2.7 VIEW型バッファの使用
VIEW型バッファには2種類あります。1つはFML VIEWで、FMLバッファから生成されるC構造体です。もう1つは、単なる非依存型のC構造体です。
               
FMLバッファをC構造体に変換して再び元に戻す(FML VIEW型バッファを使用する)のは、FML型バッファでの処理にはオーバーヘッドが生じるからです。つまりFML型バッファには、データの独立性と操作の利便性がある一方で、FML関数を呼び出すためのオーバーヘッドが発生します。C構造体は、柔軟性の点では劣りますが、バッファ・データの時間がかかる処理に適しています。大量のデータを操作する場合、フィールド化バッファのデータをC構造体に転送し、通常のC関数を使用してそのデータを処理し、格納やメッセージ転送を行うためにそのデータをFML型バッファに戻すと、パフォーマンスを向上させることができます。
               
FML型バッファとFMLファイルの変換の詳細は、『Oracle Tuxedo ATMI FML関数リファレンス』を参照してください。
               
VIEW型バッファを使用するには、次のステップに従います。
               
- 適切な環境変数を設定します。
- 各構造体をVIEW記述ファイルに定義します。
- Oracle Tuxedo VIEWコンパイラのviewcを使用して、VIEW記述ファイルをコンパイルします。生成されたヘッダー・ファイルをアプリケーション・プログラムの#include文に指定します。