8.3 ページの作成ウィザードを使用したレポートの作成

既存のアプリケーションからページの作成ウィザードを実行して、様々なレポートを作成します。

8.3.1 ページの作成ウィザード実行時のレポート・オプション

ページの作成ウィザードを実行し、ユニバーサル・テーマを使用しているときに使用可能なレポート・オプションについて説明します。

ヒント:

ユニバーサル・テーマ - 42は、モバイルまたはデスクトップのいずれの環境でも同等に正しく動作するよう最適化されています。以前のリリースおよび以前のテーマでは、モバイル・ユーザー・インタフェースはjQuery Mobileに基づいています。できるだけ早く既存のモバイル・アプリケーションをユニバーサル・テーマに移行することをお薦めします。

ページの作成ウィザードで使用可能なレポート

ページの作成ウィザードでは、ユニバーサル・テーマを使用してページの作成ウィザードを実行する際に次のレポートがサポートされます。

表8-2 ページの作成ウィザード - 使用可能なレポート

レポート・タイプ 説明 さらに学習するには

カード

カード・ページは、インデックス・カードのような個別のボックスで構成され、1ページにレイアウトされています。各カードには、「カード・タイトル」、「説明列」および「追加のテキスト列」の3つの情報が表示されます。最初に、ページを作成するための表またはビューを選択します。次に、「カード・タイトル」、「説明列」および「追加のテキスト列」を選択します。

参照: カードの管理

ファセット検索

左側の「検索」リージョンおよびレポートが含まれるファセット検索ページを作成します。

ページを作成するための表またはビューを選択します。ウィザードにはファセットの選択がオプションとともに表示され、ファセット列を選択または選択解除できます。ページがローカル表に基づいている場合、ファセットの推奨は選択した表のデータの統計に基づいて表示されます。その他のすべてのケース(つまり、ページがローカル表に基づいていない場合)では、ファセットの選択に対してVARCHAR2列のみが表示されます。レポートがクラシック・レポートかカード・レポートかを選択します。

参照: ファセット検索の管理

スマート・フィルタ

スマート・フィルタ・ページには、ページ上部にある単一の検索フィールドとともに、サジェスチョン・チップが表示されるフィルタがあります。スマート・フィルタ・ページはファセット検索と同様に動作しますが、スペース効率の高いレイアウトが特徴です。

ページを作成するための表またはビューを選択します。ページがローカル表に基づいている場合、フィルタの推奨は選択した表のデータの統計に基づいて表示されます。その他のすべてのケース(つまり、ページがローカル表に基づいていない場合)では、フィルタの選択に対してVARCHAR2列のみが表示されます。

各サジェスチョン・チップには、特定のサジェスチョン値の件数が1つ表示されます。サジェスチョン・チップ数は、LOVベースのフィルタ・タイプなど、件数をサポートするフィルタにのみ表示されます。ユーザーはサジェスチョン・チップを検索またはクリックすると、レポートをすばやくフィルタ処理できます。レポートがクラシック・レポートかカード・レポートかを選択します。

参照: スマート・フィルタの管理

対話グリッド

対話グリッドでは、検索およびカスタマイズ可能なレポートのデータのセットがユーザーに表示されます。機能面では、対話グリッドには、対話モード・レポートで使用可能な多くのカスタマイズ機能と、マウスまたはキーボードを使用して対話的にレポートを再配置する機能が含まれています。

「フォーム・ページを含める」を有効にすると、モーダル・フォーム・ページが含められます。次に、「データ・ソース」および「ソース・タイプ」(「表」または「SQL問合せ」)を選択します。

データ・ソースにBLOB列が含まれている場合、対話グリッド・リージョンではBLOB列がサポートされていないため、これらの列はリージョン・ソースから自動的に除外されます。データ・ソースが外部キーが選択されているローカル表である場合、それらの列に対して列タイプは「選択リスト」に設定されます。一致するLOVがすでに存在する場合は、共有LOVが自動的に作成または再利用されます。

