11.1 概要
プログラマは、Oracle TuxedoのCORBAクライアントと共同クライアント/サーバー(オブジェクト呼出しの受信と処理が可能なクライアント)のいずれかにあわせて、クライアントのmain()を記述します。main()はOracle Tuxedo CORBA環境オブジェクトを使用して接続を確立し、セキュリティを設定し、トランザクションを開始します。
Oracle Tuxedoクライアントは、オブジェクトの操作を呼び出します。DIIの場合、クライアント・コードによってDII Requestオブジェクトが作成され、そのDII Requestの2つの操作のうち一方が呼び出されます。静的呼出しの場合は、クライアント・コードによって、通常の呼出しに似た呼出しが実行されます。これは結果的には、生成されたクライアント・スタブ内のコードを呼び出すことになります。加えて、クライアントのプログラマはOMGによって定義されるORBインタフェースと、Oracle Tuxedoソフトウェアと共に供給されるOracle Tuxedo CORBA環境オブジェクトを使用して、Oracle Tuxedo固有の機能を実行します。
Oracle Tuxedo共同クライアント/サーバー・アプリケーションでは、クライアント・コードはコールバックOracle Tuxedoオブジェクト用のサーバーとして動作できるように構成する必要があります。そのようなクライアントはTPフレームワークを使用しません。また、Oracle Tuxedoシステムの管理下には置かれません。これはプログラミングに影響を及ぼすほか、CORBA共同クライアント/サーバーにはOracle Tuxedo CORBAサーバーと同じようなスケーラビリティや信頼性がなく、またTPフレームワークで使用できるような状態管理機能やトランザクション機能もないということを意味します。これらの特性を必要とするユーザーは、Oracle Tuxedo CORBAのクライアントではなくサーバーに、オブジェクトを実装するようアプリケーションを構成する必要があります。
次の項では、Oracle Tuxedoクライアントにコールバックのサポートを追加するために使用するメカニズムを説明します。場合によっては、このメカニズムはTPフレームワークを使用するOracle Tuxedoサーバーのメカニズムと対比されます。