1.2.2 Joltアーキテクチャの主要コンポーネント

WebLogic Java HTTPサーブレットからJolt Serverへ、また、Jolt ServerからTuxedoへの通信接続を維持する基本的なオブジェクト・タイプは、以下のとおりです。

  • Session

    セッション・オブジェクトは、Tuxedoシステムとの物理的接続を表します。

  • SessionPool

    セッション・プールには、1つまたは複数のセッションが含まれています。セッション・プール内のセッションは、効率を高めるために再利用されます。WebLogicサーブレットは、セッションを使用し、セッション・プールのメソッドによってTuxedo内のサービスを呼び出します。セッション・プールは、起動時にWebLogicサーバーによって初期化され、config.xmlファイルの属性によって設定されます。

    ノート:

    Oracle WebLogic Server 6.0以降では、xmlベースのconfig.xml環境設定ファイルがweblogic.propertiesファイルのかわりに使用されます。config.xmlファイルの詳細は、『Oracle WebLogic Server管理者ガイド』を参照してください。
  • SessionPoolManager

    セッション・プール・マネージャを使用して、セッション・プールへの参照を取得し、セッション・プールの作成、管理、および削除を行います。セッション・プール・マネージャは、WebLogic Serverが最初のセッション・プールを初期化する直前に作成されます。

次の図は、Oracle Jolt for Oracle WebLogic Serverのアーキテクチャを示します。

図1-1 Oracle Jolt for Oracle WebLogic Serverのアーキテクチャ

「Oracle Jolt for Oracle WebLogic Serverのアーキテクチャ」の図