2.6 LOBを使用したシャーディング

LOBはシャード環境で使用できます。この項では、シャード表のLOBをサポートするインタフェースについて説明します。

次のインタフェースがサポートされています。

  • 問合せおよびDML文
    • LOBに関連するシャード間の問合せがサポートされています。
    • 複数のシャードを含むDML文はサポートされていません。この動作は、スカラー列に似ています。
    • コーディネータからは、単一のシャードを含むDML文がサポートされます。
    • シャードから選択したロケータは、同じシャードにバインド値として渡すことができます。
  • OCILob

    シャーディング環境では、BFILE関連を除くすべてのOCILob APIがサポートされていますが、いくつかの制限事項があります。

    コーディネータでは、LOBがシャード表から取得された場合、LOB記述子のOCI_ATTR_LOB_REMOTE属性はTRUEを返します。

    制限事項: 入力として2つのロケータを取るAPI (OCILobAppendOCILobCompareなど)の場合、両方のロケータを同じシャードから取得する必要があります。ロケータを異なるシャードから取得すると、エラーが発生します。

  • DBMS_LOB

    シャーディング環境では、BFILE関連を除くすべてのDBMS_LOB APIがサポートされていますが、いくつかの制限事項があります。コーディネータでは、LOBがシャード表から取得された場合、DBMS_LOB.isremoteTRUEを返します。

    制限事項: 入力として2つのロケータを取るAPI (DBMS_LOB.appendDBMS_LOB.compareなど)の場合、両方のロケータを同じシャードから取得する必要があります。ロケータを異なるシャードから取得すると、エラーが発生します。

関連項目:

シャード表