22.9 DBFSコンテンツAPIの削除操作
プロバイダSPIは、クライアントがDBFSコンテンツAPIを起動したときにディレクトリ、ファイル、リンクおよび参照要素(ストア機能のサポート対象)をSPIが削除できるように実装する必要があります。
デフォルトでは、削除は永続的で、トランザクション・コミットで正常に削除されたアイテムを削除します。ただし、リポジトリではソフト削除の機能もサポートされます。クライアントのリクエストがあれば、ソフト削除されたアイテムはストアで保持されます。ただし、通常のリストや検索では表示されません。ソフト削除されたアイテムは、リストアまたは明示的なパージが可能です。
ディレクトリ・パス名は再帰的に削除できます(つまり、ディレクトリの下のパス名階層を1回のコールで削除できます)。再帰的でない削除は、空のディレクトリでのみ実行できます。再帰的なソフト削除では、削除されるすべてのアイテムにソフト削除が適用されます。
個別のパス名(またはディレクトリ下のソフト削除されたすべてのパス名)は、RESTORE
XXX
()
メソッドおよびPURGE
XXX
()
メソッドを使用してリストアまたはパージできます。
フィルタリングをサポートするプロバイダでは、プロバイダ・フィルタを使用して削除するアイテムのサブセットを識別できます。これにより、deleteDirectory()
、RESTOREALL()
、PURGEALL()
などの一括操作が可能になりますが、削除に関連するすべての操作でフィルタ引数を受け入れることになります。
コンテンツIDベースのアクセスをサポートするストアおよびそのプロバイダは、コンテンツIDを指定することによりファイル項目の削除も許可します。
関連項目:
DBMS_DBFS_CONTENT()
メソッドの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください
親トピック: DBFSコンテンツAPI