2 Sybase Gatewayの機能と制限
ゲートウェイをインストールして構成した後、ゲートウェイを使用してSybaseデータにアクセスし、アプリケーションからSybaseデータベースにSybaseコマンドを渡し、分散問合せを実行し、データをコピーできます。
- 「リモート挿入行ソース」
リモート挿入行ソース機能を使用すると、OracleデータベースおよびOracle Databaseゲートウェイを介してローカルのOracleデータを処理する必要があるリモート挿入が可能になります。 この機能を使用するには、OracleデータベースおよびOracle Databaseゲートウェイのバージョンが12.2以上である必要があります。 - 「パススルー機能の使用」
ゲートウェイは、DBMS_HS_PASSTHROUGH
パッケージを使用して、アプリケーションからSybaseデータベースにSybaseコマンドまたは文を渡すことができます。 - 「ストアド・プロシージャおよびストアド関数の実行」
プロシージャ機能を使用すると、ゲートウェイはSybaseデータベースで定義されたストアド・プロシージャを実行できます。 ゲートウェイを再リンクしたり、プロシージャをゲートウェイに定義する必要はありませんが、プロシージャのアクセス権限はゲートウェイによるアクセスを許可する必要があります。 - 「CHARセマンティクス」
この機能により、ゲートウェイはオプションでCHAR
セマンティクス・モードで実行できます。 - 「マルチバイト文字セットの比率の抑制」
この機能は、必要に応じて、Sybaseデータベースからマルチバイト文字セットを含むOracleデータベースへの比率の拡大を抑制します。 - 「IPv6のサポート」
Oracleデータベースとゲートウェイ間の完全なIPv6サポートに加えて、このゲートウェイとSybaseデータベース間でIPv6もサポートされます。 - 「ゲートウェイ・セッションIDLEタイムアウト」
オプションで、ゲートウェイ・パラメータHS_IDLE_TIMEOUT
を使用して、アイドル状態の長いゲートウェイ・セッションを自動的に終了するように選択できます。 - 「Sybaseのデータベース互換性の問題」
SybaseデータベースとOracleデータベースは、一部の領域で機能が異なるため、互換性の問題が発生します。 - 「既知の制限事項」
次の各項では、既知の制限について説明し、可能な場合に対処するための推奨事項を示します。 - 「既知の問題」
この項では、既知の問題について説明し、可能な場合はOracle Database Gateway for Sybaseで修正するための推奨事項を示します。