データベース接続の作成

接続には、Oracle Databaseソースおよびターゲットについてのネットワーク接続情報が含まれます。

接続の概要

GoldenGate Freeで使用できる接続タイプと、それらの作成方法について説明します。

接続とは

接続には、データ・ソースまたはターゲットについての接続詳細が含まれます。

GoldenGate Freeでは、現在、Oracle Database接続がサポートされています。

サポートされている接続タイプ

GoldenGate Freeでソースおよびターゲットとして使用できる特定のOracle Databaseバージョンについては、次のリストを確認してください。

次のOracle Databaseバージョンがサポートされています。

  • Oracle Database 11.2.0.4
  • Oracle Database 12.1.0.2
  • Oracle Database 19c
  • Oracle Database 21c、21c XE

ノート:

Oracle Autonomous Databaseおよびウォレット認証はサポートされていません。

Oracle Database接続の作成

Oracle Databaseへの接続を作成してGoldenGate Freeソースまたはターゲットとして使用する方法について説明します。

データベース接続の作成方法を知るには、次の短いビデオをご覧ください:

ヒント:

  • 接続を作成する前に、必ずアーカイブ・ログ・モードを有効にし、データベースを再起動してください。
  • データベースがコンテナ・データベース(CDB)である場合は、sysまたはsystemユーザー資格証明を使用するか、DBAの支援を受けることをお薦めします。
Oracle Database接続を作成するには:
  1. GoldenGate Freeのホームページで、接続の作成をクリックします。
  2. データベース接続の作成構成パネルは6つのページで構成されています。一般情報ページで、データベース名を入力し、オプションで説明を入力します。
  3. をクリックします。
  4. 接続の詳細ページで、接続ロールを選択します。
    • ソースを選択して、ソース・データベース接続を作成します。
    • ターゲットを選択して、ターゲット・データベース接続を作成します。
  5. 接続タイプドロップダウンから基本を選択します。
  6. データベースのホスト名およびポートを入力します。
  7. データベース・タイプで:
    • データベースがコンテナ・データベース(CDB)である場合は、コンテナ・データベース内のプラガブル・データベースを選択します。
      1. コンテナ・データベース・サービス名を入力します。
      2. そのコンテナ・データベースのDBA権限がある場合は、使用可能なSYSDBA権限を選択し、管理者資格証明ダイアログでsysまたはsystemとしてログインします。
      3. プラガブル・データベース・サービス名を入力します。DBA権限でログインした場合は、フィールドにPDB名が自動移入されます。または、PDBリストの取得をクリックしてからドロップダウンでそれを選択できます。
    • データベースがコンテナ・データベースでない場合は、非コンテナ・データベースを選択してから、データベース・サービス名を入力します

    ノート:

    ドメイン名を含むデータベース名をデータベース・サービス名フィールドに入力する必要があります。
  8. をクリックします。
  9. GoldenGate管理者ユーザーページで:
    1. GoldenGate管理者データベース・ユーザーの追加を選択します(まだ存在しない場合)。
    2. GoldenGateユーザー名とパスワードを入力します。

    ノート:

    1. コンテナ(CDB)のOracle Database接続の場合、GoldenGate管理者ユーザーは、通常はc##ggadminです。非CDBのOracle Database接続の場合は、ggadminを使用します。
    2. オブジェクト名やユーザー名で使用できない文字のリストは、サポートされていない特殊文字を参照してください。このリストにある文字がユーザー名に含まれている場合は、パイプラインに問題が発生します。
  10. をクリックします。
  11. (DBA権限でログインした場合は、ステップ13までスキップしてください。)構成の検証ページで、検証をクリックして、データベースがアクセス可能になっておりGoldenGateで使用できる状態であることを確認します。

    データベース接続は、正しいサービス名とパスワードが使用されている場合のみ検証されます。サービス名やパスワードが正しくない場合は、エラー・メッセージが表示され、データベース管理者が分析スクリプトを更新する必要があります。このスクリプトについて詳細を確認してください

    ヒント:

    各ステップのログ・メッセージを表示するには、省略記号(3つのドット)メニューをクリックします。
  12. をクリックします。
  13. 構成ページで:
    • DBA権限がある場合は、分析の実行をクリックします。生成されたスクリプト全体を確認し、推奨される処置をメモした後、SQLの実行を選択してそれをすぐに実行するか、SQLのダウンロードを選択して、DBAがそのスクリプトを個別に実行できるようにします。
    • DBA権限がない場合は、分析スクリプトのダウンロードをクリックし、その実行をDBAに依頼します。このスクリプトについて詳細を確認してください
    • アーカイブ・ログ・モードが有効になっていない場合は、SQLスクリプトをダウンロードし、スクリプト内の指示に従ってアーカイブ・ログ・モードを有効にしてから、データベースを再起動する必要があります。その後、そのSQLを手動で実行してデータベースを準備できます。スクリプトの実行後、ユーザー・インタフェースに戻り、もう一度分析の実行をクリックして検証し、接続の作成を続行します。
  14. 確認ページで、接続詳細のサマリーを確認してから、作成をクリックします。

構成スクリプトについて

構成スクリプトにより、データベースをOracle GoldenGate用に準備し、Oracle GoldenGateでそのデータベースに対して操作を実行するために使用するGoldenGateユーザーを作成します。この対話型スクリプトでは、不整合が検出され、それらの対処方法が示されます。

スクリプトを自分で実行するか、データベース管理者に実行を依頼する場合は、SYSDBA権限が必要です。

SQLスクリプトにおいて次の情報を指定していることを確認してください:
  • データベース(コンテナ(CDB)、プラガブル(PDB)または非コンテナ(CDB))のサービス名
  • Oracle GoldenGateユーザーが使用するパスワード
次に、Oracle GoldenGateのユーザー名および表領域名のデフォルト値を示します。これらの値は変更できますが、デフォルト名のままにすることをお薦めします。
  • CDBユーザー: C##GGADMIN
  • PDBユーザー: GGADMIN
  • 非CDBユーザー: GGADMIN

デフォルトのOracle GoldenGate表領域名はGG_ADMIN_DATAです。

Oracle GoldenGateのためのデータベースの準備について詳細を確認してください

スクリプトの実行後、出力で、データベース情報、Oracle GoldenGate用のデータベース設定のステータス、およびOracle GoldenGateユーザーに付与されたデータベース権限の確認が示されます。スクリプトの出力で報告された不整合とエラーには、それらの修正方法に関するガイダンスも含まれています。これらのエラーは、接続とパイプラインを作成する前に修正する必要があります。

たとえば、データベースでアーカイブ・ログ・モード(Oracle GoldenGateで必要)が有効になっていない場合、分析の出力では、アーカイブ・ログ・モードを有効にしてからデータベースを再起動する方法が示されます。

次のステップ

GoldenGate Freeでソース接続とターゲット接続を作成した後は、次のことができます: