UseClientInitiatedCQN

このプロパティは、特定のOracleConnectionオブジェクトで、クライアント開始の連続問合せ通知(CICQN)を使用するか、永続接続に依存しない従来の連続問合せ通知(CQN)を使用するかを指定します。

宣言

// C#
public bool UseClientInitiatedCQN { get; set;}

プロパティ・タイプ

System.Boolean

例外

System.ObjectDisposedException - OracleConnectionオブジェクトがすでに破棄されている場合は、このプロパティにアクセスできません。

備考

デフォルト値はfalseです。

trueに設定すると、ODP.NETは別の接続を作成して使用し、サーバー開始のデータベース変更通知を受け取ります。これはCICQNと呼ばれます。この単一の接続がプールに関するすべての通知を集計しますが、接続はMin Pool Size制限にもMax Pool Size制限にもカウントされません。管理対象ODP.NETの場合、CICQNを使用する接続プールが5つあると、ODP.NETはプールごとに1つずつ、追加の接続を5つ持つことになります。

falseに設定すると、ODP.NETは従来のCQNを使用してデータベース変更通知を受信します。クライアントは、データベース接続に依存せずに継続的に存在するリスニング・エンド・ポイント(IPアドレスおよびポート)を作成します。

CICQNは、通常、クラウド・シナリオ、またはデータベースとクライアント間のファイアウォールがクライアント・ポートへのアクセスを許可しない場合に使用されます。それ以外の場合は、従来のCQNが使用されます。

ODP.NET CICQNでは、Oracle Database 21c以降が必要です。

UseClientInitiatedCQNは、データベース接続を開く前に、目的の値に設定する必要があります。

UseClientInitiatedCQNプロパティは、OracleConnectionおよびOracleConfigurationオブジェクトで構成できます。デフォルトでは、OracleConnection UseClientInitiatedCQNプロパティ値は構成時にOracleConfiguration UseClientInitiatedCQNプロパティ値を継承します。OracleConnection UseClientInitiatedCQNの値は接続時に使用されます。