2.11.4 マルチバイト文字エンコードでのlibiconvのサポート
Oracle Tuxedo 8.1以降のソフトウェア配布キットには、多くのエンコード文字セットとエンコードをサポートするエンコード変換ライブラリであるlibiconv
が付属しています。マルチバイト文字エンコードの機能では、このライブラリの文字変換関数を使用して、サポートされている任意の文字エンコードから別の文字エンコードにUnicode変換を通じて変換できます。
libiconv
では、次のエンコードをサポートします:
- ヨーロッパ言語
- ASCII、ISO-8859-{1,2,3,4,5,7,9,10,13,14,15,16}
- KOI8-R、KOI8-U、KOI8-RU
- CP{1250,1251,1252,1253,1254,1257}、CP{850,866}
- Mac{Roman,Central Europe,Iceland,Croatian,Romania}
- Mac{Cyrillic,Ukraine,Greek,Turkish}
- Macintosh
- セム語
- ISO-8859-{6,8}、CP{1255,1256}、CP862、Mac{Hebrew,Arabic}
- 日本語
- EUC-JP、SHIFT-JIS、CP932、ISO-2022-JP、ISO-2022-JP-2、ISO-2022-JP-1
- 中国語
- EUC-CN、HZ、GBK、GB18030、EUC-TW、BIG5、CP950、BIG5-HKSCS
- ISO-2022-CN、ISO-2022-CN-EXT
- 韓国語
- EUC-KR、CP949、ISO-2022-KR、JOHAB
- アルメニア語
- ARMSCII-8
- ジョージア語
- Georgian-Academy、Georgian-PS
- タイ語
- TIS-620、CP874、MacThai
- ラオス語
- MuleLao-1、CP1133
- ベトナム語
- VISCII、TCVN、CP1258
- プラットフォーム固有のエンコード
- HP-ROMAN8、NEXTSTEP
- 正規のUnicode
- UTF-8
- UCS-2、UCS-2BE、UCS-2LE
- UCS-4、UCS-4BE、UCS-4LE
- UTF-16、UTF-16BE、UTF-16LE
- UTF-32、UTF-32BE、UTF-32LE
- UTF-7
- JAVA
- `uint16_t'または`uint32_t' (マシン依存のエンディアンと配置)による正規のUnicode
- UCS-2-INTERNAL、UCS-4-INTERNAL
- `char'または`wchar_t' (マシン依存のエンディアンと配置、およびOSとロケール依存のセマンティクス)によるロケール依存のエンコード
- char、wchar_t
関連項目:
マルチバイト文字エンコードの詳細は、次のドキュメントを参照してください。- 『Oracle Tuxedo ATMI C関数リファレンス』の
buffer(3c)
、tpmbconv(3c)
、tpgetmbenc(3c)
、
、tpsetmbenc(3c)
tuxgetmbenc(3c)
、tuxsetmbenc(3c)
、tuxgetmbaconv(3c)
およびtuxsetmbaconv(3c)
に関する項 - 『Oracle Tuxedoファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンス』の
tuxenv(5)
、tuxtypes(5)
およびtypesw(5)
に関する項 - FMLを使用したOracle Tuxedo ATMIアプリケーションのプログラミング
- Oracle Tuxedo ATMI FML関数リファレンス
親トピック: MBSTRING型バッファの使用