カタログ・マネージャを使用したカタログ・テキストの検索と置換
カタログ・マネージャを使用して、カタログ内の特定のテキストを検索し、それを他のテキストに置換できます。
具体的には、検索および置換できるものは次のとおりです。
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単純なテキスト文字列(ダイアログを使用)。単純なカタログ・テキスト文字列の検索と置換を参照してください。
たとえば、オブジェクトに文字列「My Misspeled Wirds」が含まれているとします。カタログ・マネージャを使用してその文字列を検索し、適切な文字列である「My Misspelled Words」に置換できます。
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複数または複雑なテキスト文字列(XMLファイルを使用してすべて同時に実行)。複数のカタログ・テキスト文字列の検索と置換を参照してください。
たとえば、管理者が、ワークブック、サブジェクト領域、表または列の名前を変更するとします。表SalesがMySalesという名前に変更されている可能性があります。カタログ・マネージャを使用して、カタログ全体でそのオブジェクトが使用されているすべての箇所を検索して置換できます。
単純なカタログ・テキスト文字列の検索と置換
カタログ内の単純なテキスト文字列を検索し、他のテキストに置換できます。
- カタログ・マネージャでカタログを開きます。
- 「ツール」メニューから「XML検索と置換」を選択します。
- 「旧テキスト」フィールドに、検索するテキスト文字列を入力します。
- 「置換文字列」フィールドに、置換後のテキストを入力します。
- 検索で大文字と小文字を区別しない場合は、「大文字/小文字の区別」ボックスを選択解除します。
- 「OK」をクリックします。
複数のカタログ・テキスト文字列の検索と置換について
検索および置換する各テキスト文字列を識別するXMLファイルをインポートすることで、複数のカタログ・テキスト文字列に対してすべて同時に、より強力な検索および置換操作を実行できます。
テキスト文字列の検索と置換のためのXMLファイル形式
検索および置換のXMLファイルでは、action要素を使用して検索および置換する各テキスト文字列を識別します。
action要素は、commands要素に含まれています。
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command
— 置換するテキストを指定します。有効な値は次のとおりです。-
textReplace
— 列名など、XMLファイル内で一致するすべてのテキストを置き換えます。
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oldValue
— 検索するテキスト文字列を指定します。検索および置換のXMLファイルでtextReplaceコマンドにこの属性を指定する場合は、一般的な文字列とは異なり、完全なJava regex構文を使用する必要があります。文字列を置換する場合は、次の手順を実行する必要があります。
- 角カッコ、丸カッコ、ドル記号、カレットなどの特殊なJava regex文字を置換します。
- バックスラッシュや引用符などの特殊文字を置換します。
- 引用符やアンパサンドなどの特殊なHTML文字を置換します。
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newValue
— 置換テキストを指定します。 -
ignoreCase
— trueに設定すると大文字と小文字が区別されず、falseに設定すると大文字と小文字が区別されます。デフォルト値はfalseです。
検索基準のregex構文で使用するためのサンプル文字列
検索基準にはサンプル文字列を使用できます。
完全なJava regex構文については、次のドキュメントを参照してください。
次のサンプル文字列を、検索基準でregex構文とともに使用します。
入力した検索文字列 | 結果 |
---|---|
a |
検索文字列の前後にワイルドカードが追加され(例: *a*)、文字"a"を含む検索結果が返されます。 |
^a |
検索文字列の後にワイルドカードが追加され(例: a*)、文字"a"で始まる検索結果が返されます。 |
a$ |
検索文字列の前にワイルドカードを追加し(たとえば、*a)、検索でaという文字で終わる結果を返すことが可能になります。 |
a\* |
アスタリスク(*)が後に続く文字を含む文字列(たとえば、a*)を明示的に検索します。 |
? |
疑問符(?)を文字とアスタリスク(*)とともに使用し、文字のゼロ(0)個以上の出現を返します。たとえば、?a*では、aという文字の0個以上の出現が返されます。 |