19.6.3.2 タスク定義の作成

「共有コンポーネント」ページの「ワークフローと自動化」ヘッダーでタスク定義を作成します。

タスク定義を作成するには:

  1. アプリケーションを選択します。
  2. 「タスク定義」ページにナビゲートします。
    1. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    2. 「ワークフローと自動化」で、「タスク定義」を選択します。
  3. 「作成」をクリックします。
    タスク定義の作成ウィザードが表示されます。
  4. タスク定義名を指定し、メタデータを定義します。
    1. 名前: 新しいタスク定義の名前を入力します。
    2. 件名: タスク定義の件名を指定します。
      たとえば、Purchase Requisition for Order &ORDER_ID.のようにします(ORDER_IDはタスク定義に定義したパラメータで、タスクの作成時にパラメータ値で置き換えられます)。置換文字列の詳細は、「タスクの置換文字列およびバインド変数」を参照してください。
    3. 静的ID: このタスク定義の静的ID。静的IDは、APEX_APPROVALパッケージ(APEX_APPROVAL.CREATE_TASK)でタスクを作成する際に使用します。
    4. 優先度: タスクの優先度を設定します。1から5の間の数値を選択しますが、1は緊急で5は最低です。デフォルトの優先度は「3-中」です。
    5. 潜在的所有者: タスクを承認または却下できる可能性があるユーザー。
      潜在的所有者を動的に決定するには、「タスク定義の詳細」の「参加者」を編集します。
    6. ビジネス管理者: この定義によって作成されたタスクに対して管理者権限を持つユーザー。
      ビジネス管理者を動的に決定するには、「タスク定義の詳細」の「参加者」を編集します。
  5. 「次」をクリックします。
    「タスク定義の詳細」ページが開きます。
  6. 追加の属性を設定します。
    1. 期日間隔: タスクの期限を指定するISO形式またはSQL形式の期間。
    2. タスク詳細ページの番号: このアプリケーションのタスク詳細ページがすでに存在する場合は、ここにページ番号を入力します。それ以外の場合は、「タスク詳細ページの作成」を選択して新しいページを作成します。
      タスク詳細ページでは、統合タスク・リスト・レポートでタスクが選択されている場合に、タスク・インスタンスの詳細を表示できます。「タスク詳細ページの編集」を参照してください。
    3. アクション・ソース: タスク定義のアクションの実行時に評価されるデータのソースを指定します。
      これらのアクションは、表またはSQL問合せに基づいています。アクションSQL問合せは、バインド変数:APEX$TASK_PKを参照し、タスク詳細行の主キーの値にアクセスできます。
  7. 追加の人をタスク定義に割り当てる参加者を作成します。
    1. 「行の追加」を選択します。
    2. 「参加者タイプ」を編集して、「潜在的所有者」または「ビジネス管理者」を選択します。
    3. 「値タイプ」を設定します。
      「SQL問合せ」、「ファンクション本体」および「式」はすべて、ユーザーを動的に選択できるようにし、1つ以上のユーザー名を返すことができます。
    4. 値を設定します。
  8. パラメータを設定します。
    1. 「行の追加」を選択し、パラメータ・フィールドに入力します。
    2. 静的ID: このパラメータを参照するために使用する識別子。
    3. ラベル: タスク・パラメータのわかりやすい名前。
    4. データ型: 「String」を選択します。
    5. 必須: このタスク定義から作成されるタスクに対して、このパラメータが必須かどうかを示します。
    6. 参照可能: このタスク定義から作成されるタスクの詳細ページに、このパラメータを表示できるかどうかを示します。
    7. コメント(オプション): タスク・パラメータを説明するノート。
    ノート: 「タスク定義」で設定するパラメータは、ページ・プロセスでも設定する必要があります。「タスク定義からのタスクの作成」を参照してください。
  9. 「変更の適用」を選択して、既存のすべての変更を保存します。
  10. タスク定義にアクションを追加します。
    1. 「アクションの追加」をクリックします。
      「タスク定義の編集アクション」ページが開きます。
    2. 名前: タスク定義アクションの名前を入力します。
    3. タイプ: 「電子メールの送信」または「コードを実行」を選択します。
      「電子メールの送信」の場合、置換文字列が含まれる事前定義済の電子メール・テンプレートを使用できます。たとえば、タスクが承認または却下されたときのイニシエータへの通知電子メールを構成できます。詳細は、「電子メール・テンプレートの管理」を参照してください。
    4. 実行順序: 実行順序を指定します。アクションは、低いものから高いものへの数値順に実行されます。
    5. イベント時: 実行するアクションをトリガーするイベントを選択します。イベントは、作成、完了、更新、コメント、優先順位の更新、委任、要求、取消およびリリースの各操作に対してトリガーされます。
    6. 成功メッセージ: アクションが正常に処理されたことを示す成功メッセージを入力します。
    7. 位置: 「アクション・タイプ」が「コードを実行」の場合に使用されます。PL/SQLコードを「ローカル・データベース」で実行するのか、「REST対応SQLサービス」で実行するのかを指定します。
    8. 言語: 「アクション・タイプ」が「コードを実行」の場合に使用されます。コードの評価に使用する言語を選択します。
    9. コード: 実行するPL/SQLコードを指定します。
      タスク定義アクション問合せの列値は、:EMPNO:ENAMEなどの列名によってバインド変数として使用できます。バインド変数の詳細は、「タスクの置換文字列およびバインド変数」を参照してください。「例」セクションを展開すると、コード例を確認できます。
    10. エラー・メッセージ: アクションの実行に失敗したことを示すエラー・メッセージを入力します。#SQLERRM#を実際のORAエラー・メッセージのプレースホルダとして使用します。
    11. エラー時に実行停止: 現在のタスクの処理がエラー発生時に停止する場合に有効にします。後続のアクションは処理されず、タスクはERRORED状態になります。
    12. 条件タイプ: このアクションを実行するために満たす必要がある条件タイプをリストから選択します。
    13. ビルド・オプション: このアクションのビルド・オプションを選択します。ビルド・オプションは、アプリケーション内のコンポーネントが有効になっているかどうかを判別する事前に定義された設定です。
    14. コメント: ここに開発者ノートを入力します。これらのコメントはアプリケーション・ビルダーにのみ表示され、アプリケーションには表示されません。
  11. 「作成」をクリックして、タスク定義に戻ります。
  12. このタスク定義のコメントを追加します。
  13. 「変更の適用」をクリックします。
APEXにより、タスク定義が作成されます。