13.1.4 wstring
wstringデータ型は、ワイド文字NULLを除きwcharのシーケンスを表します。wstring型はstring型と似ていますが、その要素型がcharではなくwcharである点で異なります。wstringの実際の長さは実行時に設定されます。制限付き形式を使用する場合、長さは制限以下でなければなりません。
次に、wstringを定義する構文を示します:
<wide_string_type> ::= “wstring” “<” <positive_int_const> “>”
| “wstring次に、wstringのサンプル・コードを示します:
CORBA::WString_var v_upper = CORBA::wstring_dup(wmixed);
wstring型は、unsigned long、char、string、doubleなどの型と同じようにビルドされます。これらの型は、パラメータとして直接使用することや、typedefに指定したり、構造体、シーケンス、ユニオン、配列などを作成したりできます。
ノート:
wcharおよびwstringデータ型を使用すると、ユーザーが記述するネイティブ言語でコンピュータと対話できます。日本語や中国語など、言語によっては一意の文字が多数ある言語もあります。このような文字セットは、1バイトの中に収まりません。マルチ・バイト文字セットをサポートするために様々なスキームが考案されていますが、まだ実用的なレベルには至っていません。ワイド文字とワイド文字列を使用すると、こういった複雑な文字セットとのやり取りが容易になります。
親トピック: マッピング