「編集が有効」を有効または無効にすることで、対話グリッドが編集可能かどうかを決定します。このオプションを有効にすると、グリッドは読取り専用でレンダリングされ、データを作成および編集するために別個のフォーム・ページが作成されます。

参照: 対話グリッドの管理

対話モード・レポート

SQL問合せの書式設定された結果を含むページを作成します。「フォーム・ページを含める」を有効にすると、モーダル・フォーム・ページが含められます。次に、「データ・ソース」および「ソース・タイプ」(「表」または「SQL問合せ」)を選択します。

データ・ソースにBLOB列が含まれ、主キー制約を持つローカル表がデータ・ソースとして選択されている場合、BLOB列は適切なBLOB属性を持つ「BLOBのダウンロード」タイプとして設定されます。データ・ソースがローカル表であり、外部キーが選択されている場合、それらの列に対して列タイプは「プレーン・テキスト(LOVに基づく)」に設定されます。一致するLOVがすでに存在する場合は、共有LOVが自動的に作成または再利用されます。

参照: 対話モード・レポートの管理

クラシック・レポート

SQL問合せの書式設定された結果を含むページを作成します。レポートを作成する表を選択するか、カスタムSQL SELECT文またはSQL SELECT文を戻すPL/SQLファンクションを指定します。

データ・ソースにBLOB列が含まれ、主キー制約を持つローカル表がデータ・ソースとして選択されている場合、BLOB列は適切なBLOB属性を持つ「BLOBのダウンロード」タイプとして設定されます。外部キーがあるローカル表がデータ・ソースとして選択されている場合、それらの列に対して列タイプは「プレーン・テキスト(LOVに基づく)」に設定されます。一致するLOVがすでに存在する場合は、共有LOVが自動的に作成または再利用されます。

レコードを作成または更新するためのフォーム・ページを含めるには、「フォーム・ページを含める」を有効にします。

クラシック・レポートは、ソートおよび単純なフィルタ処理を除いて、エンド・ユーザーがカスタマイズすることはできません。

参照: クラシック・レポートの管理

8.3.2 新しいページでのレポートの作成

ローカル・データベースまたは外部データ・ソースを基にして様々なレポートを作成するには、ページの作成ウィザードを使用します。

このトピックで説明するコンポーネントには、リモート・データ・ソースへの読取りおよび書込みアクセスを可能にするREST対応SQLおよびRESTデータ・ソースの組込みサポートが含まれています。リモート・データ・ソースを基にしてコンポーネントを作成するには、最初にアプリケーションを作成して、外部データ・ソースを構成する必要があります。

ヒント:

外部データ・ソースについてさらに学習するには、「REST対応SQL参照の管理」および「RESTデータ・ソースの管理」を参照してください。

新しいページにレポートを追加するには、ページの作成ウィザードを実行します。

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. 「ページの作成」をクリックします。
    「ページの作成」が表示され、「コンポーネント」「機能」および「レガシー・ページ」の3つのタブがあります。
  4. 「コンポーネント」で、レポート・タイプを選択します。オプションは次のとおりです。
    • カード
    • ファセット検索
    • スマート・フィルタ
    • 対話グリッド
    • 対話モード・レポート
    • クラシック・レポート

    ヒント:

    各レポート・タイプの詳細は、「ページの作成ウィザード実行時のレポート・オプション」を参照してください。

  5. 次に表示される内容は、選択した内容によって異なります。画面に表示されるステップに従います。属性についてさらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

    ヒント:

    データ・ソースを選択するよう求められたら、「ローカル・データベース」「REST対応SQL」または「RESTデータ・ソース」を選択します。

  6. レポートを表示するには、「ページの保存と実行」をクリックします。
    レンダリングされたページが表示されます。

ヒント:

「作成」メニューをクリックして「ページ」を選択することによって、ページ・デザイナでページの作成ウィザードを実行することもできます。