1 Oracle Database Applianceのチェックリスト
次のチェックリストを使用して、Oracle Database Applianceの設定、デプロイおよびパッチ適用に必要なタスクを完了していることを確認します。
- システム要件のチェックリスト
デプロイメントを開始する前に、このチェックリストに記載されているシステム情報が準備されていることを確認します。 このチェックリストは、ベア・メタルおよび仮想化プラットフォームのデプロイメントに適用されます。 - Oracle Database Applianceベア・メタル・システムのデプロイメント・チェックリスト
このチェックリストは、Oracle Database Applianceベア・メタル・システムを初めて設定およびデプロイする場合のタスクの概要を示しています。 - Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントへのパッチ適用のチェックリスト
チェックリスト項目に従って、Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントにパッチを適用します。 - カスタム・ネットワーク・アドレス構成のチェックリスト
このチェックリストを使用して、Oracle Database Applianceに必要なIPアドレスを識別します。
システム要件のチェックリスト
デプロイメントを開始する前に、このチェックリストに記載されているシステム情報が準備されていることを確認します。 このチェックリストは、ベア・メタルおよび仮想化プラットフォームのデプロイメントに適用されます。
表1-1 Oracle Database Applianceのシステム構成情報用のチェックリスト
構成要素 | 必要な情報 | コメント |
---|---|---|
ホスト名 |
Oracle Database Applianceシステムの名前。 名前は、英数字とハイフン( - )は使用できるがアンダースコア( _ )は使用できないという、RFC 952標準に準拠している必要があります。 名前は数字およびハイフンで始めることはできず、ハイフンで終えることもできません。 ホスト名にはすべて小文字を使用することをお薦めします。 |
このスペースを使用して、アプライアンスの値を書き留めてください。 ホスト名: |
ドメイン名 |
ドメイン名。 たとえば: |
ドメイン名: |
リージョン |
Oracle Database Applianceシステムを操作する予定のリージョン。 |
リージョン: |
タイムゾーン |
Oracle Database Applianceシステムを操作する予定のタイム・ゾーン。 |
タイムゾーン: |
ディスクグループ冗長性 |
DATA、RECOおよびFLASHの冗長性レベルを決定します。 ディスクが2つまでの場合は、ディスク・グループの冗長性として「Normal」または「Flex」を選択できます。 ディスク・ドライブが3つ以上ある場合は、冗長性として「Normal」(2方向のミラー)、「High」(3方向のミラー)または「Flex」を選択できます。 冗長性として「High」を選択した場合、DATA、RECOおよびFLASHはすべて高い冗長性になります。 |
このスペースを使用して、アプライアンスの値を書き留めてください。 |
有効なCPUコアの数 |
Capacity-on-Demand (CoD)ライセンスに基づいて、この値によって有効なCPUコアの数を指定します |
このスペースを使用して、アプライアンスの値を書き留めてください。 |
バックアップ |
バックアップ先を決定します。 外部バックアップの場合は、NFSデバイスが必要です。 |
バックアップの場所: |
データ用に確保されるストレージのパーセンテージ |
DATAストレージ用に確保する量を決定します。 パーセンテージは10から90の整数値である必要があり、DATAとRECOの間でディスクをパーティション化する方法を決定します。 たとえば、80を指定すると、ストレージの80%がDATA用に予約され、残りの20%がRECO用に予約されます。 |
このスペースを使用して、アプライアンスの値を書き留めてください。 |
システム・パスワード |
システム、オペレーティング・システム・ユーザー、データベース・ユーザーおよびpdbadminのルート・ユーザーに設定されているパスワード。 このパスワードはデータベース |
アプライアンスのデプロイ時にシステム・パスワードを指定する必要があります。 |
DNSサーバー |
(オプション) DNSサーバーの詳細。 DNSを構成する場合は、少なくとも1つのDNSサーバーIPが必要です。 |
DNSサーバーの詳細: |
NTPサーバー |
(オプション)ネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)サーバーの詳細。 |
NTPサーバーの詳細: |
クライアント・アクセス・ネットワークのネットワーク情報 |
次のネットワーク情報を取得します。
パブリック・ネットワークとプライベート・ネットワークは同じサブネットにあってはなりません。無関係な別々のサブネットにある必要があります。 |
このスペースを使用して、アプライアンスの値を書き留めてください。 |
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)ネットワークのネットワーク情報 |
次のILOMネットワーク情報を取得します。
HAシステムの場合は、2つのILOMネットワークを構成するための情報があることを確認してください。 |
このスペースを使用して、アプライアンスの値を書き留めてください。 |
ユーザーおよびグループの情報 |
ユーザーを構成する方法およびオペレーティング・システムのロール分離を許可するかどうかを決定します。 デフォルトは2人のユーザーと6つのグループです。 オペレーティング・システムのロール分離: はい/いいえ ユーザーおよびグループのカスタマイズ: はい/いいえ グループおよびID:
|
このスペースを使用して、アプライアンスの値を書き留めてください。 |
初期データベースの詳細(デプロイメント時に作成した場合) |
(オプション)デプロイメント中に初期データベースを作成する場合は、次の構成の詳細を決定します。
DB名およびDB一意名には英数字を使用できますが、先頭の文字はアルファベットである必要があります。 アンダースコア(_)は使用できますが、"!@%^&*()+=\\|`~[{]};:'",<>/?"などの文字は使用できません。 |
このスペースを使用して、アプライアンスの値を書き留めてください。 |
Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)の情報 |
(オプション)デプロイメント時以降にOracle ASRを構成して有効にしますか。 その必要がある場合は、次の情報があることを確認してください。
|
アプライアンスのOracle Auto Service Request (Oracle ASR)の情報 |
