
scl-utils
パッケージをインストールします。sudo yum install scl-utils
これで、ソフトウェア・コレクション・パッケージをシステムにインストールし、使用できるようになります。「Oracle Linux Yum Serverからのソフトウェア・コレクションのインストール」および「ソフトウェア・コレクション・バージョンのコマンドの使用」を参照してください。
Oracle Linux Yum Serverからのソフトウェア・コレクションのインストール
Oracle Linux yumサーバー上のsoftware_collections
リポジトリ、またはULN上のSoftwareCollections
チャネルにアクセスするようにシステムを設定した後は、次のように、yumコマンドを使用してシステムにソフトウェア・コレクションをインストールできます。
sudo yum install sw_col
sw_colを、インストールするソフトウェア・コレクションの名前に置き換えます。
ソフトウェア・コレクションには、必要に応じてインストールの選択が可能な複数のオプション・パッケージを含めることができます。これらのパッケージをリストするには、次のコマンドを使用します。
sudo yum list available sw_col-\*
インストールされているソフトウェア・コレクションをリストするには、scl --listコマンドを使用します。
ソフトウェア・コレクションに含まれているパッケージをリストするには、scl --list sw_colコマンドを使用します。
ソフトウェア・コレクション・ライブラリ内の使用可能なすべてのパッケージのリストを表示するには、次のように、yum問合せを制限します。
sudo yum --disablerepo="*" --enablerepo="*_SoftwareCollections" list available
ソフトウェア・コレクションの更新または削除
次のように、通常のパッケージを更新または削除する場合と同じ方法で、ソフトウェア・コレクションの更新または削除を行うことができます。
sudo yum update sw_col
sudo yum remove sw_col
ソフトウェア・コレクション・バージョンのコマンドの使用
ソフトウェア・コレクションに含まれるバージョンのコマンドを有効化して使用するには、sclユーティリティとenableアクションを使用します。
sudo scl enable sw_col -- command args
デフォルトでは、ソフトウェア・コレクションから指定したコマンドがbash環境で実行されます。必要に応じて、別のシェル環境を指定できます。
複数のユーティリティを一緒に実行できるように複数のソフトウェア・コレクションを有効化する場合は、次のようにbashを指定して、ユーティリティにアクセスできるアクセス元の環境を提供します。
sudo scl enable sw_col1 sw_col2 -- bash
ノート:
X_SCLS
環境変数には、シェル内で現在有効化されているソフトウェア・コレクションのリストが含まれます。
ソフトウェア・コレクション環境で実行する必要のあるコマンドを指定し、これらのコマンドをsclコマンドにパイプできます。
cat cmd_file | scl enable sw_col -
次のように、実行可能ラッパー・スクリプトを作成してsclコマンドを実行することもできます。
#!/bin/bash
scl enable php55 -- php $@
バージョン3.0以降、sclユーティリティは、enableアクションを指定してスクリプトのシバン(#!
