リンク標準ドックレットについて
リンク標準ドックレットを使用すると、複数のレポート・パッケージ間で共通のライブラリ・ドキュメントを簡単に共有できます。
Narrative Reportingライブラリのフォルダに格納されているドキュメントは、リンク標準ドックレットとしてレポート・パッケージに追加できます。リンク標準ドックレットは、ライブラリ・ドキュメントへの永続リンクを保持します。ライブラリ・ドキュメントが更新されると、Narrative Reportingは、ライブラリ・ドキュメントにリンクされたすべてのドックレットを自動的に更新します。Narrative Reportingは、ドックレット・リンクが非アクティブ化されるまでドックレット・ファイルを更新し続けます。
リンク標準ドックレットは、レポート・パッケージ間で共通のコンテンツの一貫性を確保するための簡単な方法です。
ノート:
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リンク・ドックレットは、標準ドックレットにのみ適用できます。
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リンク標準ドックレットは、リファレンス・ドックレットおよびサプリメンタル・ドックレットではサポートされていません。
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埋込みコンテンツおよび変数は、リンク・ドックレットではサポートされていません。
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送信、承認、却下、リコールなどのワークフロー・アクティビティは、リンク標準ドックレットに適用されます。これらのタスクは、Oracle Smart View for Officeで実行できます。
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ドックレットが完了とマークされると、リンクは非アクティブ化されます。
リンク標準ドックレットとして指定できるドキュメントのタイプは、表22-1に示すように、レポート・パッケージのタイプによって異なります。
表22-1 レポート・パッケージ・タイプ別のリンク・ドックレットのサポート
レポート・パッケージ・タイプ | リンクでサポートされているドキュメント・タイプ |
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Word |
Word |
PowerPoint |
PowerPoint |
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PDF、Word、PowerPoint、Excel、レポート |
Smart Viewでは、次のことができます。
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ドックレットを選択して「開く」をクリックすることで、レポート・パッケージ内のリンク標準ドックレットのコンテンツを表示します。
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アクション・パネルで「プロパティ」を選択するか、「Narrative Reporting」リボンの「検査」ボタンをクリックして、レポート・センターでドックレットを選択することで、リンク標準ドックレットのプロパティを表示します。
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リンク標準ドックレットで文書作成フェーズのワークフロー・タスク「送信」、「承認」、「リコール」、「却下」を実行します。
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リンク標準ドックレットをチェックアウトし、「Narrative Reporting」リボンの「ファイルの置換」ボタンをクリックして、リンク標準ドックレットを置換し、リンクを削除します。Narrative Reportingによって、ファイルを置換するとリンクが解除されることが警告されます。「ファイルの置換」操作を確認し、リンクされていないドックレットをチェックインすると、ドックレットはレポート・パッケージの他の標準ドックレットと同様になり、さらに文書作成、アップロード、チェックイン、送信、承認、却下を行うことができます。
リンクされていないドックレットに加えられた変更は、現在のレポート・パッケージのドックレットにのみ反映され、以前にリンクされていたライブラリ・ドキュメントには反映されません。
Narrative Reporting Webでは、ドックレットが完了としてマークされている場合、文書作成フェーズが完了している場合またはレポート・パッケージが最終としてマークされている場合にも、ドックレット・リンクを削除または非アクティブ化できることに注意してください。
リンク標準ドックレットのリンクを削除する場合は、リンク標準ドックレットのリンクの削除を参照してください。
ノート:
ドックレット・リンクの削除後、またはリンクの破損により、ライブラリ・ドキュメントへのリンクを再設定(再リンク)する必要がある場合、Narrative Reporting Webでリンク手順を実行する必要があります。この手順はSmart Viewではサポートされていません。詳細は、「Narrative Reportingのドックレットの文書作成と承認」のリンク標準ドックレットの操作に関する項を参照してください。