ドックレットへの変数の挿入

静的変数と参照変数を作成してチェックインすると、文書作成者がそれらの変数をWordまたはPowerPointドックレットのヘッダー、表、セル、段落またはExcelドックレットのセルで使用できるようになります。

ノート:

  • 個々のドックレットに挿入する変数の数は250以下に制限することをお薦めします。ドックレットに250を超える変数が含まれていると、ドックレットのチェックイン時に処理時間が長くなり、場合によってはチェックインが失敗することがあります。

  • Office 365の32ビット・バージョンでOracle Smart View for OfficeおよびNarrative Reporting拡張機能を使用しているときは、「変数」パネルからPowerPointドックレットに変数を挿入すると、断続的な問題が発生します。この問題を回避するには、「PowerPointの場合のSmart Viewでの変数の使用」を参照してください。

ドックレットに変数を挿入するには:

  1. レポート・パッケージを開き、ドックレットを開いてチェックアウトします。
  2. 「レポート・パッケージ」パネルのドロップダウン・リストで、「変数」を選択します。

    「レポート・パッケージ」のドロップダウン・リストで使用可能なオプションを示しています。オプションは、「レポート・センター」と「変数」です。

    「変数」を選択すると、Smart Viewパネルに、使用可能な変数のリストが表示されます。図22-36では、変数の短いリストが示されています。レポート・パッケージ内の変数のリストを示す別の例は、図22-35を参照してください。

    図22-36 レポート・パッケージで使用可能な変数のリストの例


    Smart Viewパネルの変数リストで選択された変数
  3. ドックレットで、変数を挿入する位置を選択します。
  4. 変数のリストから、挿入する変数を選択します。

    リストで変数を選択すると、図22-36に示すように、変数に対して3つのメニュー・オプションが表示されます。

  5. 左向き矢印で表された変数挿入ボタン。をクリックして、ドックレット内の選択した位置に変数を挿入します。

    図22-37の例では、Wordドックレットの一部分で変数の挿入位置が黄色で強調表示されています。変数の挿入ボタン左向き矢印で表された変数挿入ボタン。が円で囲まれ、ボタンのツールチップ・テキストが表示されています。

    図22-37 変数の挿入位置が強調表示されたWordドックレット


    変数の挿入位置が強調表示されたWordドックレット。挿入ボタンが円で囲まれて強調され、ツールチップ・テキスト「現在の選択に変数を挿入」が表示されています。

    図22-38の例は、現在の月を表す静的変数(August 2016と定義されている)をWordドックレットに挿入した結果を示しています。また、段落テキストに表示されている数値$235,370,180.29は、以前に挿入された参照変数です。

    図22-38 現在の月を表す静的変数を挿入した結果が示されているWordドックレット

    現在の月を表す静的変数を挿入した結果を示しているドックレットの一部分。
  6. 現在のドックレットへの変数の挿入が終了したら、ドックレットをアップロードしてチェックインします。
  7. 静的変数や参照変数を挿入する必要がある各ドックレットに対し、この手順を繰り返します。