)行から直接呼び出すことができます。この機能変更により、スクリプトで直接、コレクション内からインタプリタをコールできます。次に例を示します。
#!/usr/bin/scl enable rh-python36 -- python
import platform
import sys
import os
print(os.system('python -V'))
print(platform.python_version())
print(sys.version)
詳細は、scl(1)
マニュアル・ページを参照してください。
ソフトウェア・コレクションで提供されるサービスの使用
一部のソフトウェア・コレクションは、/etc/rc.d/init.d
内にある、サービス・スクリプトの名前にソフトウェア・コレクション名を含む(httpd24-httpd
など)サービス・スクリプトをインストールします。systemctlコマンドを実行することで、ソフトウェア・コレクション・サービスを制御できます。
ソフトウェア・コレクション固有のマニュアル・ページへのアクセス
ソフトウェア・コレクションには、内容を説明するマニュアル・ページがパッケージされています。次のコマンドを使用して、ソフトウェア・コレクションのマニュアル・ページを表示します。
sudo scl enable sw_col -- man sw_col
ソフトウェア・コレクションの既知の問題
このリリースの既知の問題を次に示します。
以前のソフトウェア・コレクション・バージョンからのアップグレード時のパッケージの依存関係の問題
特定のソフトウェア・コレクション・バージョンがOracle Linux 7にすでにインストールされていて、システムを新しいソフトウェア・コレクション・バージョンにアップグレードした場合に、次のパッケージがインストールされると、依存関係の問題が発生する可能性があります。
-
devtoolset-3-liblsan-devel
-
devtoolset-3-libtsan-devel
通常、エラーは次のように表示されます。
--> Finished Dependency Resolution
Error: Package: devtoolset-3-liblsan-devel-4.9.1-10.el7.x86_64 (@ol7_x86_64_SoftwareCollections)
Requires: liblsan = 4.9.1-10.el7
Removing: liblsan-4.9.1-10.el7.x86_64 (@ol7_x86_64_SoftwareCollections12)
liblsan = 4.9.1-10.el7
Updated By: liblsan-6.2.1-3.1.el7.x86_64 (SCL23)
liblsan = 6.2.1-3.1.el7
Available: liblsan-5.2.1-2.2.el7.x86_64 (ol7_x86_64_SoftwareCollections)
liblsan = 5.2.1-2.2.el7
Available: liblsan-5.3.1-6.1.el7.x86_64 (ol7_x86_64_SoftwareCollections)
liblsan = 5.3.1-6.1.el7
Error: Package: devtoolset-3-libtsan-devel-4.9.1-10.el7.x86_64 (@ol7_x86_64_SoftwareCollections)
Requires: libtsan = 4.9.1-10.el7
Removing: libtsan-4.9.1-10.el7.x86_64 (@ol7_x86_64_SoftwareCollections12)
libtsan = 4.9.1-10.el7
Updated By: libtsan-6.2.1-3.1.el7.x86_64 (SCL23)
libtsan = 6.2.1-3.1.el7
Available: libtsan-4.8.2-16.el7.x86_64 (ol7_x86_64_optional_latest)
libtsan = 4.8.2-16.el7
Available: libtsan-4.8.2-16.2.el7_0.x86_64 (ol7_x86_64_optional_latest)
libtsan = 4.8.2-16.2.el7_0
Available: libtsan-4.8.3-9.el7.x86_64 (ol7_x86_64_optional_latest)
libtsan = 4.8.3-9.el7
libtsan = 4.8.2-16.el7
Available: libtsan-4.8.5-4.el7.x86_64 (ol7_x86_64_optional_latest)
libtsan = 4.8.5-4.el7
libtsan = 4.8.2-16.el7
Available: libtsan-4.8.5-11.el7.x86_64 (ol7_x86_64_optional_latest)
libtsan = 4.8.5-11.el7
libtsan = 4.8.2-16.el7
Available: libtsan-5.2.1-2.2.el7.x86_64 (ol7_x86_64_SoftwareCollections)
libtsan = 5.2.1-2.2.el7
Available: libtsan-5.3.1-6.1.el7.x86_64 (ol7_x86_64_SoftwareCollections)
libtsan = 5.3.1-6.1.el7
回避策は、yum updateまたはyum installコマンドを実行する前に、リストされたrpmパッケージをアンインストールし削除することです。また、/etc/yum.conf
ファイルを編集し、exclude
オプションを更新することで、これらのパッケージをyum updateまたはyum installから除外する必要もあります。または、yumコマンドの実行時に--exclude
フラグを使用できます。
(バグID 24376931)
libasan-staticパッケージ依存関係
libasan-4.9.1-10.el7
パッケージを必要とするdevtoolset-3-libasan-devel-4.9.1-10.el7
パッケージをインストールする際に、libasan-static-4.8.3-9.el7
パッケージがすでにシステムに存在する場合、依存関係の潜在的な問題が発生します。次のようなエラーが報告されます。
--> Finished Dependency Resolution
Error: Multilib version problems found. This often means that the root
cause is something else and multilib version checking is just
pointing out that there is a problem. Eg.:
1. You have an upgrade for libasan which is missing some
dependency that another package requires. Yum is trying to
solve this by installing an older version of libasan of the
different architecture. If you exclude the bad architecture
yum will tell you what the root cause is (which package
requires what). You can try redoing the upgrade with
--exclude libasan.otherarch ... this should give you an error
message showing the root cause of the problem.
