統合されたWindowsシングル・サインオンとの接続を確立できない

Oracle Enterprise Performance Management Cloudが、Microsoft Azure ADとWindowsシングル・サインオンを使用するように構成されている場合は、共有接続を使用してEPM Cloudへの接続を確立しようとすると失敗して次のエラー・メッセージが表示されることがあります。

<serviceURL>/workspace/SmartViewProvidersで実行中のプロバイダは、Shared Servicesプロバイダではありません

プライベート接続を使用すると、次のメッセージが表示されます。

プロバイダに接続できません。

このエラーは、Oracleシングル・サインオン設定に関連しており、ユーザーがMicrosoft Azure ADアカウント(Microsoft Entra IDとも呼ばれる)にすでにログインしているときに発生します。

回避策: このエラーを解決するには、次のいずれかの回避策を試してください。

  • Fusion SSOの設定の間にチューザ・ログイン・ページを有効にします。有効にすると、ユーザーがチューザ・ログイン・ページに移り、会社用サインオンをクリックすることで接続できます。

  • チューザ・ログイン・ページが有効になっていない場合は、Oracle Smart View for Officeの共有接続URLまたはプライベート接続URLを含む完全なURLを、Windowsの「インターネット オプション」でセキュア・サイト・リストに追加します。

    認証中に使用される、すべてのURLを追加してください。

    ノート:

    管理者は、認証に関与するサイトすべてのURLの収集に役立つように、トレースを実行する必要があります。たとえば、本番用の"oraclecloud"サイト(場合によってはテスト・サイト)、およびAzure ADサイトと、Smart View接続URLです。

    URLを短縮するためにアスタリスク(*)を使用しないでください。たとえば、*.oraclecloud.comは使用しないでください。必ず、完全なURLを使用する必要があります。

    Smart View接続URLなどのURLをセキュア・サイトまたは信頼済みサイトとしてWindowsの「コントロール パネル」で追加するには、「インターネット オプション」に移動し、「セキュリティ」タブを選択し、「信頼済みサイト」を選択してから、「サイト」ボタンをクリックします。完全なURLを入力し、「追加」をクリックします。必要なすべての認証URLおよび接続URLについて、これを繰り返します。

    Smart View接続URL構文の例を次に示します。

    • 共有接続:

      https://<serviceURL>/workspace/SmartViewProviders

    • プライベート接続:

      https://<serviceURL>/HyperionPlanning/SmartView

    データ・ソース接続構文の詳細は、Oracle Smart Viewユーザーズ・ガイド共有接続の作成およびプライベート接続の作成を参照してください。