7 Oracle Big Data SQLのアンインストール
Oracle Big Data SQLを完全にアンインストールする場合は、現在インストールされているHadoopクラスタ管理サーバーおよびOracle Databaseノードからソフトウェアを削除する必要があります。
Hadoop DataNodeサービスをノードのサブセットから削除した場合、それらのノードからのみOracle Big Data SQLを削除する必要があります。
7.1 ソフトウェアの削除に関する一般的なガイドライン
Oracle Big Data SQLは、Hadoopクラスタ管理サーバー、またはクラスタ管理サーバーに接続されたOracle Databaseサーバーからアンインストールできます。手順は、すべてのHadoopプラットフォームと同じです。
Oracle Big Data SQLのアンインストールに関するガイドラインは次のとおりです。
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Oracle Big Data SQLの完全アンインストールを実行するには、クラスタ管理サーバーおよびBDSサービスに接続された各Oracle Databaseサーバーから、このソフトウェアを削除します。
これは各サーバーでの単一のスクリプト実行です。他の手動のステップは必要ありません。
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クラスタ管理サーバーから先にアンインストールすることも、データベース・サーバーから先にアンインストールすることもできます。
ヒント:
両側のインストールからソフトウェアを削除する場合は、まずデータベース側からアンインストールします。クラスタ管理サーバーから先にアンインストールすると、処理中の問合せは失敗します。 -
データベース側で、インストールされた最初のOracle Big Data SQL接続はデフォルト・クラスタと呼ばれます。
ノート:
Oracle RACデータベースでは、必ずデータベースのすべてのノード上でアンインストール・スクリプトを実行してください。7.2 Oracle Databaseサーバーからのアンインストール
Oracle Big Data SQLの現在のバージョンをアンインストールする任意のデータベース・サーバーで、次のコマンドをデータベース所有者(通常はoracle
ユーザー)として実行します。RACデータベースの場合は、必ずRACの各インスタンス上でアンインストールを実行してください。
--crs
コマンドライン・パラメータは、Gridサポートに関連する条件に応じて、必須である場合もあれば、そうでない場合もあることに注意してください。このガイドの「bds-database-install.shのコマンドライン・パラメータ・リファレンス」を参照してください。
Oracle Big Data SQLのアンインストール
uninstall
コマンドでbds-database-install.sh
を実行します。 $ /bds-database-install.sh --uninstall --crs=false
ノート:
Gridがこのデータベース・ノードで実行されていない場合や、データベースがGrid (CRS/ASM)を使用していない場合は、オプションの--crs
パラメータを含めて、それをfalse
に設定します。
--uninstall-as-primary
パラメータおよび--uninstall-as-secondary
パラメータは、このリリースでは廃止になっていることに注意してください。アンインストール・プロセスでプライマリ・クラスタとセカンダリ・クラスタとを区別する必要はなくなりました。また、--db-resource
は廃止になり、このためここに示した例では使用されていません。
7.3 Hadoopクラスタからのアンインストール
Oracle Big Data SQLは、Hadoop DataNodeサービスと連携して動作します。Oracle Big Data SQLインストーラを構成管理サーバーで実行すると、Oracle Big Data SQLコンポーネントがDataNodeサービスが稼働しているすべてのHadoopクラスタ・ノードに自動的に伝播されます。DataNodeサービスを1つ以上のノードから削除した場合、同じノードからOracle Big Data SQLコンポーネントも削除する必要があります。
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クラスタ管理サーバー(CMまたはAmbariが稼働中)で、
root
としてログオンします。 -
Oracle Big Data SQLインストール・バンドル
BigDataSQL-<Hadoop distribution><version>.zip
が抽出された場所の下にあるBDSjaguar
ディレクトリに移動します。 -
uninstall
コマンドでJaguarを実行し、クラスタにインストールするために以前使用した構成ファイル(bds-config.json
など)を指定します。
アンインストールが完了すると、次のメッセージが返されます。[root@myclusteradminserver:BDSjaguar] # ./jaguar uninstall bds-config.json
BigDataSQL: UNINSTALL workflow completed.