2 runme.shスクリプトについて

runme.shスクリプト・ファイルを使用して、ランタイム・プラットフォームにマイクロサービス対応トランザクション・マネージャ(MicroTx)をインストールし、サンプル・アプリケーションを迅速に実行します。

注意:

このスクリプトは、テスト環境または開発環境でのみ実行します。このスクリプトは本番環境では使用しないでください。

2.1 考慮事項

runme.shスクリプト・ファイルを使用してテスト環境でサンプル・アプリケーションを実行する前に、この項で説明する点を考慮してください。

必要な環境の詳細

runme.shスクリプト・ファイルはbashスクリプトであるため、Bashシェルをサポートする環境で実行できます。

スクリプトおよびサンプル・アプリケーションを実行するには、ローカル・マシンで6114MB以上のメモリーが使用可能であることを確認します。

サポートされている言語

runme.shスクリプト・ファイルを使用して、次の言語でコーディングされたサンプル・アプリケーションを実行します:
  • TypeScriptまたはJavaScript (Node.jsの場合)
  • Java

サポートされているプラットフォーム

runme.shスクリプト・ファイルを使用して、次の開発環境でサンプル・アプリケーションを実行します:

  • Docker
  • Minikube
  • Oracle Cloud Infrastructure Container Engine for Kubernetes (OKE)

サポートされているリソース・マネージャ

XAサンプル・アプリケーションを実行する前に、トランザクション参加側サービスのリソース・マネージャとしてOracle Databaseを設定します。XAトランザクションでは、MicroTxクライアント・ライブラリはリソース・マネージャのクライアント・ライブラリにアクセスする必要があります。

サポートされているアイデンティティ・プロバイダ

次のアイデンティティ・プロバイダを使用して、認証情報を作成できます。

  • Oracle IDCS
  • Oracle IAM
  • Keycloak
  • Microsoft Azure Active DirectoryおよびActive Directory

このガイドでは、Oracle IAMおよびOracle IDCSを使用したアクセス・トークンの作成について説明します。Oracleアイデンティティ・プロバイダの使用を参照してください。

KeycloakまたはMicrosoft ADをアイデンティティ・プロバイダとして使用する場合は、アイデンティティ・プロバイダの設定およびアクセス・トークンの作成の詳細について製品ドキュメントを参照してください。