1.2 サービス規約検索の構成

サービスの検索を有効にすると、サービスを提供するサーバーによってサービス規約情報が収集され、この情報がTMMETADATA(5)で実装された内部サービスに送信されます。通信のオーバーヘッドを軽減するため、同じサービス規約は1回のみ送信されます。

サービス規約は、TMMETADATA サーバーによって収集されたデータに基づいて生成されます。規約情報は、メタデータ・リポジトリに格納するか、テキスト・ファイルに出力しておいてtmloadreposでメタデータ・リポジトリにロードできます。SALTでは、tmscdコマンドを使用してサービス規約の実行時収集を管理できます。詳細は、『SALTコマンド・リファレンス・ガイド』のtmscdに関する項を参照してください

生成されたサービス規約情報には、サービス名、リクエスト・バッファ情報、応答バッファ情報、およびエラー・バッファ情報(エラーがある場合のみ)が含まれます。TMMETADATAサーバーへの送信が失敗した場合、収集されたサービス規約情報は破棄されます。バッファ情報には、バッファ・タイプ、サブタイプ、およびFML/FML32のフィールド情報(name、type、subtype)が含まれます。

検索は、FML32バッファ内のすべての埋込みバッファでサポートされます。FML/FML32フィールドが出現すると、検索によってメタデータ・リポジトリ内のcount/requiredcountのパターンが自動的に更新されます。フィールドの出現がパターンに影響することはありませんが、「requiredcount」で最小出現回数を指定できます。規約検索の期間全体での最大出現回数は「count」で指定します。

VIEW/VIEW32/X_C_TYPE/X_COMMONの場合は、ビュー名のみが検索されます。SALTでメタデータ・リポジトリを使用している場合は、ビュー名に基づいて詳しい説明を生成できます。

ノート:

autodiscovery(表1-14を参照)を指定したパターンは比較されます。

メタデータ・リポジトリ内に同じautodiscoveryパターンがすでに存在する場合は、新しい方のパターンが無視されます。

サポートされるのは、アプリケーションATMIサービス(ローカル、または/TDOMAINゲートウェイ経由でインポートされたもの)のみです。サービス規約検索では、以下のサービスはサポートされません。

  • システム・サービス(名前が「.」または「..」で始まるもの)
  • 会話型サービス
  • CORBAサービス
  • /QおよびSALTプロキシ・サービス

ノート:

応答のないサービスは、メタデータ・リポジトリでは「oneway」サービスとしてマップされます。