Oracle Database Applianceベア・メタル・システムのデプロイメント・チェックリスト
このチェックリストは、Oracle Database Applianceベア・メタル・システムを初めて設定およびデプロイする場合のタスクの概要を示しています。
表1-2 ベア・メタル・システムのデプロイメント・チェックリスト
構成要素 | タスク |
---|---|
ハードウェア・サポートID (SI)の登録 | ハードウェア・サポートID (SI)をMy Oracle Supportアカウント・プロファイルに追加します。 ハードウェアSIは、Oracle Database Applianceの購入時に提供されます。 新規ソフトウェア・ライセンスを取得する場合は、新規ソフトウェアSIも登録する必要があります。 SIの登録プロセスは完了するまで最大24時間かかる場合があります。 |
アプライアンスのプラグを差し込む |
|
Node0 およびNode1 でのOracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM)の構成 |
Oracle ILOMを構成する前に:
Oracle ILOMコンソールにログインし、Oracle Integrated Lights Out Managerの構成の手順に従います。 |
電源投入 |
ケーブル接続とネットワーク接続の確認で説明されている手順に従います。 |
ネットワークのplumb |
IPアドレスとネットマスク・アドレスが記録されていることを確認します。 Oracle Database Applianceへの一時的なネットワーク接続を設定します。 単一ノード・システムとマルチノード・システムの両方のNode0で Oracle ILOMコンソールにログインし、ネットワークのplumbの手順に従います。 |
Oracle Database Applianceソフトウェアのダウンロード |
My Oracle Supportにログインし、デプロイメント用のソフトウェア・ファイルをダウンロードします。 最新のソフトウェアについては、Oracle Database Applianceリリース・ノートを参照してください。 |
Oracle Database Applianceのインストール |
zipファイルをOracle Database Applianceの一時的な場所にアップロードしてから、リポジトリを更新してソフトウェアをインストールします。 Oracle Database Applianceソフトウェアのインストールで説明されている手順に従い、コマンドを実行します。 |
アプライアンスの作成 |
アプライアンスの作成で説明されている手順に従います。 |
インストール後タスクの実行 |
CPUコア数を構成します。 ブラウザ・ユーザー・インタフェース、OracleユーザーとグループおよびOracle ILOMのパスワードを変更します。 Oracle Database Applianceのインストール後のタスクの章で説明されている手順に従います。 |
デプロイメントのクリーン・アップ |
なんらかの理由でデプロイメントが失敗した場合は、クリーン・アップ・スクリプトを実行し、アプライアンスを再デプロイします。 クリーン・アップ・スクリプトを実行する手順は、Oracle Database Applianceコンポーネントのアンインストールを参照してください。 |
Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントへのパッチ適用のチェックリスト
チェックリスト項目に従って、Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントにパッチを適用します。
表1-3 Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントへのパッチ適用のチェックリスト
構成要素 | タスク |
---|---|
アプライアンスが実行中であり、ネットワークとケーブルが正しく構成されていることを確認 |
高可用性システムでのみ: ケーブル接続の確認: 相互接続ネットワークを確認します。 |
現在のバージョンの確認 |
現在のバージョンを確認すると、パッチがアプライアンスに適用可能かどうかを確認できます。 その後、ターゲット・パッチ・バージョンに直接アップグレードするか、暫定バージョンにアップグレードする必要があるかを決定できます。 次を実行します。
|
My Oracle Supportからのパッチのダウンロード |
My Oracle Supportにログインし、このリリースのバンドル・パッチをダウンロードします。 最新のソフトウェアについては、Oracle Database Applianceリリース・ノートを参照してください。 |
ブラウザ・ユーザー・インタフェースを使用したパッチ適用の事前チェックの実行およびOracle Database Applianceへのパッチ適用 |
zipファイルをOracle Database Applianceの一時的な場所にアップロードし、パッチを解凍します。 Node0でコマンドを実行します。 パッチは他のノードに自動的に伝播されます。
ブラウザ・ユーザー・インタフェースを使用したOracle Database Applianceへのパッチ適用で説明されている手順に従います。 |
CLIを使用したパッチ適用の事前チェックの実行およびOracle Database Applianceへのパッチ適用 |
CLIを使用したOracle Database Applianceへのパッチ適用で説明されている手順に従い、コマンドを実行します。 |
クリーン・アップ・スクリプトの実行(オプション) |
なんらかの理由でパッチが失敗した場合は、クリーン・アップ・スクリプトを実行し、アプライアンスを再デプロイします。 クリーン・アップ・スクリプトを実行する手順は、Oracle Database Applianceコンポーネントのアンインストールを参照してください。 |
カスタム・ネットワーク・アドレス構成のチェックリスト
このチェックリストを使用して、Oracle Database Applianceに必要なIPアドレスを識別します。
ノート:
デフォルトのホスト・プライベート・アドレスの変更はお薦めしません。 アプライアンスのデプロイ後、プライベート・ネットワークは変更できません。表1-4 Oracle Database ApplianceのデフォルトIPアドレス要件
IPの種類 | IPアドレスのデフォルト値 | 自分で指定する値 |
---|---|---|
クライアント・アクセス・ネットワーク |
デフォルトなし |
デフォルトなし |
追加ネットワーク |
デフォルトなし |
デフォルトなし |
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) |
デフォルトなし |
デフォルトなし |
ホスト・プライベート・アドレス |
InfiniBandには、 |
該当しない: プライベート・アドレスはデプロイメント前に定義されるため、変更しないでください。 |