4 ライセンス制限

ライセンスの詳細は、Oracle Databaseデータベース・ライセンス情報ユーザー・マニュアルを参照してください

この項の内容は次のとおりです。

Oracle Database FreeのCPUに関する制限事項

Oracle Database Freeは、処理用に2つのコアに自動的に制限されます。たとえば、2つのデュアルコアCPUを持つコンピュータ(4コア)では、多数のデータベース・クライアントがCPU集中型の問合せを同時に実行しようとすると、Oracle Database Freeは、2つより多くのCPU容量を使用できる場合でも、2つのコアのみのレートで問合せを処理します。

Oracle Database Freeのインストールおよびランタイムに関する制限事項

Oracle Database Freeは、論理環境ごとに1つのインストールのみに制限されます。論理環境は、VM、コンテナ、物理ホストなどの仮想ホストにすることができます。このような論理環境で複数のOracle Database Freeインストールを起動しようとすると、ORA-00442: Oracle Database Free single instance violation errorが表示され、データベースは起動しません。

これは、既存のインストールまたはOracle Database Standard Edition 2またはOracle Database Enterprise Editionの新規インストールには影響しません。

Oracle Database Freeのユーザー・データに関する制限事項

Oracle Database Freeでのユーザー・データの最大量は、12 GBを超過できません。ユーザー・データがこの制限を超えて増加すると、ORA-12954: リクエストが、最大許容データベース・サイズの12GBを超えていますというエラーが表示されます。

Oracle Database FreeのRAMに関する制限事項

Oracle Database Freeの最大RAM容量は、さらに使用可能な場合でも2 GBを超過できません。