1.2.1 Jolt for WebLogicとTuxedoの関係

Oracle Jolt for Oracle WebLogic Serverを使用すると、基盤となるTuxedoシステムにWebからアクセスできます。Webアクセスが可能なので、Tuxedoドメイン内の他のシステムやデータベースと通信できるWeb対応アプリケーションを作成することができます。

ここで説明するシステムには、標準のWebブラウザからアクセスします。このWebブラウザに対し、WebLogic Serverは、カスタマイズしたJava HTTPサーブレットを使用して、ブラウザの対話型のHTTPリクエストを処理します。(HTTPサーブレットは、受け取ったHTTPリクエストを処理し、それに対してHTTPレスポンスを送信するJavaクラスです。)カスタマイズしたHTTPサーブレットは、Jolt for WebLogic APIを使用して、リモート・マシン上またはセキュリティ・ファイアウォールの背後に配置されたJolt Serverとも通信します。

Jolt ServerはTuxedoドメイン内に存在するサーバーであり、各クライアントに対してアクセスを許可するTuxedoサービスを決定します。Jolt ServerはリクエストされたTuxedoサービスを呼び出し、結果をWebLogic Serverに返します。返された結果は、サーブレットが生成したWebページにコンパイルし、ブラウザに送信することができます。その際、インターネットまたはイントラネット上のどこからでもTuxedoサービスにアクセスできる使いやすいインタフェースを作成します。