AutoUpgradeコンソールの使用例

AutoUpgradeコンソールには、AutoUpgradeジョブの進行状況を監視する一連のコマンドが用意されています。コンソールは、AutoUpgradeユーティリティの実行時にデフォルトで起動され、パラメータconsoleおよびnoconsoleによって有効または無効になります。

コンソール・モードでは、AutoUpgradeコンソールにより、システムでAutoUpgradeジョブを実行しているときに、これらのジョブの特定の側面を監視するコマンドを実行できます。

ノート:

AutoUpgradeコンソールが完了前に終了した場合、実行中のジョブは停止し、スケジュールされたジョブは起動しません。このため、AutoUpgradeのすべてのジョブが完了するまではコンソールを終了したりAutoUpgradeプロセスを停止しないでください。

例4-20 AutoUpgradeコンソールを有効および無効にする方法の例

ノート:

特定の構成ファイルに関連付けられているAutoUpgradeインスタンスは、一度に1つのみ実行できます。

この例では、AutoUpgradeはnoconsoleモードで構成ファイルを使用して分析モードで実行されます。

java -jar autoupgrade.jar -config autoupgrade.cfg -mode analyze -noconsole

noconsoleモードを使用すると、ユーザー入力が不要になるため、スクリプトの使用に適しています。

この例では、AutoUpgradeは分析モードで実行され、-consoleオプションを指定しているのでコンソールは再度有効になります。

java -jar autoupgrade.jar -config autoupgrade.cfg -mode analyze -console

コンソール・ユーザーの入力が再開されます。