12.2.2 WebサーバーへのOracle Graph Serverのデプロイ

Oracle Graph Serverは、Apache TomcatまたはOracle WebLogic Serverにデプロイできます。

次に、Webサーバーへのデプロイメントの手順について説明します:

12.2.2.1 Apache Tomcatへのデプロイ

このトピックの例では、Apache Tomcatでグラフ・サーバーをWebアプリケーションとしてデプロイする方法について説明します。

グラフ・サーバーは、Apache Tomcat 9.0.xで動作します。

  1. Oracle Software Delivery CloudからOracle Graph Webapps zipファイルをダウンロードします。このファイルには、すぐにデプロイできるJava Webアプリケーション・アーカイブ(.warファイル)が含まれます。ファイル名は、oracle-graph-webapps-<version>.zipのようになります
  2. 選択したディレクトリに、このファイルを解凍します。
  3. ネーミング・パターン(graph-server-<version>-pgx<version>.war)に従う.warファイルを見つけます。
  4. グラフ・サーバーを構成します。
    1. Webアプリケーション・アーカイブ内のWEB-INF/classes/pgx.confファイルを変更して、認証およびその他のサーバー設定を変更します。詳細は、ユーザーの認証および認可のセクションを参照してください。
    2. 必要に応じて、Webアプリケーション・アーカイブ内のWEB-INF/classes/logback.xmlファイルを変更して、ロギング設定を変更します。
    3. 必要に応じて、Webアプリケーション・アーカイブ内のWEB-INF/web.xmlファイルを変更して、その他のサーブレット固有のデプロイメント・ディスクリプタを変更します。
  5. .warファイルをTomcatのwebappsディレクトリにコピーします。たとえば:
    cp graph-server-<version>-pgx<version>.war $CATALINA_HOME/webapps/pgx.war

    ノート:

    Tomcat webappsディレクトリ内のwarファイルに指定する名前によって、グラフ・サーバー・アプリケーションのコンテキスト・パスが決まります。warファイルにpgx.warという名前を付けることをお薦めします。
  6. TLS/暗号化の正しい使用など、Tomcat固有の設定を構成します
  7. ポート8080がすでに使用されていないことを確認します。
  8. Tomcatを起動します:
    cd $CATALINA_HOME 
    ./bin/startup.sh 

    これで、グラフ・サーバーは、localhost:8080/pgxでリスニングします。

    次のコマンドを実行すると、JShellからサーバーに接続できます。

    
    $ <client_install_dir>/bin/opg4j --base_url https://localhost:8080/pgx -u <graphuser>

12.2.2.2 Oracle WebLogic Serverへのデプロイ

このトピックの例では、Oracle WebLogic Serverでグラフ・サーバーをWebアプリケーションとしてデプロイする方法について説明します。

この例では、Oracle WebLogic Serverを使用してグラフ・サーバーをデプロイする方法を示します。グラフ・サーバーでは、WebLogic Serverバージョン12.1.xおよび12.2.x.をサポートしています。

  1. Oracle Software Delivery CloudからOracle Graph Webapps zipファイルをダウンロードします。このファイルには、すぐにデプロイできるJava Webアプリケーション・アーカイブ(.warファイル)が含まれます。ファイル名は、oracle-graph-webapps-<version>.zipのようになります
  2. 選択したディレクトリに、このファイルを解凍します。
  3. ネーミング・パターン(graph-server-<version>-pgx<version>.war)に従う.warファイルを見つけます。
  4. グラフ・サーバーを構成します。
    1. Webアプリケーション・アーカイブ内のWEB-INF/classes/pgx.confファイルを変更して、認証およびその他のサーバー設定を変更します。
    2. 必要に応じて、Webアプリケーション・アーカイブ内のWEB-INF/classes/logback.xmlファイルを変更して、ロギング設定を変更します。
    3. 必要に応じて、Webアプリケーション・アーカイブ内のWEB-INF/web.xmlファイルを変更して、その他のサーブレット固有のデプロイメント・ディスクリプタを変更します。
    4. 必要に応じて、Webアプリケーション・アーカイブ内のWEB-INF/weblogic.xmlファイルを変更して、その他のWebLogic Server固有のデプロイメント・ディスクリプタを変更します。
  5. TLS/暗号化の正しい使用など、WebLogic固有の設定を構成します
  6. WebLogic Serverに.warファイルをデプロイします。次の例では、コマンドラインからこれを実行する方法を示します。
    . $MW_HOME/user_projects/domains/mydomain/bin/setDomainEnv.sh
    . $MW_HOME/wlserver/server/bin/setWLSEnv.sh
    java weblogic.Deployer -adminurl http://localhost:7001 -username <username> -password <password> -deploy -source <path-to-war-file>
    

12.2.2.2.1 Oracle WebLogic Serverのインストール

Oracle WebLogic Serverの最新バージョンをダウンロードし、インストールするには、次を参照してください

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/weblogic/documentation/index.html