15.6.1.3.10 調整属性

ここでは、調整属性機能を簡潔に説明する例を示します。

サンプル・データには、法的手段コード、通貨コードおよびGAAPコードのディメンションがあります。所有権タイプ属性が調整属性として使用されます。

v_account_number v_lv_code v_ccy_code v_gaap_code n_eop_bal v_ownership_type v_default_1
Acc01 LE1 USD USGAAP 4000 IND A
Acc02 LE1 USD USGAAP 2000 JOINT B
Acc03 LE1 USD USGAAP 3000 JOINT C

ソース残高を9300とすると、生じる差額は次のようになります。

ソース残高 ターゲット残高 差額
9300 9000 300

この詳細情報を所有権タイプ列で考慮して、次の調整が計上されます。

2つの一意の値(INDおよびJOINT)を使用して、差額を分割して調整を作成します。

調整1については、所有権タイプはINDで、残高は(4000/9000)*300です。

調整2については、所有権タイプはJOINTで、残高は((2000+3000)/9000)*300です。

v_account_number v_lv_code v_ccy_code _gaap_code n_eop_bal (差額) v_ownership_type v_default_1
GL_01 LE1 USD USGAAP 133.33 IND

A

GL_02 LE1 USD USGAAP 166.66 JOINT A