20.4.3.8 Oracle Application Server Single Sign-On Server

Oracle AS Single Sign-On (SSO) Serverに認証を委譲します。この認証スキームを使用するには、サイトは、SSO Serverにパートナ・アプリケーションとして登録されている必要があります。

ノート:

開発環境のセキュリティとパフォーマンスを確保するために、この機能はOracle Cloudで実行されているOracle APEXインスタンスでは使用できません。

20.4.3.8.1 Application Server Single Sign-On Serverについて

Application Server Single Sign-On Server認証について説明します。

Oracle APEXアプリケーションは、Oracle Application ServerのSingle Sign-On (SSO)インフラストラクチャでパートナ・アプリケーションとして動作できます。Oracle Application Serverのパートナ・アプリケーションの登録手順に従い、アプリケーション(またはAPEXエンジン)をパートナ・アプリケーションとして登録し、Oracle 9iAS SSO Software Developer Kit (SDK)をインストールする必要があります。

この方法を選択する場合、ご使用のアプリケーションでは統合されたログイン・ページが使用されません。かわりに、ユーザーが新しいブラウザ・セッションでアプリケーションにアクセスすると、APEXエンジンによって「シングル・サインオン」ログイン・ページにリダイレクトされます。ユーザーがSSOによって認証されると、SSOコンポーネントによってアプリケーションにリダイレクトされ、APEXエンジンにユーザー・アイデンティティおよびその他の情報が渡されます。その後、ユーザーはログオフするか、ブラウザ・セッションを終了するか、またはその他のセッション終了イベントが発生するまでアプリケーションを使用できます。

20.4.3.8.2 Oracle Application Server Single Sign-Onの設定

シングル・サインオン認証を設定する方法について説明します。

Oracle Application Server Single Sign-Onを設定するには:

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

    共有コンポーネント・ページが表示されます。

  4. 「セキュリティ」で、「認証スキーム」を選択します。
  5. 認証スキーム・ページで、「作成」をクリックします。
  6. 「ギャラリからの事前構成済スキームに基づく」を選択し、「次へ」をクリックします。
  7. 「名前」で、次の項目を指定します。
    1. 名前 - 他のアプリケーション開発者が認証スキームを参照するための名前を入力します。
    2. スキーム・タイプ - 「Oracle Application Server Single Sign-On」を選択します。
  8. 「設定」で、次の項目を指定します。
    1. パートナ・アプリケーション名 - Oracle Application Server Single Sign-Onで認証し、アプリケーションがSSOに登録済のパートナ・アプリケーションである場合は、パートナ・アプリケーションをSSOに登録する際に使用した名前を入力してください。

      登録済パートナ・アプリケーションになっているAPEXに依存している場合は、このフィールドを空白のままにします。

    2. SSOサーバーのログアウトURL: Single Sign-On Serverのログアウト・パスを入力します(https://login.example.com/sso/logoutなど)。アプリケーションのログアウト時に、APEXはこの値を使用して'?p_done_url='とアプリケーションのログインURLを連結し、結果のURLを使用してシングル・サインオンからログアウトしてから、アプリケーションにリダイレクトします。
  9. 「認証スキームの作成」をクリックします。