1.2 SQL Developerのインストールおよび起動

ここでは、SQL Developerをインストールする手順を、サポートされているすべてのシステムについて各項に示します。

SQL Developerでは、インストーラは不要です。SQL Developerをインストールするには、解凍ツールが必要です。無償のクロス・プラットフォーム解凍ツールInfo-Zipをダウンロードします。http://infozip.sourceforge.net/で入手できます。

ノート:

SQL Developerを既存のORACLE_HOMEにインストールしないでください。Oracle Universal Installerを使用して削除することができなくなります。

また、既存のsqldeveloperフォルダまたはディレクトリにSQL Developerをインストールしないでください。最初に既存のsqldeveloperフォルダまたはディレクトリを削除するか、異なる場所に新しいバージョンのSQL Developerをインストールしてください。

ノート:

以前のリリース(Early Adopter)バージョンのSQL Developerを使用している場合で、正式版のリリース・キットをインストールした後も、この以前のリリース・バージョンを使用し続ける場合は、以前のリリース・バージョンに使用したディレクトリとは別のディレクトリに正式版のリリース・キットを解凍する必要があります

SQL Developerをインストールする前に、このマニュアルの残りの項を参照して、最初に把握しておくことや実行しておくことがないかを確認します。

SQL Developerのインストール・ステップは、SQL DeveloperをJava SDK (JDK)リリース11がインストールされていないWindowsシステムで使用するかどうかによって異なります。

  • JDKリリース11がインストールされているWindowsシステムの場合は、「Windowsシステム」の手順に従います。

  • その他のシステム(JDKリリース11がインストールされていないLinuxシステム、Mac OS XシステムおよびWindowsシステム)の場合、「LinuxおよびMac OS Xシステム」に従います。

1.2.1 Windowsシステム

JDK が含まれているWindows 64-bit版のSQL Developerファイルを使用できる場合は、それをWindows 64-bitシステムにダウンロードし、付属する組込みのJDKを使用します。

一方、使用しているWindows 64-bitシステムでJDKを使用する場合、JDK (まだインストールしていない場合)とWindows 32/64-bit版SQL Developerファイルをインストールできます。こうすると、SQL DeveloperはシステムにインストールされたJDKを使用します。インストールするJDKのビット・レベル(32-bitまたは64-bit)によって、SQL Developerが32-bitアプリケーションとして実行されるか、64-bitアプリケーションとして実行されるかが決定されます。

ノート:

既存のsqldeveloperフォルダにSQL Developerをインストールしないでください。最初に既存のsqldeveloperフォルダを削除するか、異なる場所に新しいバージョンのSQL Developerをインストールしてください。

Windowsシステムにインストールするには、次のステップを実行してください。

  1. SQL DeveloperのOracleページ(https://www.oracle.com/database/sqldeveloper/)にアクセスします。

  2. 適切なJava Development Kitのインストールを必要としない、または希望しない場合はステップ3に進みます。それ以外の場合は、次のようにJDKをダウンロードしてインストールします。

    1. Javaダウンロード・ページで、「Java 11」タブ(https://www.oracle.com/java/technologies/downloads/#java11)を選択します。

    2. 必要なダウンロードのリンク(たとえば、Windows 64-bitシステムの場合は「Windows x64」のリンク)をクリックします。

    3. システム上の任意の場所("temp"フォルダなど)にファイルを保存します。

    4. JDKをインストールします(たとえば、Windowsの場合は.exeファイル名をダブルクリックし、表示される手順に従います)。

  3. SQL DeveloperのOracleページ(https://www.oracle.com/database/sqldeveloper/)で、SQL Developerのダウンロードをクリックします。

  4. ライセンス契約を読み、同意してください。

  5. SQL Developerをダウンロードおよびインストールする手順を実行します。

JDKのフルパス名を入力するように求められたら、「参照」をクリックして、JDKフォルダを検索します。たとえば、Windowsシステムでは、C:\Program Files\Java\jdk 11.0のようなパス名になる場合があります

  1. SQL Developerファイルを選択したフォルダ(ディレクトリ)に解凍すると、<sqldeveloper_install>として参照されます。ファイルを解凍する際は、フォルダ名の使用オプションをチェックしてください。

  2. SQL Developerファイルを解凍すると、<sqldeveloper_install>フォルダの下に、sqldeveloperというフォルダが作成されます。たとえば、ファイルをC:\に解凍した場合は、C:\sqldeveloperというフォルダがいくつかのサブフォルダとともに作成されます。

    SQL Developerを起動するには、<sqldeveloper_install>\sqldeveloperに移動して、sqldeveloper.exeをダブルクリックします。Linuxシステムの場合、sh sqldeveloper.shと入力します。

JDKのフルパス名を入力するように求められたら、「参照」をクリックして、JDKフォルダを検索します。パスは、C:\Program Files\Java\jdk11.0のような名前です。

SQL Developerが起動したら、「接続ナビゲータ」の「接続」ノードを右クリックし、「新規接続」を選択すると、任意のデータベースに接続できます。また、エクスポートされた接続(「以前のリリースからの情報の移行」または「SQL Developerの削除」を参照)がある場合、それらの接続をインポートして使用できます。

「ヘルプ」「目次」をクリックし、SQL Developerの概念と使用方法のヘルプ・トピックを読むと、SQL Developerについて学習できます。

1.2.2 LinuxおよびMac OS Xシステム

SQL Developerでは、システムにJDK 11がインストールされている必要があります。JDKをインストールする必要がある場合は、https://www.oracle.com/java/technologies/downloads/#java11を参照してください。

ノート:

既存のsqldeveloperディレクトリにSQL Developerをインストールしないでください。最初に既存のsqldeveloperディレクトリを削除するか、異なる場所に新しいバージョンのSQL Developerをインストールしてください。

ノート:

Macintoshシステムでは、フォームsqldeveloperxxx.tar.gzにMacintosh固有のアプリケーションが提供されます。展開すると、applicationsフォルダに置くことのできるMacintoshアプリケーションとして表示されます。このファイルを展開することを選択すると、そのフォルダのすべての古いsqldeveloperアプリケーションが置換されます。

SQL Developerをインストールして起動するには、次のステップに従います。

  1. SQL Developerキットを任意のディレクトリ(フォルダ)に解凍します。(キットを解凍する際は、フォルダ名の使用オプションをチェックしてください。)このディレクトリの場所を、<sqldeveloper_install>と表します。

    SQL Developerキットを解凍すると、<sqldeveloper_install>ディレクトリの下にsqldeveloperというディレクトリが作成されます。また、多くのファイルおよびディレクトリが、このディレクトリに配置されます。

  2. SQL Developerを起動するには、<sqldeveloper_install>ディレクトリの下のsqldeveloperディレクトリに移動して、sh sqldeveloper.shを実行します。

SQL Developerが起動したら、「接続ナビゲータ」の「接続」ノードを右クリックし、「新規接続」を選択すると、任意のデータベースに接続できます。また、エクスポートされた接続(「以前のリリースからの情報の移行」または「SQL Developerの削除」を参照)がある場合、それらの接続をインポートして使用できます。

「ヘルプ」「目次」をクリックし、SQL Developerの概念と使用方法のヘルプ・トピックを読むと、SQL Developerについて学習できます。