3 非推奨となった機能
この章では、Oracle Forms and Reportsで非推奨およびサポートされなくなった機能について説明します。
非推奨となったForms機能
この項では、Oracle Formsで非推奨またはサポートされなくなった機能について説明します。
Oracle Formsでサポートされなくなった機能の詳細は、「アップグレードの準備」を参照してください。
sign_webutilユーティリティ・スクリプト
このリリースには付属していますが、Oracle Formsが自己署名JARファイルに提供したsign_webutilユーティリティ・スクリプトは非推奨になりました。
このユーティリティの今後の開発は計画されていません。このユーティリティのサポートは制限される可能性があります。このユーティリティは、今後のFormsリリースでは削除される可能性があります。
業界で認められた認証局から取得したデジタル署名証明書の使用を検討することをお薦めします。自己署名はテストおよび開発に使用できますが、エンドユーザーのエクスペリエンスへの影響を制限するために、本番での使用は避けてください。カスタムJARファイルに署名するには、カスタムJARファイルに証明書を挿入するためにJava jarsigner
ユーティリティが必要です。jarsigner
ユーティリティの使用方法の詳細はJavaのドキュメントを参照するか、証明書ベンダーに連絡してサポートを受けてください。
Microsoft Internet Explorerのサポート終了
2022年にMicrosoft社がInternet Explorer (IE)のサポートを終了したため、IEを使用したOracle Formsの実行はサポートされなくなりました。
埋込みJavaアプレットとしてOracle Formsを実行するためのIEモードでのMicrosoft Edgeの使用はサポートされていますが、制限があります。
具体的には、IEモードでEdgeを使用しているときに障害が発生したが、サポートされている他のFormsクライアント構成(Formsスタンドアロン・ランチャやJava Web Startなど)で再現できない場合、問題はIEの使用に固有とみなされ、Forms (またはJava)の欠陥として調査されません。したがって、埋込みJavaアプレットとして実行されるOracle Formsの継続的な使用はお薦めしません。
Oracle Reportsの非推奨に関する情報
このリリースに含まれてはいるものの、Oracle Reportsは、Fusion Middleware 12cリリース2 (12.2.1.3.0)の時点で非推奨になりました。
Oracle Reportsの今後の開発は計画されていません。将来のリリースが使用可能になった場合、Oracleは、クリティカルなバグの修正および新たなサポート・テクノロジ・スタックとの互換性のために必要な変更以外の機能拡張をOracle Reportsに対して計画していません。詳細は、ここで入手できるReportsの方針声明を参照してください。
レポート目的としてOracle Analytics Publisher (以前のBI Publisher)に移行することをお薦めします。Oracle Analytics Publisherは、エンタープライズ・レポートのためのOracleの戦略的な製品です。このレポート・ソリューションを使用すると、Webブラウザまたは使い慣れたデスクトップ・ツールを使用して様々なデータ・ソースに対するユーザーが閲覧するピクセルパーフェクト・レポートを作成、管理および配信できます。