3 Oracle APEX管理サービス
インスタンス管理者は、Oracle APEX管理サービス(管理サービス)アプリケーションを使用して、ホスティングされたAPEXインスタンス全体を管理します。
ノート:
開発環境のセキュリティとパフォーマンスを確保するために、一部の管理機能はOracle Cloudで実行されているOracle APEXインスタンスでは使用できません。- 管理サービスの理解
Oracle APEX管理サービス(管理サービス)を使用して、ホスティングされたインスタンスのすべてのワークスペースを監視および管理します。 - リクエストの管理
「リクエストの管理」ページでワークスペース・サービス・リクエストと変更リクエストを承認および拒否します。 - 機能構成の管理
「機能構成」ページを使用して、アプリケーション開発設定、アプリケーション・インストール・オプション、SQLワークショップ機能、データベースおよびアクティビティの監視、RESTfulサービス、サービス・リクエストおよびチーム開発を構成します。 - セキュリティの構成
インスタンス管理者は、サービスレベルのセキュリティ、Real Application Securityに対するサポートの構成、セッション・タイムアウトの構成、ワークスペースの分離によるブラウザ攻撃の防止、リージョンおよびWebサービスからのドメインの除外、認証制御の構成、強力なパスワード・ポリシーの作成、認可済URLの管理など、インスタンス・セキュリティを構成できます。 - インスタンス設定の構成
Oracle APEX開発インスタンスの様々な一般設定を制御します。これには、ワークスペースのプロビジョニング動作、電子メール・プロビジョニング、記憶域、電子メール、ウォレット情報、レポート出力、ワークフロー設定、アプリケーション・ギャラリ設定、「ヘルプ」メニュー、ワークスペース・サイズ・オプション、アプリケーションID範囲およびバックグラウンド・ジョブの構成などが含まれます。 - パブリック・テーマの管理
開発者がアプリケーションを作成するときや既存のアプリケーションを変更するときに使用できる、パブリック・テーマを作成します。 - メタデータの管理
「メタデータの管理」の下にあるリンクを使用して、セッション・ステート、電子メール・キュー、インストール済の翻訳、対話モード・レポートの説明を表示し、管理します。 - メッセージ、バナーおよびリソース・リストを使用した伝達
管理者は、メッセージ(ログイン、システム・メッセージ、ワークスペース・メッセージなど)、バナーおよび「サイト固有のリソース」リストを作成することで、システム・ユーザーとやり取りできます。 - サービス・サインアップ・ウィザードの作成
インスタンス管理者は、新しいワークスペースのリクエストが送信される前にユーザーが完了する必要があるサービス・サインアップ・ウィザードを作成できます。 - スキーマの管理
Oracle APEXインスタンス内にあるスキーマを管理します。 - 「管理サービス」でのワークスペースの作成
ユーザーは、ワークスペースという作業用の共有領域にサインインすることでOracle APEXにアクセスします。管理者は、「管理サービス」での手動ワークスペース作成や、ユーザーがログイン・ページでリンクをクリックする自動化された手法の利用が可能です。 - 既存のワークスペースの管理
インスタンス管理者は、Oracle APEXインスタンス内にある既存のワークスペースを管理できます。 - Oracle APEXインスタンス全体のユーザーの管理
インスタンス管理者は、「開発者とユーザーの管理」ページで、Oracle APEXインスタンス内のすべてのユーザー・アカウントを管理します。 - インスタンス間のアクティビティの監視
Oracle APEXインスタンスに対するすべてのエンド・ユーザーおよび開発者アクティビティを監視します。 - ログとログ・エントリの構成および削除
ログ間隔を構成し、ログとログ・エントリを削除します。
参照:
- ワークスペースおよびアプリケーションの管理
- Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの管理者のセキュリティ・ベスト・プラクティスの理解