22.19 DBFSコンテンツAPIのトレース・サポート
任意のDBFSコンテンツAPIユーザー(クライアントおよびプロバイダの両方)が、汎用トレース機能であるDBFSコンテンツAPIトレースを使用できます。
DBFSコンテンツAPIディスパッチャ自体で、トレース機能が使用されます。
トレース情報は、トレース・レベル/引数で指定された様々な詳細レベルで、フォアグラウンド・トレース・ファイルに書き込まれます。グローバル・トレース・レベルには、severity
およびdetail
の2つのコンポーネントがあります。これらは付加ビット・マスクと考えることができます。
severity
コンポーネントでは、他のコンポーネントの低レベルのトレースと比較して、高レベルを分離することが可能で、トレースの量を必要に応じて増やすことができます。個々のレベルに関連付けられたセマンティクスはないため、ユーザーは任意の重大度を選択してトレース・レベルを設定できますが、一般的には、高レベルのAPI入出力トレースでは重大度1を使用し、内部操作では重大度2を、非常に低レベルのトレースでは重大度3以上を使用します。
detail
コンポーネントにより、それぞれのトレース・レコードとともにトレースでレポートされるタイムスタンプ、ショートスタックなどの追加情報の量が制御されます。
関連項目:
-
DBFSコンテンツAPIを使用してトレースを有効にする方法の詳細は、例22-1を参照してください。
-
DBMS_DBFS_CONTENT
メソッドの詳細は、Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンスを参照してください
例22-1 DBFSコンテンツのトレース
function getTrace return integer; procedure setTrace( trclvl in integer); function traceEnabled( sev in integer) return integer; procedure trace( sev in integer, msg0 in varchar2, msg1 in varchar default '', msg2 in varchar default '', msg3 in varchar default '', msg4 in varchar default '', msg5 in varchar default '', msg6 in varchar default '', msg7 in varchar default '', msg8 in varchar default '', msg9 in varchar default '', msg10 in varchar default '');
親トピック: DBFSコンテンツAPI