18.3 DBFSファイル・システムの作成
パーティション化された、またはパーティション化されていないDBFSファイルシステムを作成できます。
パーティション化されたDBFSとパーティション化されていないDBFSの両方について、次の記憶域プロパティを1つ以上指定して、ファイルをDBFSに格納する方法を指定できます: compressionおよびdeduplication。
たとえば、パーティション化を使用して、DBFSを圧縮ファイル・システムとして構成できます。DBFSファイル・システムの作成時に、ファイル・システムで使用可能にする機能のセットを指定する必要があります。
DBFSの作成後、DBFSの使用状況を追跡できます。DBFSの記憶域プロパティを変更する場合は、DBFSを再編成できます。deduplicate
、compress
、partition
などのパラメータの値を変更することによって、DBFSのメタデータを更新できます。たとえば、すべてのファイルを圧縮形式で格納するためにDBFSを作成した場合があります。このプロパティを変更する場合は、DBFSを再編成できます。
- DBFSファイル・システムの作成に必要な権限
データベース・ユーザーがファイル・システムを作成するには、特定の権限が必要です。 - パーティション化されていないファイルシステムの作成
DBFS管理者権限を持つユーザーとしてログインし、DBFS_CREATE_FILESYSTEM.SQL
を実行してファイルシステムを作成できます。 - パーティション化されたファイル・システムの作成
DBFSのファイルはハッシュ・パーティション化されます。パーティション化では、データベース内に複数の物理セグメントが作成され、ファイルはこれらのパーティション内にランダムに分散されます。
親トピック: DBFSの使用
18.3.1 DBFSファイル・システムの作成に必要な権限
データベース・ユーザーがファイル・システムを作成するには、特定の権限が必要です。
データベース・ユーザーがファイル・システムを作成するために必要な最小限の権限セットは次のとおりです。
GRANT CONNECT
CREATE SESSION
RESOURCE
、CREATE TABLE
CREATE PROCEDURE
DBFS_ROLE
親トピック: DBFSファイル・システムの作成
18.3.2 パーティション化されていないファイル・システムの作成
DBFS管理者権限を持つユーザーとしてログインし、DBFS_CREATE_FILESYSTEM.SQL
を実行してファイルシステムを作成できます。
開始する前に、SecureFileストアをサポートするためにASSM表領域内にファイル・システムを作成してあることを確認してください。
パーティション化されていないファイル・システムを作成するには:
親トピック: DBFSファイル・システムの作成
18.3.3 パーティション化されたファイル・システムの作成
DBFS内のファイルはハッシュ・パーティション化されます。パーティション化では、データベース内に複数の物理セグメントが作成され、ファイルはこれらのパーティション内にランダムに分散されます。
DBFS管理者権限を持つユーザーとしてログインしているときに、DBFS_CREATE_FILESYSTEM
.SQL
を実行することによって、パーティション化されたファイルシステムを作成できます。
ファイル・システムを作成する表領域は、SecurefileストアをサポートするためのASSM表領域である必要があります。開始する前に、SecureFileストアをサポートするためにASSM表領域内にファイル・システムを作成していることを確認してください。
親トピック: DBFSファイル・システムの作成