10.4.1.2 SQL表関数の戻り値

Oracle Machine Learning for RのSQL表関数は、表を返します。

表の構造と内容は、SQL表関数に渡されたR関数の結果と、OUT_FMTパラメータによって決定されます。R関数はdata.frameオブジェクト、他のRオブジェクトおよびグラフィックを返すことができます。R関数の結果を表す表の構造は、次のいずれかのOUT_FMT値によって指定されます。

  • プロトタイプとして使用する表またはビューの名前。別のユーザーが所有するテーブルまたはビューを使用する場合は、<owner name>.<table/view name>という形式を使用します。指定された表またはビューに対する読取りアクセス権が必要です。

  • ファンクションによって返された表の列名およびデータ型を指定するJSON文字列。R関数の結果はdata.frameとなる必要があります。イメージは返されません。

  • 文字列'PNG': PNG形式のグラフ・イメージを含むBLOBを持つ表が返されます。表には、列名nameidおよびimageが含まれます。

  • 文字列'XML'。返される表にXML文字列であるCLOBが含まれることを指定します。XMLには構造化データとイメージの両方が含まれる可能性があり、最初に構造化Rオブジェクトまたは半構造化Rオブジェクトが返され、次にR関数により生成されたイメージが続きます。