3 要件

Oracle Database Freeをインストールするにはrootユーザー資格証明が必要です。

システムは、次のソフトウェア要件を満たしている必要があります。

システム要件

この表は、Oracle Database Freeのシステム要件を示しています。

表3-1 Oracle Database Freeのシステム要件

要件

オペレーティング・システム

サポートされているLinuxディストリビューションのリストおよび各x86-64 Linuxプラットフォームの最小オペレーティング・システム要件については、『Oracle Database インストレーション・ガイド for Linux』を参照してください。

ネットワーク・プロトコル

次のプロトコルがサポートされています。

  • IPC

  • UDP

  • TCP/IP

  • SSL付きTCP/IP

RAM

1 GB RAM (最小)、2 GB RAM(推奨)。

ディスク領域

10 GB (最小)。

スワップ領域要件

Oracle Database Freeの場合、最小スワップ領域として2 GBまたはRAMのサイズの2倍のいずれか小さいほうをお薦めします。

サーバー・コンポーネントのカーネル・パラメータ要件

Oracle Database Preinstallation RPMでは、システムでカーネル・パラメータ設定がチェックされます。システムのカーネル・パラメータ値が、この表に示されている値より小さい場合、Oracle Database Preinstallation RPMでは、推奨される最小カーネル・パラメータ値が設定されます。

/etc/sysctl.d/97-oracle-database-sysctl.confファイルで設定した値は、システムの再起動時に保持されます。

表3-2 Oracle Database Freeに必要なカーネル・パラメータ設定

カーネル・パラメータ 設定

semmsl

250

semmns

32000

semopm

100

semmni

128

shmmax

4398046511104

shmmni

4096

shmall

1073741824

file-max

6815744

aio-max-nr

1048576

ip_local_port_range

9000–65500

panic_on_oops

1

rmem_default

262144

rmem_max

4194304

wmem_default

262144

wmem_max

1048576