3.1 APEXアーキテクチャについて
Oracle APEXでは、Oracleデータベース内に格納されたメタデータを使用して動的にページが生成される、簡素なアーキテクチャが使用されています。
APEXアーキテクチャについて
APEXアーキテクチャは、Webブラウザ、Oracle REST Data Services (Webサーバー)、およびAPEXを含むOracleデータベースからなります。このアーキテクチャの大きな利点は、中間層とデータベース層の分離です。
図apex-arch.pngの説明
Webサーバー(Oracle REST Data Services)は、データベースのストアド・プロシージャ・コールにブラウザ・リクエストをマッピングすることでOracleデータベース内のAPEXオブジェクトとWebブラウザの間の通信ブローカの役目を果たします。
完全にインストールされると、開発者とエンド・ユーザーがAPEXにアクセスするためのUniform Resource Locator (URL)が定義されます。ユーザーに必要なのは、Webブラウザと必要なURLのみです。追加クライアント・ソフトウェアは必要ありません。
Oracle REST Data Servicesについて
Oracle REST Data Services (ORDS) (旧称はOracle Application Express Listener)は、SQL*Net接続経由でブラウザ・リクエストをAPEXエンジン・データベースにマッピングすることでOracleデータベースと通信するJ2EEアプリケーションです。
Oracle REST Data Servicesは、スタンドアロン・モードでデプロイされている場合、およびOracle WebLogic ServerまたはApache Tomcatアプリケーション・サーバーにデプロイされている場合は完全にサポートされています。
ノート:
Oracle WebLogic Serverにはライセンス費用が伴います。参照:
- Webサーバーの要件
- APEXおよびOracle REST Data Servicesのインストールと構成
- 『Oracle REST Data Services開発者ガイド』のOracle REST Data Servicesの概要に関する項
- Oracle REST Data Servicesインストレーションおよび構成ガイドのOracle REST Data Servicesのインストールおよび構成に関する項
親トピック: APEXのインストールの概要