2. You have multiple architectures of libasan installed, but
yum can only see an upgrade for one of those architectures.
If you don't want/need both architectures anymore then you
can remove the one with the missing update and everything
will work.
3. You have duplicate versions of libasan installed already.
You can use "yum check" to get yum show these errors.
...you can also use --setopt=protected_multilib=false to remove
this checking, however this is almost never the correct thing to
do as something else is very likely to go wrong (often causing
much more problems).
Protected multilib versions: libasan-4.9.1-10.el7.x86_64 != libasan-4.8.5-11.el7.i686
回避策として、devtoolset-3-libasan-devel
パッケージのインストール前に、libasan-static
パッケージを削除します。
(バグID 21896256)
ソフトウェア・コレクションとパッケージ・バージョンの競合
システムにソフトウェア・コレクションの複数のバージョンをインストールすることはできません。これは、一致するソフトウェア・コレクション内のパッケージ競合が発生するためです。次のソフトウェア・コレクションは競合することが判明しています。
-
rh-nginx18
、rh-nginx110
およびnginx16
-
rh-nodejs4
、rh-nodejs6
およびnodejs010
-
python27
、python33
、rh-python34
およびrh-python35
-
rh-ror42
、rh-ror50
およびror40
-
ruby193
、ruby200
、rh-ruby22
、rh-ruby23
およびrh-ruby24
ほとんどの場合、この競合は、各ソフトウェア・コレクション内の特定のパッケージ競合に起因します。一般に、競合が起こるのは、パッケージのマクロ・ファイルを1セットしかインストールできないためです。つまり、各コレクションのscldevel
パッケージが競合する傾向があります。たとえば、php54
およびrh-php56
ソフトウェア・コレクション内のrh-php56-scldevel
およびphp54-scldevel
パッケージは競合することが判明しています。なお、これは想定された動作です。そのため、同じシステムに複数のバージョンのソフトウェア・コレクション・パッケージをインストールしようとしないでください。
場合によっては、他の競合が発生することがあります。たとえば、devtoolset-3-tycho
パッケージとdevtoolset-4-tycho
パッケージは競合します。この競合は、パッケージ内のバイナリの不一致によって起こります。前述のとおり、同じシステムに複数のバージョンのソフトウェア・コレクション・パッケージをインストールしようとしないでください。
(バグID 20090086、23311408、24286085、24376992、25115835、25164232、25424807、25562645、25562669、25562714、25562760、26540817)
ソフトウェア・コレクション・バージョンのアップグレード時のrh-php56-buildの依存関係の問題
rh-php56
コレクションを以前のソフトウェア・コレクション・バージョンから新しいソフトウェア・コレクション・バージョンにアップグレードしようとすると、パッケージの依存関係が競合します。通常は、アップグレード中に次の出力が表示されます。
--> Finished Dependency Resolution
Error: Package: rh-php56-build-2.0-6.el7.x86_64
(@ol7_x86_64_SoftwareCollections)
Requires: rh-php56-runtime(x86-64) = 2.0-6.el7
Removing: rh-php56-runtime-2.0-6.el7.x86_64
(@ol7_x86_64_SoftwareCollections)
rh-php56-runtime(x86-64) = 2.0-6.el7
Updated By: rh-php56-runtime-2.3-1.el7.x86_64
(ol7_x86_64_SoftwareCollections)
rh-php56-runtime(x86-64) = 2.3-1.el7
この問題の回避策は、yum updateまたはyum installコマンドを実行する前に、rh-php56-build-2.0-6.el7.x86_64
rpmパッケージをアンインストールし削除することです。次に例を示します。
sudo yum remove rh-php56-build-2.0-6
また、/etc/yum.conf
ファイルを編集し、exclude
オプションを更新することで、これらのパッケージをyum updateまたはyum installコマンドから除外する必要もあります。または、yumコマンドの実行時に--exclude
フラグを使用できます。
(バグID 25424699)