6 Oracle Database Applianceのインストール後のタスク
ソフトウェアをデプロイ後、システムが稼働する前にこれらの管理タスクを実行する必要があります。
- CPUコア数の構成
Oracle Database Applianceは、各サーバーのすべてのコアが有効になった状態で提供されます。 必要に応じて、次の手順に従ってコア数を減らしてください。 - Oracle ILOMサービス・プロセッサの保護
Oracle Database Applianceのデプロイメントが完了したら、Oracle ILOMのデフォルト・パスワードを変更します。 - Oracle Database Applianceパスワードの変更
アプライアンスをデプロイしたら、システムを保護するために次のパスワードを必ず変更してください。
Oracle ILOMサービス・プロセッサの保護
Oracle Database Applianceのデプロイメントが完了したら、Oracle ILOMのデフォルト・パスワードを変更します。
コンソールからのOracle ILOMパスワードの変更
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Oracle ILOMコンソールで、「Administration」メニューから「User Management」を選択し、「User Accounts」サブタブに移動します。
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「root」ユーザーを選択し、「Edit」をクリックします。
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root
ユーザーのパスワードを変更します。
CLIコマンドを使用したOracle ILOMパスワードの変更
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SSHを介してOracle ILOMサービス・プロセッサ(SP)に接続します。
# ssh -l root SP-ipaddr
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新しいパスワードを設定します。
-> set /SP/users/root password=new_password Changing password for user /SP/users/root/password... Enter new password again: ********* New password was successfully set for user /SP/users/root
Oracle Database Applianceパスワードの変更
アプライアンスをデプロイしたら、システムを保護するために次のパスワードを必ず変更してください。
Oracleインストール所有者のパスワードの変更
デプロイメント中に、rootユーザーとデータベース・ユーザーSYS、SYSTEMおよびPDBADMINはシステム・パスワードに設定されます。 デプロイメント後に、oracleおよびgridのパスワードもシステム・パスワードに設定されます。 パスワードを企業のユーザー・セキュリティ・プロトコルに従うように変更してください。 データベース・システムを保護するために必要な構成とベスト・プラクティスに関する情報は、Oracle Database Applianceセキュリティ・ガイドおよびOracle Databaseセキュリティ・ガイドを参照してください。
コマンドラインを使用したoda-adminユーザー・パスワードの変更
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root
としてアプライアンスにログインします。 -
odacli set-credential
コマンドを実行してパスワードをリセットします。 要求された場合に新しいパスワードを入力します。# odacli set-credential --username oda-admin Enter 'user' password: Retype 'user' password:
ブラウザ・ユーザー・インタフェースを使用したoda-adminユーザー・パスワードの変更
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ユーザー名
oda-admin
を使用してブラウザ・ユーザー・インタフェースにログインします。 -
ブラウザ・ユーザー・インタフェースの右上隅にある「About」、「User Settings」の順にクリックします。
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「Password」フィールドと「Password Confirmation」フィールドにパスワードを入力し、「Submit」をクリックします。
確認メッセージが表示されます。
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「About」をクリックし、「Sign Out」をクリックします。
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新しいパスワードでブラウザ・ユーザー・インタフェースに再度ログインします。
ノート:
oda-admin
パスワードの有効期間は90日です。