正規表現の演算子の多言語拡張
OracleによるPOSIX演算子の実装は、多言語データに適用される場合、POSIX規格に指定されている一致機能を拡張します。表D-2に、POSIX規格のコンテキストの演算子の関係を示します。
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1列目に、サポートされる演算子を示します。
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2列目と3列目に、POSIX規格(Basic Regular Expression(BRE)およびExtended Regular Expression(ERE))でその演算子が定義されているかどうかを示します。
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4列目に、Oracleによる実装で、多言語データを処理するためにその演算子のセマンティクスが拡張されているかどうかを示します。
Oracleでは、マルチバイト文字を直接入力する手段があるか、またはファンクションを使用してマルチバイト文字を構成できる場合は、マルチバイト文字を直接入力できます。書式「\xxxx
」のUnicodeエンコーディング値の16進数値は使用できません。Oracleは、文字の図形的な表現ではなく、文字のエンコードに使用されるバイト値に基づいて文字を評価します。アクセント記号のあるすべての文字は、単語構成文字とみなされます。
表D-2 POSIXと多言語の演算子の関係
演算子 | POSIX BRE構文 | POSIX ERE構文 | 多言語拡張機能 |
---|---|---|---|
\ |
可 |
可 |
— |
* |
可 |
可 |
— |
+ |
-- |
可 |
— |
? |
— |
可 |
— |
| |
— |
可 |
— |
^ |
可 |
可 |
可 |
$ |
可 |
可 |
可 |
. |
可 |
可 |
可 |
[ ] |
可 |
可 |
可 |
( ) |
可 |
可 |
— |
{m} |
可 |
可 |
— |
{m,} |
可 |
可 |
— |
{m,n} |
可 |
可 |
— |
\n |
可 |
可 |
可 |
[..] |
可 |
可 |
可 |
[::] |
可 |
可 |
可 |
[==] |
可 |
可 |
可 |