「ノード・ドクター」を使用したワーカー・ノードの問題のトラブルシューティング

クラスタに「アクティブ」または「実行中」以外の状態のワーカー・ノードがある場合、「ノード・ドクター」ユーティリティを使用して問題をトラブルシューティングします。

「ノード・ドクター」はワーカー・ノードをスキャンし、ノードのヘルス・ステータスをレポートします。 「ノード・ドクター」は、次のタスクを実行できます:

「ノード・ドクター」はワーカー・ノードでのみ使用します。 「ノード・ドクター」はOKEイメージにインストールされるため、「ノード・ドクター」はクラスタ・コントロール・プレーン・ノードでも使用できます。 コントロール・プレーン・ノードでは「ノード・ドクター」を使用しないでください。

「Oracle Private Cloud Applianceリリース・ノート」で、「ノード・ドクター」が最初に配信されたリリースを確認します。 ノード・プールがそのリリース以降で作成されている場合は、このトピックの手順を続行できます。 ワーカー・ノード・イメージが以前のリリースからのものである場合、そのノードは「ノード・ドクター」にアクセスできません。 Private Cloud Applianceが「ノード・ドクター」を含むリリースを実行している場合は、ノード・サイクリングを使用して古いワーカー・ノード・イメージを更新できます。 「OKEノード・プールのノード・サイクリング」を参照してください。

SSHを使用したワーカー・ノードへの接続

トラブルシューティングするワーカー・ノードに接続するには、次のステップを実行します。

  1. 秘密SSHキーと公開SSHキーのペアがあることを確認します。

    ノードの作成時にノードに追加された公開キーに付随する秘密キーが必要です。

  2. ノードのユーザー名を取得します。 OKE イメージには、初期ユーザー名opcが構成されています。

  3. トラブルシューティングに必要なワーカー・ノードのIPアドレスを取得します。

    IPアドレスは、「コンピュートWeb UI」のノード詳細ページの「ネットワーキング」タブにあります。

    • ノードにパブリックIPアドレスがある場合は、パブリックIPアドレスを使用します。

    • ノードがプライベートIP上にある場合は、バスチョン・ホストを介してノードに接続します。

      バスチョン・ホストが使用できない場合は、「バスチョンの作成」を参照してください。

  4. ローカル・システム(パブリックIPアドレス)またはバスチョン・ホスト(プライベートIPアドレス)のシェル・プロンプトで次のコマンドを入力します:

    ssh -i private_key_file username@ip-address

    • private_key_file。 ノードの作成時にノードに追加された公開キーとともに送信される秘密SSHキーを含むファイルのフルパスおよび名前。

    • username。 ノードのデフォルトのユーザー名。 この値は、おそらくopcです。

    • ip-address。 ステップ3で取得したノードのIPアドレス。

  5. 次のファイルを実行する権限があることを確認します:

    /usr/local/bin/node-doctor.sh

トラブルシューティング情報の印刷

「SSHを使用したワーカー・ノードへの接続」の説明に従ってワーカー・ノードにログインしているときに、次のコマンドを入力して、潜在的な問題領域を特定する情報を出力します: 

$ sudo /usr/local/bin/node-doctor.sh --check

その他のオプションを表示するには、次のコマンドを使用します:

$ sudo /usr/local/bin/node-doctor.sh --help

サポート・バンドルの作成

問題を解決できない場合は、次のコマンドを使用して、Oracleサポートの関連情報を含むサポート・バンドルを作成します: 

$ sudo /usr/local/bin/node-doctor.sh --generate

サポート・バンドルは、oke-support-bundle-dateTtime.tarとして/tmpディレクトリにあります。

ノート:

/tmpディレクトリを監視して、それが一杯にならないようにします。 たとえば、rmコマンドを使用して古いファイルを削除します。

サポート・チケットへのバンドルのアップロードについては、次のリソースを参照してください: