2.3 ワークスペースのホームページの理解
Oracle APEXにサインインすると、ワークスペースのホームページが表示されます。
Oracle APEXの各開発インスタンスには、複数のワークスペースを含めることができます。ワークスペースは、オブジェクト、データおよびアプリケーションをプライベートに保ちながら、同一のAPEXのインストール内で複数のユーザーが作業できるようにする仮想プライベート・データベースです。この項では、ワークスペースのホームページを構成するセクションを説明します。
- メニュー・バーとアイコン
ワークスペースのホームページのメニュー・バーとアイコンについて説明します。 - トップ・アプリケーションおよびトップ・ユーザー・ダッシュボード
「トップ・アプリケーション」および「トップ・ユーザー」リージョンについて説明します。 - 「サマリー」および「メッセージ」リージョン
「サマリー」および「メッセージ」リージョンについて説明します。 - 「リソース」および「使用可能な更新」リージョン
「リソース」および「使用可能な更新」リージョンについて説明します。
親トピック: クイック・スタート
2.3.1 メニュー・バーとアイコン
ワークスペースのホームページのメニュー・バーとアイコンについて説明します。
メニュー・バー
アプリケーション・ビルダー、SQLワークショップ、チーム開発およびギャラリを含む主要な開発コンポーネントにアクセスするには、ワークスペースのホームページを使用します。
メニュー・バーはページの上部に表示されます。このメニュー・バーは、ほとんどのアプリケーション・ビルダーのページに表示されます。メニューをクリックして、「アプリケーション・ビルダー」、「SQLワークショップ」、「チーム開発」または「ギャラリ」内の様々なコンポーネントやファンクションへの代替ナビゲーション・パスにアクセスします。次の図は「アプリケーション・ビルダー」メニューを示しています。
ワークスペースのホームページのアイコン
ワークスペースのホームページの中央には、次の大きいアイコンがあります。
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アプリケーション・ビルダー - 一連のHTMLページから構成されるデータベース・オブジェクトに基づいたアプリケーションを作成します。
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SQLワークショップ - データベース・オブジェクトを表示および管理するためのツールにアクセスします。
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「チーム開発」 - 会話形式で問題を追跡および管理します。テンプレートを作成して、問題およびコメントのスタータ・テキストをユーザーに提供できます。ラベルやラベル・グループの適用、問題所有者の割当て、およびマイルストンの設定を行うことができます。
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ギャラリ - ギャラリ(アプリケーション・ギャラリ)を使用すると、スタータ・アプリケーション、サンプル・アプリケーションおよびカスタム・アプリケーションにアクセスできます。
スタータ・アプリケーションはスタンドアロンのポイント・ソリューションを提供する機能アプリケーションであり、大規模で不必要に複雑なソリューションを必要としないシンプルな要件を満たすように設計されています。これらのアプリケーションは「そのまま」使用することも、独自のカスタム機能を使用して拡張することもできます。サンプル・アプリケーションは、特定の機能を強調します。また、特定の機能を利用する方法についての開発者ガイドとして機能することを目的としています。カスタム・アプリケーションは、インスタンス管理者が使用できるようなった場合にワークスペースにインストールできるカスタム・アプリケーションです。
関連項目:
- アプリケーション・ビルダーの概念
- Oracle APEX SQLワークショップ・ガイドのSQLワークショップのスタート・ガイド
- チーム開発の管理
- アプリケーション・ギャラリの使用
親トピック: ワークスペースのホームページの理解
2.3.2 トップ・アプリケーションおよびトップ・ユーザー・ダッシュボード
「トップ・アプリケーション」および「トップ・ユーザー」リージョンについて説明します。
「トップ・アプリケーション」および「トップ・ユーザー」リージョンには、現在のワークスペース内の開発アクティビティに関する情報がリアルタイムに表示されます。前出の図では、「トップ・アプリケーション」リージョンにはアプリケーションが表示されていませんが、「トップ・ユーザー」リージョンにはadmin
ユーザーが表示されています。
親トピック: ワークスペースのホームページの理解
2.3.3 サマリーおよびメッセージのリージョン
「サマリー」および「メッセージ」リージョンについて説明します。
「サマリー」リージョン
「サマリー」リージョンには、現在のワークスペースのアプリケーション、表および開発者の合計数がリストされます。次の例では、このワークスペースに17個のアプリケーション、109個の表および4人の開発者が含まれています。
「ワークスペース・メッセージ」および「システム・メッセージ」リージョン
「ワークスペース・メッセージ」リージョンが「サマリー」リージョンの下に表示されます。前出の図では、メッセージが定義されていないため、リージョンに「ワークスペース・メッセージなし」
と表示されています。管理者は、「編集」アイコンをクリックしてワークスペース・メッセージを更新または編集できます。
「システム・メッセージ」リージョンが次に表示されます。インスタンス管理者は、インスタンス内の他のユーザーとやり取りするためのシステム・メッセージを作成できます。前の図では、「システム・メッセージ」はSample System Message
です。
関連項目:
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Oracle APEX SQLワークショップ・ガイドのワークスペース・メッセージの定義
-
Oracle APEX SQLワークショップ・ガイドのシステム・メッセージの定義
親トピック: ワークスペースのホームページの理解
2.3.4 「リソース」および「使用可能な更新」リージョン
「リソース」および「使用可能な更新」リージョンについて説明します。
リソース
「リソース」リージョンが「システム・メッセージ」の下に表示されます。管理者は、「リソース」リストにリンクを追加して、トレーニング、ディスカッション・フォーラム、ユーザー・フィードバック・アプリケーションなどの重要なユーザー情報を通知できます。「リソース」リージョンは、管理サービスでリソースが定義されている場合にのみ表示されます。
ノート:
開発環境のセキュリティとパフォーマンスを確保するために、この機能はOracle Cloudで実行されているOracle APEXインスタンスでは使用できません。使用可能な更新
「使用可能な更新」リージョンはページの右下に表示され、APEXおよびOracle REST Data Servicesの更新が使用可能かどうかが示されます。インストールが最新の場合は、次のメッセージが表示されます。
システムは最新です
更新を構成するには、リージョンの右側に表示される「使用可能な更新のプリファレンスの設定」アイコンをクリックします。ダイアログで、「使用可能な更新の確認」リストから「はい」または「いいえ」を選択して更新を有効または無効にし、「変更の適用」をクリックします。
ヒント:
この確認を実行するために、APEXはAPEXおよびその他のシステム・コンポーネントのバージョン番号をオラクル社に送信します。オラクル社では、製品を継続的に改善するため、製品の使用状況を把握したいと考えています。そのために、使用中の製品機能を記述した統計が時折オラクル社に送信される場合があります。個人情報は送信されません。オラクル社のプライバシー・ポリシーを確認するには、http://www.oracle.com/us/legal/privacy/overview/index.htmlを参照してください
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