11.1.2 セマフォ

Oracle Tuxedoアプリケーションに参加する各プロセスには、セマフォが必要です。セマフォとは、複数のプロセスが同じ共有メモリー領域に同時にアクセスしないように使用する、ハードウェアまたはソフトウェアのフラグです。あるプロセスが1つの共有メモリー・リソースを制御している場合、そのプロセスがリソースを解放するまで、それ以外のすべてのプロセスはその共有メモリー・リソースにアクセスできません。Oracle Tuxedoアプリケーションを起動すると、基底のOracle Tuxedoシステムにより、オペレーティング・システムに構成されているセマフォの数が確認されます。十分な数のセマフォが構成されていないと、アプリケーションは起動できません。

次のセマフォ・パラメータを調整してください。

SEMMNS
システム内の最大セマフォ数。SEMMNSの最小要件はMAXACCESSERS - MAXWSCLIENTS + 13です。ここで、MAXACCESSERSは特定のマシン上のOracle Tuxedoシステム・プロセスの最大数(サーバーとネイティブ・クライアントを含む)、 MAXWSCLIENTSはOracle Tuxedoリモート・クライアントの最大数です。これらのパラメータは、どちらもアプリケーションのUBBCONFIGファイルに設定されます。UBBCONFIGの詳細は、構成ファイルの作成または『ファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンス』UBBCONFIG(5)を参照してください。
SEMMNI
アクティブなセマフォ・セットの最大数。
SEMMSL
セマフォ・セットあたりの最大セマフォ数。SEMMNISEMMSLは、それらの積がSEMMNSになるように設定します。Oracle Tuxedoシステムはセマフォ・セット上でセマフォ操作を行いませんが、できるだけ多くのセマフォをセマフォ・セットに割り当てます。
SEMMAP
メッセージ・セマフォ・セットに使用される制御マップのサイズ。SEMMAPは、SEMMNIと同じ値にする必要があります。
SEMMNU
システム内のundo構造体の数。undo構造体は掲示板にアクセスできる各プロセスで必要であるため、SEMMNUSEMMNS以上の値にする必要があります。(UNIXオペレーティング・システムでは、予期せず異常終了したプロセスによって保持されているセマフォを解除するのにundo構造体が使用されます。)
SEMUME
undo構造体あたりのundoエントリの最大数。1に設定すれば十分です。