レポートでのHTML形式データのレンダリング

ここでは、最終的な出力レポートでデータソースのHTML書式設定を保持する方法を説明します。

このセクションには次のトピックが含まれます:

サポートされるHTML機能

サポートされるHTML機能の使用は、出力を書式設定して読みやすさと整合性を確保するために役立ちます。

サポートされるHTML機能は次のとおりです。

  • ハイパーリンク

  • リスト

    • 箇条書きリスト

    • 順序リスト

  • 段落

  • フォント・スタイル(太字、斜体、書式なし、下線、下付き、上付き、取消し線)

  • フォント・サイズ

  • フォント・ファミリ

  • 背景色

  • 前景色

  • 段落の配置(中央、左、右、両端揃え)

  • 段落インデント

次のHTML機能はサポートされていません。

  • ネストされたリスト(インデント付きリスト)

  • HTMLソース・コードを変更することにより手動で挿入されたすべてのHTMLタグや属性。たとえば、挿入された表やイメージなど。

データ・モデル要件

レポートへの入力として使用されるXMLデータは、CDATAセクションにあるデータのHTML部分をラップする必要があります。

データベースのCLOB列に格納されたXHTML文書形式のデータを取得して、生成されたレポートでマークアップをレンダリングできます。

RTFテンプレートの要件

レポートにHTMLをレンダリングするには、RTFテンプレートで次のタグを使用します。

タグは、次のとおりです。

<?html2fo: elementname?>

ここで、elementnameは、HTMLデータを含むXML要素名です。

html2foを使用して'< '文字を含む文字列を表示する場合、html2foでは'< '文字がタグの先頭とみなされるため、出力では'< '文字と後続の文字は文字列に表示されません。

この例では、埋込みHTMLデータが含まれる前述のXMLデータを使用します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<RTECODE>
<![CDATA[
<p><font style="font-style: italic; font-weight: bold;" size="3">
<a href="http://www.oracle.com">oracle</a></font> </p>
<p><font size="6"><a href="http://docs.oracle.com/">Oracle Documentation</a>
</font></p>
]]>
</RTECODE>

このサンプルを書式設定済HTMLレポートとしてレンダリングするには、RTFテンプレートに次のように入力します。

<?html2fo: RTECODE?>