カタログ・マネージャを使用したカタログ・データを表示するレポートの作成

カタログ・オブジェクトのカタログ・データを表示するためのレポートを作成できます。レポートは画面上に表示することもファイルに保存することもできます。たとえば、オブジェクトごとにOracle Analyticsに送信されるSQL文を表示するレポートを作成できます。

レポートを作成するとき、空白または空のフィールドはタブ文字としてエクスポートされます。デフォルトでタブをフィールド・セパレータとして使用するレポートを作成する場合、レポート・ファイル内では2つのタブ文字が空白フィールドを示します。

  1. カタログ・マネージャで、カタログの最上位フォルダを選択します。
  2. ツール」メニューから、「レポートの作成」を選択します。
  3. レポートを作成するカタログ・オブジェクト・タイプを選択します。
  4. レポートから同一の行を排除するには、「個別」ボックスを選択します。
  5. 「レポート内の列」リストでレポートに表示する列を指定します。左矢印および右矢印ボタン(<および>)を使用して、列を「使用可能な列」リストと「レポート内の列」リストの間で移動し、プラスおよびマイナス・ボタン(+および-)を使用してレポート内での列の表示順序を設定します。
  6. 「OK」をクリックします。
  7. レポートに適切な列が含まれるようになるまでステップ4 - 7を繰り返します。
  8. ファイルにレポートを保存するには、レポートの保存先フィールドにファイルのパス名を指定します。「参照」ボタンをクリックし、「名前を付けて保存」ダイアログを表示してパス名を選択します(ファイルが存在していない場合は、それが作成されます)。
  9. 「Excel形式」を選択し、Microsoft Excelにインポートできる.tab拡張子でファイルを作成します。
  10. 「OK」をクリックします。

レポートを作成してエクスポートすると、空白または空のフィールドはタブ文字としてエクスポートされます。また、タブ文字をフィールド・セパレータとして使用すると、空白のフィールドは2つのタブ文字として表示されます。

レポートの使用方法の例

カタログ・マネージャからのレポートを使用して、インスタンス内のデータを保守し、問題が発生する前に問題を識別できます。

たとえば、次の操作が可能です。

  • 分析を使用しているダッシュボードを調査します。分析を含むダッシュボード・レポートを作成し、そのレポートで分析を検索します。

  • セマンティック・モデル表で変更された列の影響を受ける分析を調査します。すべての列および式を含む分析レポートを作成し、カタログ・マネージャで置換する必要がある項目についてレポートを検索します。

  • ダッシュボードで使用されているダッシュボード・プロンプトおよび関連フィールド(列、式、サブジェクト領域など)を調査します。分析のレポートを作成し、それらの分析に使用されているフィルタを抽出します。要求される保存済フィルタを使用して式が導出される、フィルタ抽出の例を次に示します。

    例: "Markets"."Region" [Filter, prompted]

  • オブジェクトのACLを調査します。レポートでACLを確認することにより、オブジェクトへのアクセス権が、読取り/書込みなどの適切な権限を備えた適切なロールに付与されていることを検証できます。たとえば、ACLを表示するには、次のように指定します。

    ^biconsumer=RX:steve=F。ここで、キャレット(^)はアプリケーション・ロールを示します。