3.7 TPフレームワークAPI

この項では、TPフレームワークAPIについて説明します。このAPIの使用方法については、『CORBAサーバー・アプリケーションの作成』でも説明しています。

TPフレームワークは、次のコンポーネントから構成されます:

  • Server C++クラス。アプリケーション固有のサーバー初期化および終了ロジック用の仮想メソッドを持っています
  • ServerBase C++クラス。マルチスレッド・サーバー・アプリケーション用の仮想メソッドを持っています。
  • Tobj_ServantBase C++クラス。オブジェクトの状態管理用の仮想メソッドを持っています
  • TP C++クラス。次の処理のためのメソッドを用意しています:
    • CORBAオブジェクトのオブジェクト参照の作成
    • FactoryFinderオブジェクトへのファクトリの登録および登録解除
    • オブジェクトのユーザー制御のアクティブ化と非アクティブ化の開始
    • ユーザー制御による呼出し中のCORBAオブジェクトの非アクティブ化の開始
    • 呼出し中のCORBAオブジェクトへのオブジェクト参照の取得
    • XAリソース・マネージャのオープンおよびクローズ
    • ユーザー・ログ(ULOG)ファイルへのメッセージの記録
    • ORBおよびBootstrapオブジェクトへのオブジェクト参照の取得(CORBA Interoperable Naming Service (INS)を使用していない場合)
  • これらのクラスのヘッダー・ファイル
  • サーバー・アプリケーションが使用するライブラリ

    TPフレームワークの可視部分は、2種類の操作で構成されています:

  • ユーザー・コードで呼出し可能なサービス・メソッド。これらのメソッドはTPインタフェースに含まれています。
  • ユーザーが記述し、TPフレームワークで呼び出すコールバック・メソッド。Tobj_ServantBaseおよびServerクラスのメソッドも含まれます。これらの操作は、TPフレームワークのコードでのみ呼び出すためのものです。アプリケーション・コードでは、これらのクラスのメソッドを呼び出してはなりません。呼び出した場合、予期できない結果となる可能性があります。