22.4 管理および問合せAPI
管理クライアントおよびコンテンツ・プロバイダは、コンテンツ・ストアをDBFSコンテンツAPIに登録する必要があります。また、管理クライアントは、選択したトップレベルのネームスペースにストアをマウントする必要があります。
同じストアを複数回、別々のマウント・ポイントにマウントすることが可能であるため(これはクライアント制御下で行われる)、ストアの登録および登録解除は、ストアのマウントおよびアンマウントとは分離されます。
- コンテンツ・ストアの登録
ストア・サービス・プロバイダとしてprovider_package
プロシージャを使用するプロバイダによって支えられた新しいストアを登録できます。 - コンテンツ・ストアの登録解除
以前に登録されたストアを登録解除できます。これにより、関連付けられているすべてのマウント・ポイントが無効になります。 - 登録されたストアのマウント
登録されたストアをマウントし、マウント・ポイントにバインドできます。 - 以前にマウントされたストアのアンマウント
以前にマウントされたストアは、名前またはマウント・ポイントでアンマウントできます。 - 使用可能なすべてのストアおよびその機能のリスト
使用可能なすべてのストアをリストできます。 - 使用可能なすべてのマウント・ポイントのリスト
使用可能なすべてのマウント・ポイント、そのバッキング・ストアおよびストア機能をリストできます。 - 特定のストアおよびその機能の検索
ストアのパス名、ストア名またはマウント・ポイントを検索できます。
親トピック: DBFSコンテンツAPI
22.4.1 コンテンツ・ストアの登録
ストア・サービス・プロバイダとしてprovider_package
プロシージャを使用するプロバイダによって支えられた新しいストアを登録できます。
登録の方法は、DBMS_DBFS_CONTENT_SPI
パッケージ・シグネチャに準拠しています。
-
REGISTERSTORE()
プロシージャを使用します。
このメソッドは、新規ストアの作成後にサービス・プロバイダで使用されるように設計されています。ストア名は、一意にする必要があります。
関連項目:
REGISTERSTORE()
メソッドの詳細は、Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンスを参照してください
親トピック: 管理および問合せAPI
22.4.2 コンテンツ・ストアの登録解除
以前に登録したストアの登録を解除できます。これにより、このストアに関連付けられているすべてのマウント・ポイントが無効になります。
ストアの登録を解除すると、ストア(およびそのマウント・ポイント)へのすべてのアクセスの動作は保証されなくなります(読取り一貫性により一時的にアクセスが継続する場合があります)。
-
UNREGISTERSTORE()
プロシージャを使用します。
ignore_unknown
引数がtrue
の場合、不明なストアを登録解除しようとしても例外は発生しません。
関連項目:
UNREGISTERSTORE
メソッドの詳細は、Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンスを参照してください
親トピック: 管理および問合せAPI
22.4.3 登録されたストアのマウント
登録済ストアをマウントし、マウント・ポイントにバインドできます。
-
MOUNTSTORE()
プロシージャを使用します。
ストアをマウントした後、/store_mount
/xyz
の形式のパス名へのアクセスは、store_name
およびそのコンテンツ・プロバイダにリダイレクトされます。
ストア・マウント・ポイントは一意であり、構文的に有効なパス名コンポーネントである必要があります(つまり/
が埋め込まれていないname_t
)。
マウント・ポイントを指定しないため、マウント・ポイントがnull
である場合、DBFSコンテンツAPIでは、ストア名自体をマウント・ポイント名として使用します(一意性および構文的な制約の対象)。
同一のストアを別々のマウント・ポイントで複数回マウントできます。
マウント・プロパティを使用して、DBFSコンテンツAPI実行環境、つまり特定のマウント・ポイントのプリンシパル、所有者、ACL
およびasof
のデフォルト値を指定できます。また、マウント・プロパティを使用して、読取り専用ストアも指定できます。
関連項目:
MOUNTSTORE()
メソッドの詳細は、Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンスを参照してください
親トピック: 管理および問合せAPI
22.4.4 以前にマウントされたストアのアンマウント
名前またはマウント・ポイントのいずれかで以前にマウントされたストアをアンマウントできます。
名前によりストアをアンマウントしようとすると、そのストアに関連付けられているすべてのマウント・ポイントがアンマウントされます。
-
UNMOUNTSTORE()
プロシージャを使用します。
アンマウントすると、ストア(またはマウント・ポイント)へのアクセスの動作は保証されなくなります(読取り一貫性により一時的にアクセスが継続する場合があります)。ignore_unknown
引数がtrue
の場合、不明なストアをアンマウントしても例外は発生しません。
関連項目:
UNMOUNTSTORE
メソッドの詳細は、Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンスを参照してください
親トピック: 管理および問合せAPI
22.4.5 使用可能なすべてのストアおよびその機能のリスト
使用可能なストアをすべてリストできます。
マウント・ポイントがストア自体から分離されているため、戻されたレコードのstore_mount
フィールドは、null
に設定されます。
-
LISTSTORES()
ファンクションを使用します。
関連項目:
LISTSTORES
関数の詳細は、Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンスを参照してください
親トピック: 管理および問合せAPI
22.4.6 使用可能なすべてのマウント・ポイントのリスト
すべての使用可能なマウント・ポイント、それを支えるデータストアおよびストア機能をリストできます。
単一マウントの結果、store_mount
フィールドがnull
に設定された単一行が戻されます。
-
LISTMOUNTS()
ファンクションを使用します。
関連項目:
LISTMOUNTS()
メソッドの詳細は、Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンスを参照してください
親トピック: 管理および問合せAPI
22.4.7 固有のストアおよびその機能の検索
ストアのパス名、ストア名またはマウント・ポイントを検索できます。
-
GETSTOREBY
XXX
()
またはGETFEATUREBY
XXX
()
ファンクションを使用します。
関連項目:
DBMS_DBFS_CONTENT
メソッドの詳細は、Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンスを参照してください
親トピック: 管理および問合せAPI