10.4.1 Oracle Machine Learning for RのSQL表関数について
OML4Rでは、埋込みRの実行用のRインタフェース関数のほとんどに相当するSQL表関数が提供されています。
SELECT FROM TABLE
文を実行し、いずれかの表関数を指定すると、指定されたRスクリプトが呼び出されます。このスクリプトは、Oracle Databaseサーバー上の1つ以上のRエンジンで実行されます。
埋込みRの実行用のSQL表関数は次のとおりです。
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rqEval2
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rqGroupEval2
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rqRowEval2
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rqTableEval2
表10-1に、Rインタフェース関数およびそれに相当するSQL関数を示します。
rqGroupEval2
関数の場合、OML4RはSQLでのグループ適用機能の汎用実装を提供します。入力カーソルの後続を取得する表関数を記述する必要があります。
これらの関数の詳細および使用例は、各関数の参照ページを参照してください。
次の各トピックでは、SQL表関数の一般的な側面について説明します。
- SQL表関数のパラメータ
SQL表関数の中には、共通のパラメータを持つものもあれば、その関数に固有のパラメータを持つものもあります。 - SQL表関数の戻り値
Oracle Machine Learning for RのSQL表関数は、表を返します。 - Embedded R ExecutionでのOracle Machine Learning for Rへの接続
Embedded R Execution中にOracle Databaseサーバー上のOML4Rへの接続を確立するには、パラメータ・リストに制御引数ore.connect
を指定できます。
親トピック: 埋込みRの実行用のSQLインタフェース