3.1 単純なプログラミング・モデル

TPフレームワークは、CORBAオブジェクト実装の幅広い選択肢の中から、シンプルで便利なサブセットを提供します。使用できるのは、サーバー側オブジェクトの実装を開発する場合のみです。クライアント側CORBA ORBを使用する場合、クライアントは、TPフレームワークが管理するサーバー側実装を持つCORBAオブジェクトと対話します。非Oracle Tuxedoサーバー環境で実行されるCORBAオブジェクトにアクセスするように作成されたクライアントは、クライアント・インタフェースの変更や制約もなく、Oracle Tuxedoサーバー環境で実行される同じCORBAオブジェクトにアクセスできます。

TPフレームワークでは、CORBAポータブル・オブジェクト・アダプタ(POA) APIよりも使いやすく、理解も簡単で、特にエンタープライズ・アプリケーション向けに準備されたサーバー環境およびAPIが提供されます。これは、単純なサーバー・プログラミング・モデルと、ORBIXやVisiBrokerなどのORBを使用していたプログラマにはなじみのある従来のCORBAモデルの実装です。

TPフレームワークを使用すると、次の方法でサーバー環境の複雑さを抑えて、Oracle Tuxedo CORBAサーバーのプログラミングが容易になります:

  • TPフレームワークが、POAおよびネーミング・サービスとのやり取りをすべて処理します。そのため、アプリケーション・プログラマがPOAまたはネーミング・サービスのインタフェースの知識を持っている必要はありません。
  • TPフレームワークはシングル・スレッド処理されます。つまり、スレッド・セーフな実装を作成せずに済むように、1つのCORBAオブジェクトに対するリクエストは一度に1つしか処理されません。
  • CORBAオブジェクトは、1つのオブジェクトIDと1つのサーバントとの関連付けについて矛盾しないように、一度に1つのトランザクションのみに関与できます。

TPフレームワークには、次の機能があります: