スナップショットの作成および情報の復元

システムのスナップショットはいつでも作成できます。

スナップショットの作成

管理者は、システムのスナップショットをいつでも作成できます。

  1. 「コンソール」をクリックします。
  2. 「スナップショット」をクリックします。
  3. 「スナップショットの作成」をクリックします。
  4. スナップショットを作成した理由を後で思い出すのに役立つように、スナップショットの短い説明を入力します。

    たとえば、スナップショットの作成理由およびその内容です。

  5. 含めるコンテンツとして、「すべて」または「カスタム」を選択します。
    • すべて - 環境に関するすべてをスナップショットに含めます(ただし、ファイルベースのデータ、プラグインおよび拡張機能を除きます)。
    • カスタム - スナップショットに保存するコンテンツ・タイプのみを選択します。含めない項目の選択を解除します。
  6. 「作成」をクリックします。

最新のコンテンツがスナップショットに保存されます。

スナップショットからの復元

何か問題が発生した場合は、スナップショットを使用してコンテンツを以前の作業状態に簡単に復元できます。また、環境間でコンテンツを移行する場合もスナップショットを復元します。

始める前に、スナップショットの復元に関するヒントを一読してください。

  • スナップショットの復元を開始すると、現在サインインしているユーザーのセッションは終了します。

  • スナップショットから復元した後、復元したコンテンツがリフレッシュするまで待機してください(たとえば、大規模なスナップショットの場合は約15分から30分)。

  • ターゲット環境と同じバージョン(またはそれより前のバージョン)で作成されたスナップショットを復元できます。たとえば、2022年5月の更新を含むOracle Analytics環境のスナップショットを作成した場合、2022年5月以降の更新(2022年7月など)を含む他のOracle Analytics環境にそれをリストアできます。

    Oracle Analyticsのより新しい更新から取得したスナップショットからリストアしようとした場合、予期しない結果が発生することがあります。たとえば、2022年9月の更新を含むOracle Analytics環境のスナップショットを作成した場合は、より古い更新(2022年6月など)を含むOracle Analytics環境にこのスナップショットをリストアしないでください。

  • 別の環境から作成したスナップショットを復元する場合は、ファイルベースのデータセットに関連付けられているデータをターゲット環境にアップロードする必要があります。

    Oracle BI Enterprise Edition 12c (または11g)から作成したスナップショットを復元する場合、Oracle Analytics Serverでは、追加の権限が既存のアプリケーション・ロールに付与されるため、ユーザーはOracle Analytics Serverの新機能に自動的にアクセスできるようになります。スナップショットを復元すると、2つのスクリプト(grantPermissionSetsToBIRoleおよびrevokePermissionSetsFromBIRole)を使用して、ユーザーにあわせて権限の割当てを微調整できます。Oracle Analytics Serverでタスクを実行するための権限の付与または取消しを参照してください。

スナップショットを復元するには:

  1. 「コンソール」をクリックします。
  2. 「スナップショット」をクリックします。
  3. システムの復元に使用するスナップショットを選択します。
  4. スナップショット・アクション スナップショット・アクション・メニューをクリックします。
  5. システムをこのスナップショットが作成された時点の状態に戻すには、「リストア」をクリックします。
  6. 「スナップショットのリストア」ダイアログで、復元する要素のみを選択します。

    たとえば、本番前環境から作成したスナップショットを本番環境に復元している場合は、アプリケーション・ロールを含めないようにする場合があります。本番前のロールは通常、本番環境とはメンバーが異なります。その場合は、復元する前に、「カスタム」を選択し、「アプリケーション・ロール」の選択を解除します。

    1. 必要な「復元」オプションを選択します。
      • スナップショット・コンテンツのみの置換 - スナップショットに含まれるすべてのコンテンツ・タイプ(説明フィールドにリストされる)をスナップショット内のコンテンツに置換します。

        復元プロセスでは、ターゲットのコンテンツ・タイプ全体が置き換えられます。たとえば、ターゲットにワークブックAとBが含まれていて、スナップショットにワークブックAが含まれている場合、スナップショットの復元後、ターゲットに存在するのはワークブックAのみです。

        このオプションは、ターゲットに存在する他のコンテンツ・タイプを置換または削除しない場合、つまりスナップショット内のコンテンツ・タイプのみを置換する場合に選択します。

      • すべての置換 - 既存のすべてのコンテンツを上書きします。既存のコンテンツを、このスナップショットに含まれるコンテンツ(説明フィールドにリストされる)に置換します。

        スナップショットに含まれないコンテンツ・タイプ(ファイルベース・データセット、プラグインおよび拡張機能を除く)は削除され、デフォルト設定に復元されます。

      • カスタム - 復元するコンテンツ・タイプのみを選択します。スナップショット内に保存されたコンテンツで復元したり、コンテンツがスナップショットから欠落している場合はデフォルト設定にコンテンツを復元できます。

        • スナップショット内に保存されたコンテンツは、説明フィールドにリストされます。
        • スナップショットに含まれないコンテンツは、警告アイコン 警告アイコンは使用可能なコンテンツがないことを示します でマークされます。このようなコンテンツをデフォルト設定で復元する場合は、警告アイコンでマークされたコンテンツのみを復元します。

        すべてを復元しない場合は、保持するすべての項目の選択を解除します。

    2. 「カスタム」を選択した場合は、復元する項目のみを選択します。
  7. 監査のために、復元する理由を入力します。

    復元理由を入力することをお薦めします。後で復元履歴を分析するとき、スナップショットを復元した理由を思い出すのにこの情報が役立ちます。

  8. 「復元」をクリックします。

    スナップショットの復元は非常に破壊的な場合があるため、警告メッセージが表示されます。

  9. 選択したスナップショットを復元する場合は「はい」をクリックし、復元を中止する場合は「いいえ」をクリックします。
  10. 復元が完了するまで待機し、復元されたコンテンツがシステム全体でリフレッシュするためにさらに数分間待機します。
    システムの復元にかかる時間は、スナップショットのサイズによって異なります。大きなスナップショットの場合、約15–30分まで許容されます。
  11. サインアウトしてからサインインしなおして、復元されたコンテンツを表示し、新しく復元されたアプリケーション・ロールを継承します(ある場合)。

復元者、復元内容および復元時期のトラッキング

復元履歴を確認すると、復元されたコンテンツと復元時期を正確に調べることができ、復元プロセス中のエラーを確認できます。これは、スナップショットの復元中または復元後に問題が発生した場合に役立ちます。

  1. 「コンソール」をクリックします。
  2. 「スナップショット」をクリックします。
  3. ページ・メニュー ページ・メニュー をクリックし、「リストア履歴の表示」を選択します。

スナップショットの説明の編集

スナップショットに対する説明を追加または更新できます。

  1. 「コンソール」をクリックします。
  2. 「スナップショット」をクリックします。
  3. 編集するスナップショットを選択します。
  4. スナップショット・アクション スナップショット・アクション・メニューをクリックします。
  5. 「名前の編集」をクリックします。
  6. 説明を更新し、「OK」をクリックします。

スナップショットの削除

不要なスナップショットは随時削除します。

  1. 「コンソール」をクリックします。
  2. 「スナップショット」をクリックします。
  3. 削除するスナップショットを選択します。
  4. スナップショット・アクション スナップショット・アクション・メニューをクリックします。
  5. 「削除」をクリックして、スナップショットの削除を確認します。