1 インストールおよび構成の概要

この章では、Oracle Formsのインストールおよび構成についての概要およびロードマップについて説明します。

ノート:

Oracle Reportsはこのリリースに含まれていますが、非推奨になりました。Oracle Reports固有のインストール情報については、12.2.1.3.0ドキュメント・ライブラリを参照してください。

この節の内容は以下のとおりです

インストール可能なコンポーネント

次のコンポーネントを使用できます:

  • Oracle Forms
    • Oracle Form Builder
    • Oracle Formsデプロイメント(Forms Services)
  • Oracle Reports
  • Oracle HTTP Server
  • Oracle共通構成インフラストラクチャ
    • CIE CAM Shared Config
    • Forms用のEnterprise Managerプラグイン
  • インフラストラクチャ
    • データベース・クライアント・コンポーネント19.14.0.0
    • OPatchバージョン13.9.4.2.11

Identity Managementを使用したOracle Formsの保護

Oracle FormsのインストールをIdentity Management層によって保護する場合は、Oracle FormsをOracle Access Managerでセキュアにする必要があります。

アイデンティティ管理で保護されたOracle Formsインストールは、ドメイン・モードが「本番」に構成されている場合にのみサポートされます。

Oracle Access Managerを使用したOracle Internet Directoryのインストールと構成の詳細は、『Oracle Identity and Access Managementのインストールおよび構成』ガイドを参照してください。

Oracle Single Sign-Onを使用する既存のOracle Internet Directoryがある場合は、「Oracle Formsのアップグレード」に記載されているように、Oracle Access Managerを使用するOracle Internet Directoryにアップグレードできます

Oracle Formsのインストールおよび構成ロードマップ

このロードマップでは、Oracle Formsのインストールに必要なステップの概要を示します。

一般的なOracle Formsのインストールと構成のために、実行する必要があるタスクを確認します。

ノート:

スタンドアロンForm Builderのインストール・オプションを使用する計画をしている場合、表1-2を参照してください

表1-1 Oracle Formsのインストールのタスク

タスク 説明 追加情報
システムの環境を確認します システム環境がOracle Fusion MiddlewareおよびOracle Formsの一般的なインストール要件を満たしていることを確認します。 「インストールの準備」に記載されている情報をお読みください。
ソフトウェアを入手します Oracle Formsをインストールおよび構成するために必要なソフトウェアをすべて入手します。 Oracle Formsのインストールに必要なソフトウェアは、「Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの入手」に記載されています。
Oracle Java JDK (64ビット)のインストール Oracle JDKは、インストール操作とインストール後の操作の両方に必要です。 動作保証されている必要なOracle JDKバージョンを特定するには、Fusion Middlewareの動作保証マトリックスを参照してください。
Fusion MiddlewareインフラストラクチャのインストールおよびOracleホームの作成 Oracle Formsでは、インストールにOracleホーム・ディレクトリが、構成時にWebLogic Serverドメインが必要です。

「Fusion Middlewareインフラストラクチャのインストール」で説明されているステップに従います。

Oracle WebLogic Serverの特定のバージョンのみがサポートされています。現在のリリースに対応するFusion Middlewareインフラストラクチャ・ディストリビューションをインストールすると、適切なバージョンが自動的に取得されます。環境の動作保証に関するその他の情報は、「動作保証、システムおよび相互運用性の要件の確認」で入手できます。

Oracle Formsのインストール Oracle Universal Installerを使用して、コンポーネントをインストールします。 「Oracle Universal Installerを使用したインストール」に記載されたステップに従います。
リポジトリ作成ユーティリティの実行 Oracle Fusion Middlewareデータベース・スキーマを作成します。 「リポジトリ作成ユーティリティの使用」に記載されたステップに従います。
構成ウィザードを使用したWLSドメインの作成および構成

構成ウィザードを使用してコンポーネントを構成します。

ノート:

SSOサポートのためにこの環境をOracle Access Managerと統合する場合は、必ずOracle HTTP Server (Collocated)を含めてください。
「構成ウィザードを使用したFormsの構成」および「構成ウィザードを使用したForm Builder Standaloneの構成」に記載のステップに従います。
サーバーを起動して構成を完了します ノード・マネージャを起動し、次にWebLogic管理サーバーを起動します。起動したら、ドメインの作成中に作成された管理対象サーバーを起動します(たとえば、WLS_FORMS)。これにより、構成プロセスが完了します。 『Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』サーバーの起動と停止に関する項に記載されたステップに従います。
環境を確認します インストールおよび構成が成功したことを確認します。 「インストールおよび構成の検証」で説明されるステップに従います。

スタンドアロンForm Builderのインストールおよび構成ロードマップ

スタンドアロンForm Builderのインストール・オプションを使用する場合に、実行する必要があるタスクについて確認します。

表1-2 スタンドアロンForm Builderのインストールのタスク

タスク 説明 追加情報
システムの環境を確認します システム環境がOracle Fusion MiddlewareおよびOracle Formsの一般的なインストール要件を満たしていることを確認します。 「インストールの準備」に記載されている情報をお読みください。
ソフトウェアを入手します Oracle Formsをインストールおよび構成するために必要なソフトウェアをすべて入手します。 Oracle Formsのインストールに必要なソフトウェアは、「Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの入手」に記載されています。
Oracle Formsインストーラの起動 Oracle Formsのインストーラを起動し、ソフトウェアをインストールします。

開始準備が整ったら、「Oracle Formsインストーラの起動」を参照してください。

スタンドアロンForm Builderをインストールします Oracle Universal Installerを使用して、コンポーネントをインストールします。 「Oracle Universal Installerを使用したインストール」に記載されたステップに従います。
Form Builder構成ウィザードを使用してスタンドアロンForm Builderを構成します Form Builder構成ウィザードを使用して、コンポーネントを構成します。 「構成ウィザードを使用したForm Builder Standaloneの構成」に記載のステップに従います。
環境を確認します インストールおよび構成が成功したことを確認します。 「インストールおよび構成の検証」で説明されるステップに従います。